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ブックマーク / essa.hatenablog.com (23)

  • 重なりあうコミュニティの空気とパブリックな空間のルール - アンカテ

    SIerというのは、もともと、特定の組織の中で使うコンピュータシステムを開発する会社だった。だから、SIerにとってのお客様は、システムのユーザではなくて、システムのオーナーだ。 その原点から考えると、このプレスリリースが少しだけ理解できる。 弊社「図書館システム」について | MDIS 弊社が納入しております図書館システムの一部で、大量アクセスによりつながらない、またはつながりにくい状態が発生し、ご導入いただいた各図書館様ならびに一般利用者の方にご心配をおかけいたしました。 弊社システムご利用の図書館様に現在、弊社営業窓口より個別にご説明、ご相談させていただいております。 弊社は、操作性や利便性の向上とともに、インターネットを含めた利用環境の変化への対応など、より信頼性の高い製品作りに今後とも努めて参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。 企業が最初に目を向けるべき相手は顧客であり、

    重なりあうコミュニティの空気とパブリックな空間のルール - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2011/03/03
    >SIerのお客様はシステムのユーザではなくてオーナーだ。その原点から考えると、プレスリリースが理解できる。「SIerが公共の常識を知らない」のではなく、そもそも「日本の企業は公共という概念を理解してない」問題だ
  • あなたと相互依存している大きな「私」 - アンカテ

    H.H. the Dalai Lama: The Ethics of Interdependence この短いインタビューの中で、ダライ・ラマはビックリするようなことを言っている。「今、世の中の倫理が乱れているのは、宗教的伝統から切り離されてしまったからでしょうか?」という質問に対し「それは宗教には関係ない」とキッパリと言っているのだ。 Now, if we extend this logic of dependence further—from the family out to the community and society, to the national and international levels, and even to the economy and environment—then we can see how interconnected we are, how

    あなたと相互依存している大きな「私」 - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2010/09/05
    >ダライ・ラマ「世界がどれだけ相互依存しているか。このリアリティの中でお互いに相手をケアすることの必要性から逃げ出すことはできない。これは宗教とは関係ない。科学は教えてくれない。別の実践が必要だ。
  • 決してフィルタリングできない子供の中の最強の異物 - アンカテ(Uncategorizable Blog)

    日経トレンディネットに注目すべき特集記事が上がっている。 親の安心によって子供が“失う”もの 「携帯フィルタリング」の波紋 - 日経トレンディネット しかしながら、こうした若者の携帯サイト利用におけるポジティブな側面が、正しい形でメディアに取り上げられる機会はほとんどなかった。そのため多くの「親」は、普段自らが触れることのない携帯サイトのネガティブな報道のみに触れ、不安を増長させているように感じてならない。 特集は、親世代の多くが普段触れることのない、携帯サイトにおける若者達の「日常の姿」を知ってもらうことを主旨とする。携帯サイトの悪い部分だけでなく、良い部分についてもよく理解し、フィルタリングをはじめとした「子供とケータイの付き合い方」について、改めて考えてもらうことができれば幸いだ。 まだ、途中までしか出てないが、携帯利用の「日常の姿」として、ポジティブなソーシャルサイトの事例がいく

    決してフィルタリングできない子供の中の最強の異物 - アンカテ(Uncategorizable Blog)
    ken_wood
    ken_wood 2008/04/20
    >子供が心配であるその根源的な原因に直面したくないから、そこから逃げる為に他の理由を探しているのだ。ゲームwebはその罠にピッタリはまる。家族は「最強の異物」を見れるほど近づくことを許容する間柄
  • 空気党=2ちゃんねる VS 法と論理党=RESTfulはてな の二大政党制 - アンカテ(Uncategorizable Blog)

    出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日的課題 - MIYADAI.com Blog これを現状分析と未来への提言に分けて読むと、現状分析の部分には同感だけど、提言としてはその方向性にやや疑問がある。 現状分析の部分はひとことで言えば「日人は世代によらず『空気』への依存が強い」ということだろう。「空気」は、共通前提から生まれるが、その共通前提の作り方が世代ごとに変遷してきた。 団塊世代以前の日人は、日という国自体の持つ共通前提 団塊世代は世代意識から生まれる共通前提 新人類世代は「分かる奴には分かる」という世代内差異を用いて集合的アイデンティティを構築 それ以降は、共通前提の構築の困難さから「繋がりの社会性」を指向(参考→「繋がりの社会性」は繋がりを指向しない -- Baldanders.info) ということで、その強迫的な共通前提構築への執着が暴走したものが「KY」である

