【動画】東京スカイツリーや郊外の駅前……。男たちが黙々と手を動かし、綿密な漫画の背景画を仕上げていく。その後ろには漫画家の苑場さんが立って助言する 民間企業と運営する刑務所 山口県美祢市出身の漫画家・苑場凌さん(56)(=本名、渋谷巧さん)は高校を卒業後、上京して美容学校に通ったものの、幼いころから好きだった絵の道へ。24歳の時に「講談社週刊少年マガジン新人賞」を受賞してデビュー。コメディーやミステリー、幕末の長州を描いた歴史作品など幅広いジャンルの作品を描き続けています。 そんな苑場さんが受刑者に作画の指導をしているのが、山口県美祢市にあるPFI刑務所「美祢社会復帰促進センター」です。 “PFI刑務所”とは、国(法務省)と民間企業がいっしょに運営している刑務所のこと。“民間企業の経営能力や技術を生かして公共施設を運営する”という意味をもつ「プライベート・ファイナンス・イニシアチブ方式」の