oriza.seinendan.org 平田オリザ騒動についての雑感。 ある有名人が人の癇にさわるようなことを言う。わたし自身としてもその発言を見聞して不愉快な気持ちになり、身内との会話でその話題を出して文句を言ったり愚痴ったりすることもあれば、SNSにネガティブな意見を書き込むこともある。 とはいえ、その人物を批判して糾弾することがネット上の潮流となっていることを知れば、自分からわざわざその人物を批判することはほとんどない。すでに他人が言ったり書いたりしていることを再生産することは意味のないことであるからだ。他の人たちが書いている意見がわたしのものとは異なっていて、自分の抱いている意見や感情がまだ誰にも代弁されていないな、と思ったら自分から表現する場合もあるけれど。 しかし、ある人がネット上で「パブリックエネミー」と扱われはじめて、その人に対する批判意見なら何を言ってもいいという段階にな
「かつてのインターネット文化などについて語り合う人々の集まり」を意味するネットスラング「インターネット老人会」。実際にそのような会合が存在するというよりは、“インターネットの昔話”をするTwitter上のハッシュタグなどとして定着しています。 そこに投稿されたツイートを見てみると、「キリ番」「テレホーダイ」「ギコ猫」「FLASH」、さらには「魔法のiらんど」など、懐かしい言葉がズラリ。ああ、あの頃のインターネットはもう過去の存在になってしまったのか、と思わずにはいられませんが……実は誤解があることも。 というのも、「魔法のiらんど」は現在も運営が続いており、媒体資料によると、月間PV(ページビュー)はなんと10億もあるのだとか。過去の存在どころか、現役バリバリで活躍している同サービスについて、KADOKAWAに取材しました。 「無料ホームページ作成」で人気を集めた魔法のiらんど 魔法のiら
PR みなさんは「ろじっくぱらだいす」(ろじぱら)というサイトをご存知でしょうか? 1999年に開設された個人テキストサイトで、20周年を迎えた今年になってもいまだにほぼ毎日更新を続けているという伝説のサイトです。 ろじっくぱらだいす かつてネットで大流行したテキストサイト黄金期の第一線で活躍し、動画コンテンツなどが台頭した今でも変わらないスタイルで更新を続けているろじぱら。長くネットをやっている人なら一度は目にしたことも多い古参サイトです。今でもその人気は衰えず、最近はアニメ「宇宙よりも遠い場所」(よりもい)の聖地巡礼で南極に行ってしまう、という無茶をしたことでも話題になりました。 20年間もサイトを毎日更新し続けるとは一体どういう心境なのか? 激動のネットの中でずっと変わらずにいる秘訣とは? ろじぱら管理人(懐かしい呼び方)のワタナベさんに、数々の裏話や黒歴史について聞いてきました。イ
はい! 2019年1月20日をもちまして! ろじっくぱらだいす! 20周年を迎えましたー!(キャー!) (ステキー!) (ワタナベサン カッコイイー!!) (ダイテー!) 「ろじぱらのはじまり」を思い起こすと、そう、あれは私が大学生のとき。大学生協の書籍コーナーにあった 「インターネットを使えば、こんなに素敵な画像が見放題!(パツキン美女のあられもない姿)」 という書籍に深い感銘と感動を覚えたことから始まります。 「これこそが世界を変える思想であり、今後の文化の礎(いしずえ)となり得る革命的技術である。パツキン美女はあくまでその一面でしかない。あくまで」 と、 理系大学生だった私は瞬時に理解し、パツキン(略)を楽しめるというURLを天才的頭脳で記憶し、すぐに大学のインターネット端末へと赴き 「オフォwww パツキン美女のwww 文化的なwwww 箇所がwwww ヌフォwwww」 と、先
「神保町編集交差点」(主催:BLOGOS、企画:株式会社ツドイ)は、現場で奮闘する若き編集者の方々に、一線級の「編集術」を届けることを目的とした、月に一度の連続トークイベントです。このnoteでは、そのレポートを掲載させていただきます。 第五回のテーマは、「おもしろい『チーム』の作り方」。林雄司さんと、原宿さんにご登壇いただきました。 林雄司さんは、『デイリーポータルZ』の編集長。『デイリーポータルZ』は、ジャンル問わず、トレンドを追わずの、ライターたちが興奮したことだけを載せた“オルタナ系ポータルサイト”。「愉快な気分になりますが、役に立つことはありません」のキャッチコピーのもと、個性豊かな記事が毎日更新されています。 一方の原宿さんは、『オモコロ』の編集長。“あたまゆるゆるインターネット”の名のごとく、ゆるくて笑えるコンテンツを配信する『オモコロ』は、月間1000万PVの人気サイト。有
