http://d.hatena.ne.jp/zoot32/ さてナイスガイブロガー空中キャンプさんの著作「生きる技術は名作に学べ」がついに登場。 と同時に読破した。送ってくれてありがとう。ブログと同じく軽妙かつポップな文章のおかげであっという間に読み終わってしまった。やはりブログで膨大な量のテキストを書いているだけあって、初めての本とは思えないこの読みやすさは特筆に値する。 カミュの「異邦人」、ヘッセの「車輪の下で」、トゥルゲーネフの「初恋」、アンネ・フランク「アンネの日記」、ヘミングウェイ「老人と海」、スタンダールの「赤と黒」、トーマス・マンの「魔の山」などがセレクトされている。内容は敷居の高そうな西洋古典名作10作を、空中キャンプ流にその内容をきわめてわかりやすく紹介。その名作に秘められたエッセンスをおもしろく読者に提示するというスタイル。読んだことのない作品があっても、「あー、そうい
本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。 あきれるばかり真率きわまるエッセイ。しかしまた、このいわば「志の低さ」に辟易する人も多いだろう。わたしは、どちらかといえば、この後者である。 表紙カバーに巻かれた<平凡社新書10周年>という帯には『才能がなくても書ける。それが私小説。その魅力を説き、「書きたい人」にすすめる、挑発的文学論!』と銘打ってある。また、扉のうらには、つぎのような紹介文が・・・。 『私小説は日本独特のダメな文学、ではない! 私小説は西洋にだってたくさんあるし、多くの有名作家が私小説からスタートしたのだ。しかも、文学的才能がなくても書け、誰もが一生のうち一冊は書きうる小説である。なぜ私小説は誤解され、蔑まれてきたのか?』 以前にも書いたことだが、大型書店へいくと、出版各社がこぞって「新書」を刊行し、新書と
いつも身体を張ったネタ記事や行ってみた記事などで、私たちを楽しませてくれるはてなダイアリーの人気ブログ「ココロ社」。はてなブックマークでもいつも多くの人の支持を集めているので、目にしたことがある人は本当に多いと思います。そんなココロ社さんが、先月17日に『超★ライフハック聖典 ~ 迷えるアダルトのための最終☆自己啓発バイブル』を上梓されました。 『超★ライフハック聖典 ~ 迷えるアダルトのための最終☆自己啓発バイブル』は、7月に上梓された『クビにならない日本語』に次ぐココロ社さんの2冊目の単著です(カバーの装画は古屋兎丸さん)。著者紹介にも、「あまりにも自己啓発に熱心なあまり,一見すると反☆自己啓発に読めてしまう不思議な記事が好評」と書かれていますが、まさにそんなココロ社節全開の、巷に溢れるライフハックをネタにしながら、でも実はキッチリと社会で生きていく上で使える本物のライフハックを伝授し
句作はしないのですが,歳時記だけはたくさん持っているおかしなわたしです.「無人島にたった一冊持って行くなら,西洋人は聖書,日本人は歳時記」という言葉もありました.そんな私ですが,仕事で1年半セントルイスにいたときは,歳時記を忘れてしまっていた.帰国してからとりつかれたように読み出した.たしか寺田寅彦は「歳時記は日本人のインデックスだ」と言ったような気がする.ひとつの言葉でさだまらないさまざまなニュアンスをつたえるにはどうしたらいいかとか,またあやふやのことを毎日考えている.このレビューを書いていて気がついたのだが,自分の歳時記リストマニアを立ち上げればいいのだ.1位は平凡社の俳句歳時記,たしか1956年頃の出版.新装版と旧版と二つ持ってます.知人にもプレゼントしたくらいだし.私は残念ながら戦前の改造社版俳句歳時記は持っていないので,その「正当な後継者」を自認するのはこれなのだろう.次は山本
いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ本」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三本立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴい本に出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いい本はたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴい本を読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ本と
