これまで私は欧州、特にイギリスの高学歴層の間ででいかに「リベラリズム/liberalism」が根強いかということを伝えてきた。イギリスの若者のEU離脱に対する反応や、「人種差別」に関するタブーなど、例を挙げれば枚挙に暇がない。 実際、北米を含む「欧米」に於ける「言論の自由」をめぐる状況は大変厳しいと言わざるを得ない。事実上、圧倒的なメディア・アカデミック双方の権力を笠に着ているリベラル派が少しでも「右寄り」な、特に「性差別的」あるいは「人種差別的」な意見を悉く圧殺しているのが現状だ。 「グーグル」などの王手検索エンジンをはじめ、YoutubeやFacebook、Twitterに至るまで、英語メディアにおける「言葉狩り」は驚くほど苛烈だ。 例えば、英語圏ではそこそこ有名なユーチューバのAtheism is Unstoppable (AIU)は、その名が示す通り元々「反宗教」をテーゼとし、 “