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bookとTechnologyに関するkeloinwellのブックマーク (9)

  • mRNAワクチンを接種した人全員に読んでもらいたい、ワクチン開発の奮闘を描き出す一気読み必至のノンフィクション──『mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来』 - 基本読書

    mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来 作者:ジョー ミラー,エズレム テュレジ,ウール シャヒン早川書房Amazon政府によると、日の新型コロナウイルスワクチン接種回数は1億9800万回、2回の接種を完了した人は総人口の77%と数字が出ているが、書『mRNAワクチンの衝撃』はそうしたワクチンの中でもビオンテック・ファイザー社によるワクチンがどのように開発され、世界に行き渡ったのかを描き出す迫真のドキュメントだ。 まだワクチンが出回り始めて十分な期間があるわけでもなく、これほどの速度で刊行される(原書も刊行されたばかり)は中身が速度の犠牲になっていることも多いので読み始めはそこまで期待していたわけではなかったのだが、書はまるで何年も準備をしてきたかのように中身が詰まっている。面白すぎて一気読みしてしまった。 ビオンテックはまだ多くの人が新型コロナウイルスの危険性を認識し

    mRNAワクチンを接種した人全員に読んでもらいたい、ワクチン開発の奮闘を描き出す一気読み必至のノンフィクション──『mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来』 - 基本読書
  • 人間が機械を用いて自然界や人間界とどう向き合ってきたのか──『トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』 - 基本読書

    トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書) 作者: 藤原辰史出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/09/20メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見るトラクターというのは、それ一冊で歴史書になりえる題材なのだろうか。 そんな疑問を抱きながら読み始めてみれば、1ページ目からもう煽る煽る。『耕すこと、それはいわば地球の表面を引っかきまわすことである。』から始まり、トラクターがいかに世界に変化を与えてきたのかを心躍る筆致で描き出していく。『トラクターは、善かれ悪しかれ、大地の束縛から人間を解き放そうとしたし、いまなおその変化は進行中である。(…)農業生産の機械化、合理化と農地内物質循環の弱体化という二つの決定的な影響を、トラクターは二〇世紀の人間たちにもたらしたのである。』 そして、そうした煽りがただのハッタリではなくおもしろい。確かにトラク

    人間が機械を用いて自然界や人間界とどう向き合ってきたのか──『トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』 - 基本読書
  • 月までのプログラミング──『デジタルアポロ ―月を目指せ 人と機械の挑戦―』 - 基本読書

    デジタルアポロ ―月を目指せ 人と機械の挑戦― 作者: デビッド・ミンデル,岩澤ありあ出版社/メーカー: 東京電機大学出版局発売日: 2017/01/20メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る書は「人と機械がアポロ計画においてどう役割分担をしたのか」という観点から、計算機開発を中心に人間と機械の協働を分析した一冊になる。アポロ計画に関するは山ほど存在するだけに、今さら新しいものが読めるのかねえと、疑問を抱きながら読み始めたのだけれども、いやーこれがめっぽうおもしろい。序章からして良い。 アポロ計画の技術者は機械設計にどのように人を組み込んだのか? 重大な月面着陸で人を制御にどのように介在させたのか? 人はいつスキルを持った賢い操縦士として働き、いつ飛行規定書に沿って機械のように動いたのか? この"人と機械"の境界線は、無味乾燥とした技術計算だけで成り立っているよう

    月までのプログラミング──『デジタルアポロ ―月を目指せ 人と機械の挑戦―』 - 基本読書
  • 「大聖堂・製鉄・水車―中世ヨーロッパのテクノロジー」 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    ヨーロッパの中世を「暗黒時代」、すなわち「暴力と狂信と無知と停滞の時代」とする見方はすでに否定されている。確かに絶え間なく続く戦争と、キリスト教的世界観の浸透と、ローマ教会の支配が築かれ、ギリシア・ローマ時代の知識が少なからず一時的ながら失われた時代ではあったけれども、後に近代を切り開く土台となる様々な技術のささやかながら着実な革新が繰り返された、ゆっくりと着実な進歩の時代であった。その中世ヨーロッパのテクノロジーとイノベーションはどのようなものであったのか、緩やかな技術革命の千年を振り返る一冊である。 別に中世ヨーロッパが栄光の時代であったとか、産業革命に比肩する技術進歩の時代だったなどと言う訳ではなく、ただただ、後進地であったヨーロッパで中世の千年間で起きていた地道な技術的革新の歩みを描いているに過ぎないが、そこにドラマがあり、面白さがある。ジャレッド・ダイアモンドとかウィリアム・H・

    「大聖堂・製鉄・水車―中世ヨーロッパのテクノロジー」 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 「パーソナルコンピューティングの父」アラン・ケイ氏が薦める「読書リスト」99選