    空気党=2ちゃんねる VS 法と論理党=RESTfulはてな の二大政党制 - アンカテ(Uncategorizable Blog)
    ken_wood
    ken_wood 2007/12/25
    >「ひろゆきがいるから2ちゃんねらは安心して議論ができる」対照的に、言葉の一つ一つにURLをふり蓄積していくポイントを徹底しているのが「はてな」。基盤が全く異なるので合意はあり得ないが、互いに参照可能な関係
  • 初音ミク界隈に見る既視感のある光景 - アンカテ(Uncategorizable Blog)

    なんというか、初音ミク好きというのは、「初音ミクというバーチャルアイドルが好き」とは限らず、タダでわけのわからないクオリティのものを作ったりする職人達もすごく好きで、その心意気に惚れ込んだ同胞もひっくるめて好きだったりして、その高揚感をうまく言葉にするにも中々できずに(あるいは敢えて言葉にせずに)、その結果「初音ミクすごい」って言葉が出てきたりする。初音ミクは音楽ツールというより、そういうものの”象徴”なんですね。 (アイドルではあるけど、アイドルとはちょっと違う) ここで客観的に見れば、何かを媒体にかなりの人数が集まってて、なおかつメンバーにやる気があるんであれば何か生まれるのは当たり前で、何も生まれない方がおかしい。なんつーか8/31に発売されてまだ約1ヶ月半なのに関連動画数が5527件ってことは、毎日約110件の関連動画がアップされてる計算になるので、それだけで尋常じゃないのは確か。

    初音ミク界隈に見る既視感のある光景 - アンカテ(Uncategorizable Blog)
    ken_wood
    ken_wood 2007/10/22
    >オープンソース勃興期にITの内側からそれを見ていた自分の視点だ。OSの回りには沢山の人の食い扶持を支える沢山の仕事があったけど「素人集団の暴走」の勢いに全部根本からぶち壊された。同じようなことになると思う
  • パワーゲームは永田町で起こってるんじゃない、あなたの心の中で起こっているんだ! - アンカテ

    Japan.internet.com コラム/転職徒然草 - 骨を埋めます はてな匿名ダイアリー - 地域格差と言うけれど、それはそれで一つの需給社会が形成されているのかもしれない 前者は、転職コンサルタントによる「事実を元にしたフィクション」で、地元の大企業にコネ入社したクライアントが、東京への転職を志し、希望通りの会社の内定を獲得したのに最終的に諦める話。 そのKさんというクライアントにとって、両親や親戚一同から強い反対を受けることは想定の範囲内であったが、 週末になると、どこから連れてきたのか10年来会っていない中学時代の担任、市役所に勤める高校の同級生、近くに住む県議会議員といった人たちが集まってきて、「地域に根ざした生き方の素晴らしさ」を代わる代わる説いていった。 もっとも驚いたのは、家族にはまだ話していなかった恋人が、会社の上司と一緒に自宅に話し合いにきたことだった。 「ど、ど

    パワーゲームは永田町で起こってるんじゃない、あなたの心の中で起こっているんだ! - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/10/01
    >地方には金でなく人を。「自分がそこにいても楽しくないコミュニティに他人を巻き込む」は日本のやっかいな問題で「派閥」はそのシンボル。自己抑制ができた無私の人達が犠牲のつもりで基盤になっているから根強い
  • 「証拠は全部消滅したけどTBSを信じよう」とBPOは言った - アンカテ

    J-CAST ニュース : TBS不二家報道で重大ミス 朝ズバッ!「捏造疑惑」晴れず 私は、行政や司法が直接報道に介入することは最小限にすべきだと考えています。だから、このような問題について、BPOのような報道の側に立つ第三者団体があって、先に不祥事をチェックすることには賛成です。 しかし、それは、司法システムの中に治外法権的な例外を設けることでもあるので、前提条件として、そのような第三者団体のカバーする範囲と役割を明確にすべきだと思います。具体的には、 「報道」という社会的な役割を守るための例外であること 関係者が自主的に第三者団体の調査に協力すること を絶対的な条件として、その範囲でのみ審査を行なうべきでしょう。 しかし、TBSはBPOに対して次のように主張しています。 ただし、この証言者の連絡先は不明で、取材メモもTBS側が紛失したと主張 この問題のキーポイントとなっている二人目の証

