昨今の大学生はスライドを使った講義に苦しんでます.古典的な「黒板+口頭説明」と比べて進行が速く,内容も増え,それに伴って消化不良を起こしてるからです. 配布資料がないと「何をやったのか」もわからないまま90分間が過ぎてしまうこともあります.配布資料があっても,スライドがそのまま縮小印刷されてるだけで役に立たないなんてことがあります.投影用スライドと配布物とを同じファイルで済まそうっていう間違った考えから,びっしりと文章が詰まったスライドが投影されることもあります*1. なんでこうなっちゃってるのかっていうと,スライドを使った講義をやってる世代が大学生だった頃,我が国ではスライドを使った講義なんて行われていなかったからです.自分が受講したことの無い形式の講義を大学のセンセーがやってる,そりゃもうアレなわけですよ.自分が体験したことのないものごとを上手にできる人間なんて,レアな存在ですからねぇ