[ロンドン 5日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)は5日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ0.5%にすると発表した。0.5%は過去最低水準。中銀はまた、750億ポンドの資産買い入れプログラムを明らかにした。 中銀が発表した声明は以下の通り。 英中銀金融政策委員会は本日、政策金利を0.5%ポイント引き下げ0.5%とすること、ならびに750億ポンドの資産買い入れプログラムの実施を決定した。 信頼感の低下と世界的なクレジット市場の根強い問題を反映し、世界経済は引き続き弱まっている。英国では2008年第4・四半期の生産が大幅に減少した。これは個人消費の減速や設備投資の一段の縮小や株式相場の急落を映しており、一部は過去のポンド安の影響が出始めたことによる純輸出の拡大で相殺された。今年初め(の生産)も同程度の減少となることを企業調査が引き続き示している。失業率は著しく上昇した。