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cancerに関するkeloinwellのブックマーク (179)

  • モデルナのmRNAがんワクチンと抗体医薬品「キイトルーダ」の併用で悪性黒色腫の再発・死亡リスクが半減

    アメリカのバイオテクノロジー企業・モデルナが開発した実験用mRNAがんワクチンと、ドイツの医薬品メーカー・メルクの抗体医薬品「キイトルーダ」を組み合わせたところ、術後3年以内の悪性黒色腫の再発または死亡のリスクが49%減少したことが示されました。 Moderna And Merck Announce mRNA-4157 (V940) In Combination with Keytruda(R) (Pembrolizumab) Demonstrated Continued Improvement in Recurrence-Free Survival and Distant Metastasis-Free Survival in Patients with High-Risk Stage III/IV Melanoma Following Complete Resection Versus

    モデルナのmRNAがんワクチンと抗体医薬品「キイトルーダ」の併用で悪性黒色腫の再発・死亡リスクが半減
  • 8月17日:なぜ象は体が大きくてもがんが多発しないのか(8月14日号Cell Reports掲載論文) | AASJホームページ

    象は地上の動物の中では最も大きい動物で、産まれるまでに2年もかかる。アフリカゾウでは大人で6トンと人間の100倍、新生児で100Kgと人間の30倍の大きさがあることを思うと、妊娠期間が長いのも当然だ。とはいえ、この論文を読むまで、体が大きく、多くの細胞を作る必要がある動物でなぜがんが多発しないのかといった疑問を持ったことはなかった。言われてみれば真っ当な疑問で、この問題は昔から指摘され、体のサイズとガンの発生率に関係がないことをPetoのパラドックスと呼ぶらしい。 しかしガンの原因になる変異の多くが増殖時のDNA複製エラーによるならガンの頻度は体の大きさに比例してもいいはずで、比例しないとすると特別なメカニズムが働いていることになる。事実、同じ種の場合体が大きいほどがんになりやすい。体が大きくなることに伴うガンの危険性の問題を象は新しいLIF遺伝子を使って解決していることを示したのが今日紹

  • 5月29日 転移に特異的な薬剤は開発できるか?(5月16日Science Translational Medicine掲載論文) | AASJホームページ

    AASJホームページ > 新着情報 > 論文ウォッチ > 5月29日 転移に特異的な薬剤は開発できるか?(5月16日Science Translational Medicine掲載論文) ガンが発生場所にとどまって増殖するだけなら、対応も楽だ。周りの組織の圧迫や、血管リモデリングなどいろいろ問題は出てくるにせよ、大きくなれば切除することで、制御できると思う。実際良性のガンの中には、何キログラムにも及ぶ大きさに達するものも存在するが、場所さえ問題なければ命に別状はない。しかし、多くのガンではそうは問屋が卸さない。転移がおこるからだ。転移によりガンが身体中に散らばって取りきれないという問題とともに、転移性を持つと同時にガンがさらに悪性になることも知られている。従って、ガン、特に進行癌を制圧する一つの鍵が、転移の抑制になる。 今日紹介するカンサス大学からの論文はズバリ転移ガンの弱みを標的にする薬

  • Metarrestin, a perinucleolar compartment inhibitor, effectively suppresses metastasis | Science Translational Medicine

    keloinwell
    keloinwell 2018/05/28
    がん細胞に特異的な核サブ構造体を分解する新規化合物を同定。がんの転移がその薬物によって抑えられることの発見。細胞毒性も強そうだが、転移のメカニズムについて面白いことに繋がりそうな研究だと思う。
  • メンテナンス中:DBCLS

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  • 3月7日 小児ガンのゲノム(Natureオンライン版掲載論文:Open Accessで自由に読めます) | AASJホームページ

    小児や思春期に関する論文の紹介3日目は、やはりNatureに掲載された1699例の小児ガンについて、ゲノムや網羅的遺伝子発現を調べた大々的な研究で、メンフィスにあるセントジュード病院を中心に行われた研究だ。タイトルは「Pan^cancer genome and transcriptome analysis of 1699 pediatric leukemias and solid tumors (1699例の小児の白血病と固形ガンの横断的ゲノムとトランスクリプトームの解析)」だ。 大人のガンについては、米国NIHのTCGA(The Cancer Genome Atlas)を始め、様々なデータベースの整備が進み、例えばTCGAでは3万人を超す患者さんのがん細胞と、正常組織のゲノムがペアで蓄積されている。結果、TCGAはほとんどのガンゲノム研究論文で参照されており、このデータベースなくしてガン