日本人最多とされる殺害予告を受け、6年以上に渡って誹謗中傷を受け続ける「炎上弁護士」唐澤貴洋が、初の著書『炎上弁護士 なぜ僕が100万回の殺害予告を受けることになったのか』(日本実業出版社)を12月13日に上梓する。自身の生い立ちから弁護士を目指すまで、そして“炎上”との戦いの日々が赤裸々に明かされた1冊となっているが、同時に唐澤弁護士は『AbemaPrime』(AbemaTV)、『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演、メディア露出にも積極な姿勢を見せるようになっている。 同書では「ネット炎上に巻き込まれない方法」として、「情報発信には細心の注意を払う」こと、究極には「ネット上に書き込み自体しない」とまでつづられているが、一体なぜ“炎上弁護士”は、自ら公の場に登場するようになったのか。本人を直撃した。 唐澤 一番の目的としては、本を出したことと同じ理由になりますが、法改正に向けて新
「将太の寿司」がネットで無料読み放題になったことから、今まで読んでなかった人が読んで、話題にされている状況について、僕はとてもにっこりしています。なぜなら僕は「将太の寿司」がすごく好きだからです。ただの一読者でしかありませんが、将太の寿司を読む人たちの感想などをわざわざ検索して読みながら、そうだろうそうだろうと、「うむ」と頷いたりしています(なおスキマでの読み放題は今日で終わります)。 それは良かった話なんですけど、今回は、なんでこんなに流行ったのかな?という疑問はあって、例えば、「喰いタン」や「ミスター味っ子」も同時に無料公開されているのに、いや、そちらもそちらで話題になっているとはいえ、「将太の寿司」ほどではないように見えるからです。その違いは何でしょうか? ここからは僕の考えを書いていきます。 インターネットで話題になりやすいのは、「ツッコミどころ」ではないかということを前々から思っ
浜田 敬子 [ジャーナリスト/前Business Insider Japan統括編集長] and 松本幸太朗 Aug. 09, 2018, 05:00 PM テクノロジー 17,314 人気ブロガーのHagexさんが刺殺されるという衝撃的な事件から1カ月半が経った。なぜあの事件は起きてしまったのか。 インターネットの変遷を見続け、ソーシャルメディアの草創期もよく知るアジャイル・メディアネットワークCMOでブロガーの徳力基彦さんとネットニュース編集者の中川淳一郎さんが、事件が起きた背景などについて論じた。 <Hagexさん刺殺事件の経緯>2018年6月24日午後8時ごろ、福岡市中央区内の起業家支援施設で開かれたイベントで、講師を務めたインターネットセキュリティー関連企業の岡本顕一郎さん(41)がナイフで殺害され、松本英光容疑者が殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕された。 松本容疑者はネット上で「低
弊社代表取締役である永田及び弊社らに対する現在係争中の訴訟に関する件がインターネット上等に掲載されていることにつきまして、ユーザーの皆様及び取引先の皆様にはご心配をお掛けしておりまして誠に申し訳ございません。 永田より、現在の状況では代表取締役としての職責を果たすことが困難であることを理由に、弊社及び子会社の代表取締役及び取締役辞任の申し入れがあり、弊社取締役会にてこれを受理しました。 後任の代表取締役には、現取締役の國枝信吾が就任します。 なお、本件に関しましては、関係者のプライバシーに関するものが含まれること等から、弊社としてコメント等を差し控えさせていただきます。 以上
かつて「サラ金業者と対決する」「援助交際女子高生と対決する」などの”対決シリーズ”と呼ばれる企画を世に送り出し、一世風靡したテキストサイト「Numeri」の管理人・pato氏。 当メディア「SPOT」においても、総移動距離1,035.4kmの「年越し最長大回り」乗車レポや、2018年4月1日に廃線となった三江線の全駅のレポート(徒歩)などのストイックすぎる企画に挑戦。どの記事もSNS上での反響は凄まじく、読み手から「頭がおかしい」「狂っている」「文章が長すぎる」「いい加減にしろ」といった高い評価を得ているライターである。 今回は、そんなpatoさんにSPOT編集部でインタビューを行った。 4月某日、都内某所の安居酒屋で、編集長のヨッピーを聞き手に交え座談会のような形でpato氏を囲み、謎のヴェールに包まれた私生活やこれまでに行ってきた企画の裏話、また今後の目標に迫った。 お酒好きのpato
朝起きたら自分がオカズにされた回数が表示される世界だった 視聴回数3.1万回・4か月前 クソコラありす&BEMYBABYで橘ありす生誕祭 視聴回数5.6万回・1年前 アイドルにセックスしたくなる光線を撃ってみた 視聴回数3.6万回・2年前 菜々さんのパンツを透視!【ノベマス短編】 視聴回数3.8万回・2年前 女子会で猥談が始まって錯乱するアスタリスク【誤解コント】 視聴回数5.2万回・3年前 昭和時代のエ○本の意外な内容!? 視聴回数50万回・1か月前 B級映画紹介 視聴回数16万回・1か月前 ジャンプの黄金期はいつなのか 視聴回数4.6万回・1か月前 ときメモONLINEの思い出 視聴回数4.6万回・1か月前 9分でわかる大川隆法 視聴回数3.7万回・3週間前 はいどうもー! バーチャルニコ動投稿者のちゆ12歳です!!ლ(´ڡ`ლ) いつも応援ありがとうございますっ! さて、最近のバーチ
