日本航空はアドテクノロジーを駆使し、CVR(成約率)アップに成功している。同社ではこれまでもDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)を利用して広告の配信精度を高め、良質な見込み顧客をランディングページ(LP)へと送客していた。そこで、LPもユーザー毎に最適化することができれば、コンバージョン(購入)をさらに増やすことができるのではないかと感じていた。 LPの改善にあたっては、15件ほどのクリエイティブ案を4案に絞り込んだ上で実際に出し分けを行い効果検証した。その結果、もっとも高い効果のあったクリエイティブは、従来のLPに比べCVRが10%アップし、また新規顧客獲得率も18%アップした。 「今までは企業側の“こうだろう”という意向が入ってしまったが、お客さまの感覚に近い“集合知”を活用することで、これまでになかったアイデアの着想を得た」(関口氏)。例えば、企業側としては機体がきれいに写っ