  • 1月21日:血液によるガンの早期診断が可能になる?(Science オンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    AASJホームページ > 新着情報 > 論文ウォッチ > 1月21日:血液によるガンの早期診断が可能になる?(Science オンライン版掲載論文) 多くのガンは、転移が起こる前に切除することで治すことができる。ただ、早期にガンを発見するためには、内視鏡、CT、PETなど時間と費用のかかる方法が必要で、多くの人間のマススクリーニングを行うのが難しかった。それでも、胃カメラなど、これを乗り越えてスクリーニングの体制が整い、成果を上げている。とはいえ、一定量の血液を取り出して、それでガンがあるかどうかの診断が可能になることが望ましい。 これまで比較的成功しているのは、前立腺癌を診断するPSA検査で、急に上昇するとガンが疑われる。ただそれでも、確定診断にはならない。実際私も昨年の夏PSAが急上昇し、前立腺癌を覚悟したが、精密検査で無罪放免になった。 今日紹介するジョンホプキンス大学からの論文は血

  • ラッキーな細胞が抗がん剤で強くなる話 - 雨に煙る

    すっかり年一回の更新パターンになってしまったブログですが、今年も"ディフェンディング・チャンピオン"として #今年読んだ一番好きな論文2017 にエントリーしましたので、一発ぶち上げます。 今年紹介する論文はこちら。 www.nature.com "Rare cell variability and drug-induced reprogramming as a mode of cancer drug resistance"、 和訳すると『レアな細胞のばらつきと、薬剤が起こすリプログラミングによる抗がん剤抵抗性』。がん細胞の個性と薬剤耐性の話です。 相変わらず長い前置き 去年は巨大な寒天プレートの上で大腸菌がどんどん抗生物質耐性を獲得していく実験進化の論文を紹介しましたが、そこでのテーマは、抗生物質というストレスに触れた大腸菌が遺伝子変異を蓄積してストレスに適応していくというものでした。

    ラッキーな細胞が抗がん剤で強くなる話 - 雨に煙る
  • 11月14日:腸内細菌叢はガンのチェックポイント治療にまで影響するのか?(Scienceオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    AASJホームページ > 新着情報 > 論文ウォッチ > 11月14日:腸内細菌叢はガンのチェックポイント治療にまで影響するのか?(Scienceオンライン版掲載論文) 我が国のマスメディアの扱いが大きい研究分野で言えば、iPSは別格として、やはりPD-1に対する抗体を用いるチェックポイント治療と、腸内細菌叢と様々な疾患の関係だろう。マスメディアが注目するのは、一般にわかりやすいからという理由だけではなく、多くのトップジャーナルでこの2領域に関わる論文の数は多いからだと思う。NatureやScienceに限ってみれば、現在掲載回数の多い領域は、遺伝子編集、チェックポイント治療、腸内細菌叢の3領域で、iPS関連論文を凌駕しているのではないだろうか。 こんな状況なら必ず調べる人が出てくると思っていたが、今日紹介するフランスINSERMからの論文は腸内細菌叢がチェックポイント治療に影響があるので

  • Detection of early pancreatic ductal adenocarcinoma with thrombospondin-2 and CA19-9 blood markers | Science Translational Medicine

    keloinwell
    keloinwell 2017/08/26
    膵臓がんの初期段階での血中マーカー
  • 8月19日:細胞周期抑制治療の思わぬ効果(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    現在乳がんの増殖を抑える期待の新薬としてCDK4/6阻害剤(ファイザーのパルボシクリブ、イーライリリーのアベマシクリブ、ノバルティスのリボシクリブ)の我が国での承認申請が行われており、すでにFDAはパルボシクリブ、リボシクリブを承認しており、よりCDK4への選択制の高いアベマシクリブもおそらく承認されていくだろう。すでに論文発表されている結果によれば単剤で延命効果が期待でき、乳ガンだけでなく、肺がん、グリオブラストーマ、メラノーマにも効果が認められている。しかし、CDK4/6阻害剤は細胞周期を停止させるがガンの細胞死を誘導できないことがわかっている。しかし単剤治療がガンの増殖を抑制するだけでなく、一部の患者さんではガンの退縮も認められる。 今日紹介するハーバード大学からの論文はCDK阻害剤で増殖抑制だけでなくガン退縮が起こる理由についてヒントを与える研究でNatureオンライン版に掲載され

  • 血液で13種類のがんを早期発見 今月から臨床研究へ | NHKニュース

    血液を採取するだけで乳がんや大腸がんなどの13種類のがんを早期に発見する検査法を国立がん研究センターなどのグループが開発し、今月から有効性を確かめる臨床研究を始めることになりました。 体内の細胞は、血液に「マイクロRNA」と呼ばれる物質を分泌していますが、がん細胞の種類によって分泌するマイクロRNAが異なることを応用し、13種類のがんを見分けることができるとしています。 検査はわずかな血液で行うことができるということで、今月から臨床研究を行うことになりました。 臨床研究では新たにがんと診断された患者と健康な人、合わせて3000人以上に血液を提供してもらい、それぞれのマイクロRNAの種類や量を測定することで、どれくらいの精度で検査できるか確かめるということで、グループでは3年後の実用化を目指すとしています。 国立がん研究センター分子細胞治療研究分野長の落谷孝広さんは「簡単にがん検診を受けるこ

