80年代、90年代のF1を席巻した“名門”ウイリアムズは、2015年に3位を獲得して以降徐々にランキングを落とし、2018年には合計7ポイントで最下位まで転落。2019年は1ポイント、翌2020年はノーポイントに終わった。 このように低迷していたことから、ウイリアムズは1ポイントでも獲得できれば嬉しい、そんな状況と言えた。しかし、2021年は第15戦ロシアGPを終えた時点で既に23ポイントを獲得している。 アルファロメオ(7点/9番手)とハース(0点/10番手)を大きく引き離していることから、ウイリアムズは選手権ポイント剥奪などの異常事態が発生しない限り、アストンマーチンの後ろ8番手のポジションは安泰であろう。 今季の初ポイント獲得は第11戦ハンガリーGPでのダブル入賞。レース1周目の1コーナーで起きた多重クラッシュをニコラス・ラティフィとジョージ・ラッセルのふたりともが無傷で切り抜けたと