    タブレット端末を使って学習する試みが世界中で行われていますが、このような「未来」を40年以上も前に自身が提唱する「Dynabook構想」で予言していたのが「パーソナルコンピューティングの父」と呼ばれるアラン・ケイ氏です。そんな類まれな慧眼の持ち主であるケイ氏にソフトウェア会社Naked Objects Groupのリチャード・ポーソン代表が数年かけて「推奨を教えて欲しい」と懇願し続けた結果、5000冊以上貯蔵する愛読書の中からケイ氏が書籍を厳選して「初心者向け読書リスト」を作成してくれたとのこと。コンピュータ分野に限らず、心理学・政治・哲学・アートと多岐に渡るケイ氏のお薦め書籍は以下の通りです。 Alan Kays Reading List http://c2.com/cgi/wiki?AlanKaysReadingList ◆TECHNOLOGY&MEDIA(技術・メディア) ・01:

    「パーソナルコンピューティングの父」アラン・ケイ氏が薦める「読書リスト」99選
    keloinwell
    keloinwell 2014/04/09
    読んでみたい本が何冊か。あと、小説ないんだなあとは思った。
  • 【書評もどき】'The Most Human Human'

    プロダクション I.Gで『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』および『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』の脚に参加された櫻井圭記さんによる一冊。ブログでも何度か取り上げているのですが、いま見たら絶版になってる……好きななんだけどなぁ。 ともあれ、『フィロソフィア・ロボティカ』の副題にある「人間に近づくロボットに近づく人間」という一説が非常に気になっていて、それ以来「人間とロボットはほぼ同心円と言えるほど重なり合っていて、ほんの僅かな差しかなくなりつつあるのではないか?」という思いを強くしていました。仮にそうであれば、「ロボットを知ろう、ロボットと人間の違いを考えよう」という試みは、そのまま「人間とは何か」という問いとして私たちに跳ね返ってくることになります。 3年前に書いた記事でも引用したのですが、同書のこんな一説を引用しておきましょう: 我々はつ

  • 事実は小説より稀にして貴なり - 書評 - アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ : 404 Blog Not Found

    2009年05月11日00:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 事実は小説より稀にして貴なり - 書評 - アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ 文藝春秋下山様より献御礼。 アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ Jo Marchant/ 木村博江訳 [原著:Decoding the Heavens] 初出2009.05.07; 販売開始まで更新 す・ご・い。 もし風呂で読んでいたとしたら(おすすめしないが)、"Eureka"と叫びつつSMAPPAで街を徘徊してもおかしくない一冊。科学ミステリーとしては、「フェルマーの最終定理」を超え、"The Double Helix"以来の金字塔と認めるのにやぶさかではない。 読まずに、死ぬな。 書「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」は、アンティキティラ島の機械を巡る。2000年の物語。 目次 はじめに 海底より現れし

    事実は小説より稀にして貴なり - 書評 - アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ : 404 Blog Not Found
    keloinwell
    keloinwell 2009/05/07
    これはほしいぞー。
  • 「ペーパーバックより軽い」:アマゾン、電子ブックリーダ「Kindle」発表:ニュース - CNET Japan

    ニューヨーク発--「なぜ書籍はアナログ時代の最後の砦なのだろうか」。オンライン小売業大手のAmazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は、ニューヨークのユニオンスクエアにあるW Hotelにおける新しい電子ブックリーダ「Amazon Kindle」の発表に際し、聴衆らにそう問いかけた。 「書籍はデジタル化の波に決して流されなかった」と同氏は続けた。「それにはきちんとした理由があると私は思う。つまり、書籍は高度に進化し、その目的に非常に適した形式となったため、それを置き換えることは非常に困難なのである」(Bezos氏) 実際、Kindleの発売によりAmazonは、ソニーなどのハードウェア企業が失敗した分野での成功を狙っている。市場で成功した電子ブックリーダはこれまで存在しない。 CNET News.comは先週、Amazonがかなり延期されていた電子ブックリーダを発売

    「ペーパーバックより軽い」:アマゾン、電子ブックリーダ「Kindle」発表:ニュース - CNET Japan
    keloinwell
    keloinwell 2007/11/21
    値段は399ドル。俺は個人的には本のが好きなんだけどなぁ。
  • 量子コンピュータ!=並列コンピュータ : 404 Blog Not Found

    2006年02月17日01:42 カテゴリSciTech書評/画評/品評 量子コンピュータ!=並列コンピュータ 「あとでTBする」状態のままになっていたので。 量子コンピュータ 竹内 繁樹 ここギコ!: 直感ってモデリングと並列計算能力じゃないかなあ 帰納的思考法で頭のいい人ってのは、脳というCPUのクロック数の早い人、直感的思考法で頭のいい人って言うのは、量子コンピュータでいうところの処理ビット数の多い人。 そんな感じだったりするのかなと思う。 文を読めば、ねねさんがちゃんと「量子コンピュータ」を通読したことが伝わるのだけど、タイトルの「並列計算能力」というのを見ると、「あれ?ちゃんとわかっているのかな?」という感じにもなる。特に表のところを見ると、量子コンピュータを誤解しているのではないかと。 そもそも、「量子」コンピュータという名前がいくない。これだと、ファインマンが描いた「古典的

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