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  • 7月9日:個人向けガンワクチンをオーダーする日がやってきたII(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    昨日は個人用ガンワクチンについてのハーバード大学からの論文を紹介して、この分野の進歩を実感してもらった。実は同じ号のNatureにドイツ・マインツ大学が中心のグループが、異なる方法を用いた個人用ガンワクチンが可能であることを示す論文を発表しているので、公平を期すため昨日に続いて、紹介することにした。論文のタイトルは「Personalized RNA mutanome vaccines mobilize poly-specific therapeutic immunity against cancer (ガン細胞の変異を反映させたRNAのmutatome(突然変異を網羅的にリストして作成する)ワクチンは、ガンに対する複数の多様性の治療的免疫反応を誘導する」だ。 ステージの進んだメラノーマに対する、個人用ガンワクチンを実現するという点ではこの研究も同じだが、放射線照射や抗がん剤など一般的メラノ

  • 7月8日:個人向けガンワクチンをオーダーする日がやってきた(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    新しいガン治療として抗PD-1抗体治療が注目され、患者さんの期待を集めている。ただメディアやウェッブでの情報提供の有様を見ていると、この治療法が決してガンに対する直接的な治療ではなく、間接的な免疫治療であることを正確に理解している人がどの程度おられるのか心配になる。 例えば2−3割の人にしか効果がないことがよく問題になるが、ガンに対する免疫が成立していなければこの治療は無駄だ。逆にもしガンに対する免疫反応を誘導できれば、この治療法の恩恵にあずかれる人は大きく増えるだろう。 従って、今、最も重要なのは、ガンに対する特異的免疫反応誘導法を確立することで、治療にはまず個々のガンに発現する抗原を特定し、その抗原をワクチンとして免疫し、PD-1による免疫反応抑制がかかってきたときに、抗PD-1抗体を投与して免疫反応を維持するのがゴールになる。 今日紹介するハーバード大学からの論文は、実際のステージI

  • | Nature

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    | Nature
  • 6月9日:エクソゾームを治療に使う(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    エクソゾームとは細胞から出芽するように飛び出して、細胞外に分泌される小胞で、血中で安定であること、また元の細胞が発現している様々な分子を含んでいることから、ガンの診断に使えないか研究が行われている。分泌されたエクソゾームは離れた場所の細胞に取り込まれていることもわかっている。エクソゾームをミサイルのように使ってがん細胞が周りの環境を自分に都合のいいようにリプログラムしている可能性を調べる研究もずいぶん行われている。 しかし、今日紹介するテキサス・MDアンダーソンガン研究所からの論文のように、エクソゾームをガンの治療に使おうとする試みはそうないと思う。タイトルは「Exosomes facilitate therapeutic targeting of oncogenic KRAS in pancreatic cancer(エクソゾームは膵臓癌のドライバーKRAS標的治療を可能にする)」だ。

  • 4月2日:ビタミンCによるガン治療(4月10日号Cancer Cell掲載論文) | AASJホームページ

    ビタミンCはその強い還元能力で体の活性酸素を抑えて、細胞を守ることで、老化を防止し、美容やがんの発生に役にたつと思っている人は多い。いかがわしいトクホが横行する中で、ビタミンC飲料は間違いなく効果が確かめられた飲料と言っていいだろう。中でも、風邪に効果があると思っている人は多いはずだ。先週Nutrientという雑誌に発表されたフィンランドのHemilaという研究者の総説によると、1日6−8gという大量のビタミンCを服用すれば確かに症状の出る期間を短縮できることはまちがいないようなので、風邪にかかったら安心して、しかし大量に飲めばいい。 ただ、もしビタミンCが細胞を酸化ストレスから守ってくれているなら、同じようにガン細胞もビタミンCに守られることになる。しかしガンの放射線や化学療法を補助する意味でビタミンCの点滴を行っているグループがあるが、これはガンを助けてしまわないのかと心配になる。 こ

  • ビッグデータはどのようにがん治療で活用できるのか?

    By KamiPhuc 2015年に製薬会社のRocheが10億ドル(約1111億円)以上を費やし、自社の半分ほどの規模の企業であるFoundation Medicineを買収しました。Foundation Medicineは3万5000人以上のがん患者の腫瘍のDNA配列データを持っており、買収によってRocheはFoundation Medicineのデータベースにアクセスできるようになりました。データベースにはどの薬剤がどの種類のがんを治癒したか、どの薬剤がどれくらいの効果を収めたか、などの情報が含まれており、Rocheはビッグデータを活用したがんの新薬開発を目指したわけです。そんな「ビッグデータをがん治療に活用する」という実例を示した2015年のブログ記事が、Nautilusに再掲載されています。 Cancer on Nautilus: How Big Data Can Help F

    ビッグデータはどのようにがん治療で活用できるのか?
  • DNA typos to blame for most cancer mutations - Nature

    keloinwell
    keloinwell 2017/03/28
    癌の原因となる変異の3分の2が複製時のエラーの起因しているらしい。癌の主たる原因が環境ではなく内在性のものなら、癌への対策も大きく変わる。