技術革新の源泉となる科学研究論文で、コンピューター科学や化学など4分野で中国が世界トップにたったことが文部科学省所管の科学技術振興機構の調査でわかった。主要8分野を米国と分け合った形で、米国1強から「米中2強」の時代に突入した。科学技術予算の急増のほか、海外在住の中国人研究者の獲得や若手教育などの政策が功を奏している。3年連続のノーベル賞受賞に湧く日本は低迷。技術革新や産業競争力で後れをとりか
東日本大震災後に、海外の大学や研究機関から東京大や東北大の研究者らにヘッドハンティングを働き掛けるメールが相次いで届いていることが7日、分かった。 鈴木寛文部科学副大臣が大学関係者から聞いた話として同日の記者会見で明らかにした。日本での研究活動に制約があると決めつけた「風評被害」だとして不快感を表明した。 鈴木副大臣は具体的なメールの数などを明らかにしていないが、東北大などの相当数の優れた研究者らの元に海外から「被災で大変で研究活動ができないだろうから、これを機に移ってきたらどうか」などと「海外移籍」を持ちかける話が相次いでいるという。 文科省もこれまでに震災を理由に研究者が「海外移籍」した事例などについて把握していないとしているが、こうしたメールは実在する研究機関から出されているという。ただ、日本での研究活動が震災で制約を受けたとする前提に立った内容になっており「実態とは異なる風評(被害
スイス・ジュネーブ(Geneva)郊外にある欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)の世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider、LHC)」で、実験成功に歓声を上げる研究者ら(2010年3月30日撮影)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI 【3月30日 AFP】欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)は30日、世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider、LHC)」で、過去最大のエネルギー量で陽子同士を衝突させ、宇宙を生んだ「ビッグバン」直後に近い状況をつくることに成功したと発表した。 CERNの広報担当者は「7TeV(7兆電子
太陽系外惑星「CoRoT-9b」の想像図(2010年3月17日提供)。(c)AFP/INSTITUTO DE ASTROFISICA DE CANARIAS 【3月18日 AFP】太陽系外惑星の探索を行っている天文学者チームは17日、恒星の間近を回っているにもかかわらず表面温度が低い、木星サイズの系外惑星を初めて発見したと、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。 太陽系外惑星は1995年に初めて発見されて以来、これまでに400個以上が確認されているが、その大半は、表面温度が1000度以上と超高温で大質量の巨大ガス惑星、いわゆる「ホットジュピター」と呼ばれるものだった。 今回「CoRoT-9b」と名付けられた系外惑星は、フランスの軌道望遠鏡が2008年に発見したもの。地球から1500光年離れたへび座に位置し、恒星「CoRoT-9」を約95日周期で公転している。恒星との距離は、太陽系に
ドイツ・ミュンヘン(Munich)の本屋で、ハリー・ポッター(Harry Potter)の衣装で本を売る店員(2005年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/TIMM SCHAMBERGER 【3月19日 AFP】世界的ベストセラー小説の主人公、ハリー・ポッター(Harry Potter)の「透明マント」を実現できる日は、そう遠くないかもしれない――。欧州の研究者らが18日、3Dの「マント」で物体の存在を見えなくすることに成功したとする論文を米科学誌サイエンス(Science)に発表した。 このマントは、ドイツのカールスルーエ技術研究所(Karlsruhe Institute of Technology、KIT)と英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)が開発したもので、木を山積みしたような構造の光結晶によって、金色の表面にある小さなコブを隠
都内の福祉施設で、ロボットスーツ「HAL(ハル)」を体験するデンマークのラース・ロッケ・ラスムセン(Lars Loekke Rasmussen)首相(中央、2010年3月8日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【3月9日 AFP】来日中のデンマークのラース・ロッケ・ラスムセン(Lars Loekke Rasmussen)首相は8日、都内の福祉施設を訪れ、同施設が導入しているロボットスーツ「HAL(ハル)」の使い心地を実体験した。 HALは体の表面を流れる微量の電流をとらえて筋肉の動きを予測し、装着者が意図した方向に自動的に動く仕組み。身体障害者の歩行支援や福祉関係者の患者運搬支援などに使われる。ユーザーが着用することで、そのユーザーの体の動きを学習するという。 上着を脱いでデモンストレーションに臨んだラスムセン首相は、HALを装着はしなかったが、袖をまくった腕に電気センサ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く