そして、映画は3本では終わらなかった。3作目『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)がまたヒットした後、スピルバーグとフォードはもう1本作りたいと言ったのだ。それで、次はインディに何を追いかけさせるのかを考えたが、頑固者でこだわりの強い3人は、なかなか意見が合わない。途中、ルーカスは、「もともと三部作だったのだから、もう終わりでいいだろう」と思ったという。 しかし、ようやくみんなが納得するストーリーが決まり、3作目から19年後の2008年、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が、カンヌ国際映画祭で世界プレミアとなった。 この4作目には、インディが存在を知らなかった息子の役で、シャイア・ラブーフが出演する。ラブーフはスピルバーグ製作の『トランスフォーマー』の主役にも抜擢された若手俳優で、『インディ・ジョーンズ』シリーズは、ラブーフに代替わりして続くのではないかとの憶測も