    「証拠は全部消滅したけどTBSを信じよう」とBPOは言った - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/08/17
    >「TBSは悪意の証言者に騙された」ストーリーが書けないのは、真実は「不注意」レベルではなかったと。強制力の無い第三者機関BPOは信じるに至ったプロセス、告発内容が真実であったのか批判的に検討を加えるべき。
  • 匿名掲示板でしか対立を解けないような種類の対立の世紀と21世紀の政治を妄想的に予想する - アンカテ

    何と、「原子力発電は地球温暖化の原因である」というものすごい勘違いをしている人が、洒落にならない割合でいるらしい。それも日だけでなく、世界中で。 という話が日経サイエンスに出てたそうだ。 念の為に解説しておくと、CO2排出を減らす為に火力発電を減らすとしたら、減った分を多少なりとも補う必要があって、水力発電を増やす為には川を増やす必要があってすぐには無理。だから、CO2排出を減らす為には原子力発電を増やす必要がある。 というか、そもそも原子力発電所はCO2を出しません(←ここから言わなきゃだめか)。 それで、「原子力発電は地球温暖化の原因である」と思っている人は、たぶん原発反対だと思う。これを一般的に広げるのは単なる印象論だけど、印象論として言うが、科学知識に乏しい人は原発反対だろう。 一方で、私は理系的ラッダイト運動という概念を考えていて、こちらは、一定以上の科学知識があって論理的思考

    匿名掲示板でしか対立を解けないような種類の対立の世紀と21世紀の政治を妄想的に予想する - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/08/15
    >曲解する感情的反対派と「理系的ラッダイト派」と無知に拠る現状維持派の>沢山のテーマで起こる総合的満足度が低い膠着状態を打開できる「政治の天才」は、ひろゆきよりもっと「ひろゆき」的な人物ではないか。
  • これから柏崎刈羽で起こるクリティカルなこと - アンカテ

    原子力発電所の中では、想像を絶するような高温高圧の蒸気が、場合によっては何年も連続して駆け回っている。そういう負荷に何十年も耐えなくてはいけない。それを、100%確実に保証しなくてはいけない。大変なことである。 おそらく、部品の製造から設計、施工の各段階で、何に注意して何を優先してどういう検査をしてどういう手順で作業を進めるか、日々の運用から定期点検から突発的な状況での対応方法まで、そこには膨大な体系があるはずだ。 そして、柏崎刈羽のこの体系は、新潟県中越沖地震での想定を超える揺れに耐えて、無事に緊急停止した。格納容器はこれに耐えて、致命的な放射能を放出せずに止まることができた。細かいことは抜きにして、まずこのことを評価すべきである。 しかし、もし、この「想定外の揺れ」を受けた発電所を再稼動するとしたら、この膨大な体系を再構築しなくてはいけない。想定外の揺れに耐え、一回停止する所までは、構

    これから柏崎刈羽で起こるクリティカルなこと - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/08/15
    >「想定外」のダメージを受けたプラントの見極めは、新規建設よりずっと技術的に高度。東京電力に文系的なプレッシャーを与えたら技術者の正論は押しつぶされ事故物件のポンコツ原発がヨレヨレで再稼動することにな
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - ずっと高齢者のターン

    今の高齢者も若い時に搾取されていたのかいないのか これが重要な視点だと思う。 今の高齢者も若い時に搾取されていたし、上の世代から圧迫されていた。そこだけ見たら、今の若者より大変だった所も多いと思うけど、その代わりになるものがあった。彼らは「10年たったら、20年たったら俺の番だ」と思えたのだ。 この感覚が若い人にはわかりにくいと思うので、その実感がどのように生まれたのかについて、思いつくままいろいろ書いてみる。 一番わかりやすいのは、投資のリスクという話だと思う。 右肩上がりの経済で一番楽なことは、投資に失敗が無いということだ。銀行から借金をして、土地を買い工場を立てる。経済が右肩上がりに成長しているから、その工場をヘタに経営しても儲けるのが楽だけど、それ以上に失敗した時の始末が楽であることが重要。黙っていても土地が値上りするから、しばらく待って土地建物を売り払えば、投資は回収できて借金は

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - ずっと高齢者のターン
    ken_wood
    ken_wood 2007/08/01
    >今の高齢者も若い頃は搾取されていたかもしれないが、右肩上がりの「輝かしい未来」というコモンズ(共有財産)を与えられていた。それを食い散らかして逃げようとしていることに無自覚であることがフェアでない。
  • 提言:世代別二院制 - アンカテ