エロカルチャー 2009年09月26日 痛い。痛すぎてあんま触れたくなかった作品『モテキ』。痛いんだけど、でも根が明るくて健全な方向を向いてる感じがするから、がんばってご紹介してみます。 最近、やたら草食とか肉食とか言いますよね、人間のことを。その前はモテとか非モテとか言ってましたよね。『モテキ』は、そんな簡単に人間、ジャンル分けれねーんだよ! という現実を突きつけてくる作品です。 主人公の藤本君は三十目前、童貞同然(一応どうでもいい女と捨てたことは捨てた)、そんなフジ君にある日突然知り合いの女からガンガン電話やらメールが来る。「もしや、これが『モテ期』では……!」と浮かれるフジ君であったが、けっこーイイ女から誘われてんのにいかんせん奥手だから何もできない。それ以前にコンプレックスが強すぎて、女からデートらしきものに誘われていても、まさか自分が男として意識されてるとも思えないでいるのだ。ス
Special issue for Silver Week in 2009. 2009シルバーウィーク特別企画/ WEBスナイパー総力特集! 『森田さんは無口(1)』 著者=佐野妙 出版社=竹書房 発売日=2008年12月27日 特集『四コマ漫画とその周辺』 四コマのコミックス、なぜ一気に読みづらい? その内容や手法によって実は様々なタイプに分類することができる四コマ漫画。もちろん楽しみ方だって様々です。漫画研究家の泉信行氏が、最近フト感じた疑問、そして疑問を巡る振り返りから導きだした「ストーリー四コマ」の面白さとは……。鋭意の同人誌『漫画をめくる冒険』の著者が皆さんを「四コマ漫画をめくる冒険」にお連れします!!
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。
19年前に足利市で発生した幼女殺害事件、いわゆる「足利事件」が、広く世間の話題にのぼっている。同じ科学技術によって、同一人が被害を受けたり救われたりするのだから、皮肉なものだ。 栃木県で、幼稚園の送迎バス運転手をしていた菅家利和さんは、菅家さんの持つDNA型と、被害幼女の遺留品に付着した体液のDNA型とが一致したことを根拠に、いきなり収監され、その人生を完全に狂わされてしまった。 しかし、時代は流れて、事件当時より遥かに精度の高いDNA鑑定のおかげで、幼女殺害の犯人であるとの疑いが、いよいよ晴らされようとしている。 また、今年から重大刑事裁判につき裁判員制度が導入され、私たちが誰かを「裁く立場」となる可能性も出てきている。そのとき、自分が誤って、本当は無実の人に有罪を言いわたす「足利事件」の再現をしてしまうのではないかと、心配する声もある。 本書は、ジャーナリストとして活躍する著者が、日本
アマゾンジャパンは2009年7月3日、各商品に対して用意されているコメント機能こと「カスタマーレビュー」に関する規約の一部を改定した。それによると、これまで各商品の発売「前」に行うこともできたレビュー(紹介・感想)が、原則的に不可能となった。アマゾンジャパンでは発売前の情報交換について「クチコミ機能で行うように」とうながしている(【発表ページ】)。 記事執筆時点でまだ発売されていない【ドラゴンクエストIX 星空の守り人】のページ下部。「おすすめ商品を絞り込むには、この商品を評価してください」の次が「クチコミ」になっている。 一方、記事執筆時点ですでに発売済みで、セールスランキングでトップを突っ走る【Wii Sports Resort】では、「おすすめ商品を絞り込むには、この商品を評価してください」の次が「カスタマーレビューになり、右横に「あなたの意見や感想を教えてください:自分のレビュ
1Q84 BOOK 1・2 [著]村上春樹[掲載]2009年6月7日[評者]鴻巣友季子(翻訳家)■「根源悪」を追究 何かが変わった なにか吹っ切れた感じがする。あのとき感じた「意志」は実践されたのだ――7年ぶりの新作長編を読みだしてすぐにそう思った。前作の中編『アフターダーク』には、深い森から踏みだす決意のような、飛び立つ直前の構えにも似た気配が漂っていた。『1Q84』には、新しい村上春樹がいる。読者は「何かが変わった」と感じるだろう。その一方、やはり村上ワールドは不変とも思うだろう。 オウム真理教の問題に向きあい、90年代に2冊のノンフィクションを書いた作者が、事件から14年を経てカルト教団を素材に小説を発表した。舞台はイラン・イラク戦争が続くバブル以前の1984年。予備校講師をしながら小説家を目指す「天吾」と、スポーツジムに勤めながら非道な男たちの殺しを請け負う女性「青豆」2人の視点で
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