中国人住人の数が半数を超えた埼玉県川口市のマンモス団地に2014年から移り住み、「顔の見える関係作り」に奔走する。 商社マンだった20代のころ、ノルウェー支社で文化摩擦を体験した。ノルウェー人は仕事場に犬を連れてくるなど働き方も労働観も違う。それなのに、日本人上司は理解できず、いらついていた。 …
高齢者と中国人が多いとされる川口市の大規模団地「芝園団地」で、地域コミュニティーの再生に取り組む学生たちがいる。高齢化と国際化で揺らぐ姿を将来の「日本の縮図」ととらえ、問題解決の糸口を探そうと集った仲間たち。「芝園かけはしプロジェクト」と名乗り、交流イベントを重ねて文化や年代の違う人たちをつなげている。 「さあ、ご一緒に!『再見(ツァイチエン)!』」 2月の日曜日の午後、芝園団地の住民や商店街の人たち約20人が四つのグループに分かれ、中国語の勉強に励んでいた。学生が企画した「中国語教室」だ。講師陣には団地に住む中国人も参加し、あいさつや質問などの日常会話を繰り返し教えた。 団地の商店街で整骨院を営む上…
住民の約3割が外国人とされる、川口市のUR都市機構「川口芝園団地」で17日、人種差別的な落書きを住民らが消し、アート作品にするイベントがあった。日本人と中国人の住民約10人が参加し、落書きが書かれた木製の机と椅子を紺色のペンキで染め上げた。 「中国人帰れ」「JAPANESE ONLY」――。2号棟2階に置かれた机と椅子に黒色のマジックで書かれた落書き。自治会長の平光四郎さん(86)によると、2~3年前から目立つようになったという。 落書き一掃を思い立ったのは、都内の大学生ら9人。団地には約2500世帯が暮らし、うち約800世帯が外国人。多くが中国人で、団地内の日中住民の共生をめざす「芝園かけはしプロジェクト」の第一弾だ。 早大3年の土井寛喜さん(21… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただ
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