自分もネットスラングやジャーゴン、テンプレの起源を探る試みは大好き(たとえばhttp://togetter.com/li/902024をご覧ください)なのですが、文章やシチュエーションが複雑になればなるほど難しい。 そんな難しい調査に、ジェット・リョー @ikazombie さんが取り組まれました。ひとつは、まさに調査が緒に就いたばかり。ご協力を。 カテゴリは「社会学」に。
テレビの街頭インタビューで口にした一言がきっかけで、インターネット上で一躍「時の人」となった男性がいる。 2018年3月初旬から注目を集めたこの男性は、ネットで「自己防衛の人」「自己防衛おじさん」などと呼ばれている。きっかけは、JR新橋駅のSL広場で行われた報道番組のインタビューで、年金問題について、 「お金いっぱい欲しいんだったらさぁ。年金あてにしちゃダメじゃない?自己防衛。投資。海外移住...日本脱出だよね」 などと語ったことだ。 しかし、このインタビューの模様が放送されたのは16年12月のこと。なぜか、放送から丸1年以上が経ったタイミングで大ブレーク。ツイッターには、男性を描いた二次創作イラストもあふれている。 こうした現象について、当人はどう感じているのか。J-CASTニュースが、突如としてネットの有名人になったこの男性にインタビューした。 ツイッターのフォロワーが500から3万人
山本一郎さんとのイベントも終わった事だし、「色々騒ぎを起こしてすいませんね」という気持ちと「反省しなきゃな」という気持ちと「消耗した」という気持ちがごっちゃになっていますし、他にも色々誤解と言いますか、「それは事実じゃない!」ってムキーってなることもあったりするので全部まとめて書いておこうと思います。イベントのレポートについてはそのうちあがると思うのでそちらを見て頂ければと思います。 最初に言っておくとこのエントリって死ぬほど長いし、ひょっとしたらもっとアホだのボケだのって批判されるかも知れない。ただ、僕は以前「批判を恐れずに発言すること」よりも、「批判を恐れながら、多くの人に理解して貰う事を願って発言すること」の方が尊い、みたいな事をどこぞで言った事もあるのでその気持ちで書きます。つまり、僕を批判する多くの人達に、「出来れば理解して欲しいなぁ」と思いながら書いております。 【「それは誤解
今のインターネットはつまらない、昔のテキストサイト時代は自由で面白かったよな〜。 みたいなことを言う人が後を絶ちませんし、僕も一部は同意するんですが、 侍魂をリスペクトするのだけは「?」が出るんですよね。 というのも、当時、インターネットをよくやっていた人たちほど「侍魂(笑)」的な評価を下してましたし、今で言うリア充やスイーツの読み物として扱われてたんですよ。 「一般ウケはするけど、それだけだよね」 「先行者だけの一発屋だよね」 「しかもそれも自分で作ったわけじゃないからね」 といったところがコアなネットユーザーのコンセンサスだったんですよ。 それなのに今は侍魂が頂点で、最も尊敬を集めていたみたいな「歴史観」が流布されてるじゃないですか。 いやいや、読者はともかくテキストサイトの作り手で本当に侍魂をリスペクトしていたやつなんて少数でしょ。 むしろ「あんなもんどこが面白いんだ」みたいなエネル
ある日、突然、身の覚えのない「殺人犯」と名指しされたことから、お笑い芸人・スマイリーキクチさんの人生は一変した。最初の書き込みは、1999年のこと。仕事が軌道に乗りはじめた頃だった。まさか、この日から10年にわたって、格闘が続くとは思わなかったという。 キクチさんが突然、事実無根の「殺人犯」にされた事件とは、1988年〜1989年に東京・足立区で発生した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」のこと。全く無関係であるのにもかかわらず、2ちゃんねるや個人ブログ、Yahoo!知恵袋などに書き込みは続き、ようやく2009年になって、書き込んだ19人が摘発された。2011年には、10年間の戦いをまとめた「突然、僕は殺人犯にされた」(竹書房)を出版している。 しかし今もなお、殺害予告、中傷はやまない。いまだに事件との関連を示す「根も葉もない情報」はネット上に漂い、殺害予告は、1年に1度くらいはあるそうだ
BuzzFeedには、他のネットメディアでよく見られるバナー広告がありません。代わりに、広告主の明記した記事形式の「ブランド広告」(スポンサードコンテンツ)を提供して、収益源としています。 ネットの広告はこれまでクリック単価やコンバージョン単価を追いかける「ダイレクトレスポンス型広告」が主流でした。ブランド型広告の中でも、企業メッセージありきで作られるものが大半で、読んで面白い広告はまだまだ限定的というのが現状です。 (この問題については以前「BuzzFeedの広告は記事広告ではありません」という記事にまとめました) ――ヨッピーさんはネイティブ広告をたくさん作っていますよね。 はい! お金、大好き! 今日も「銭ゲバっぽい衣装で来よう」と思ってしつらえたら、気づいたら高円寺の古着屋の店長みたいな格好になりました。 ――ヨッピーさんはお金を払えばなんでも書いてくれるんでしょうか…? いや、そ
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