    仮に田中康夫が歴史に残る名知事になったとしても、お隣りの岐阜県に攻めこんで岐阜県知事を兼任というわけには行かない。長野県のことは長野県民が、岐阜県のことは岐阜県民が決める。こういうふうに当事者が決めるのが地方自治の原則であって、民主主義の原則でもあるのだが、この原則は時間軸の方向にも適用すべきではないだろうか。 財政、エネルギー、環境、国防・・・。こういう30年とか50年のレンジで考えなきゃいけないことに70や80のくたばりぞこないが口を出すのはおかしい。ジジイどもに良心や先見の明があるかないかという問題じゃない。民主主義の原則は、利害に関係する人がみんな集まって決めるということだ。いくらノックさんを選んじゃうからと言っても、大阪の知事は大阪に決めさせるのと同じ。長期的に影響のある政策は若い人が決めて、ジジイが口出せるのは1〜2年の目先のことだけにするべきじゃないか。 具体的に言うと、参議

    提言:世代別二院制 - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/07/31
    >衆参二院制は廃止して、長期的な政策を考える「長期院」と単年度の予算だけを決める「短期院」の世代別二院制にして、長院は選挙権も被選挙権も20才~40才に制限するのだ。40過ぎたらもう次の世代に託すわけだ。
  • 再提言:世代別二院制 - アンカテ

    しかし、今の高齢者各位に、なんと言えば私よりも若い人たちの抱える絶望感が伝わるか、私自身まだ言葉を持ち合わせていない。書の書き方では、よほど人間の出来た人でないとダメだということはわかる。しかしどういい直せば彼らの飲み込める言葉になるのかが、わからない。 私はかなり奥さんに尻に敷かれている方ですが、それでもごくまれにを叱りつけることがあって、そのうち一つは彼女が鏡を見ながら「若い人はいいわねえ」と言った時。 「今の若い人の気持ちを自分たちが若い頃の経験で推し量ってはいけない」 とマジで怒りました。 お肌の問題に悩んでいる女性にこんなことを言うのは明らかにコンテキストがずれている応答なので、その時は無茶苦茶な夫婦喧嘩になりましたが、折に触れ、そういうことを一年くらい言い続けていたら、ある時突然、これと言ったきっかけもなく「今の若者には『未来』が無いんだ」ということをストンと理解しました。

    再提言:世代別二院制 - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/07/31
    >「今の若者には『未来』が無いんだ」頭が悪いとか感受性が欠けているというより、若者の絶望感を語るその言葉だけはどうしても「飲み込めない」、その「飲みこめなさ」を主題化して共有するという戦略はどうかなと
  • はてなスターとはてなメッセージはEメールを駆逐する - アンカテ

    はてなスターは、とりあえず、何をするサービスなのかわかりにくいことが一番面白い所だと思う。何なのかわからないので、しばらくの間、これを読み解く記事でブログ界がにぎわうことになるだろう。 それで私も頭をひねって考えてみたのだけど、はてなスターは認証系プラットフォームと見るべきではないかと私は思う。 その意味は、難しいことを言うより、ブログ以外のサービスに星がついている様子を想像すればわかってくる。つまり、YouTubeや2ちゃんねるの個々のアイテムに星がついていることを想像するのだ。 その星をクリックすると、その動画やレスを投稿した人に拍手を送ることができる。その人が自分のFriendになっていれば、コメントをすることができる。 これは、サイトの運営者、つまりYouTubeや2ちゃんねるはてなスターの機能を実装しないとできないことだ。だから、それが実現するかどうかはわからないが、はてなスタ

    はてなスターとはてなメッセージはEメールを駆逐する - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/07/12
    >はてなスターは認証系プラットフォームと見るべきではないか。星に埋めこまれた、はてなIDがたくさんのネットの場を通じての身元証明になる。互いに拍手しあうことで、ゆるく揮発性の高い友達関係を構築する。
  • 史上最大の「悪政の自由」を享受した権力システムの崩壊 - アンカテ

    この件でひとつだけ言えるのは、「異常だ」ということだ。 全くその通りで、何が真実かはわからないけど、とても異常なことが今起こっていると思います。 そこで、ちょっと引いて考えてみたいと思います。つまり、歴史的な観点からこれを見てみたい。 マスコミの報道には明かに偏りがあります。別に大げさな陰謀論を唱えなくても、普通に2ちゃんねるを見てから新聞とテレビを見れば、様々なレベルでダブルスタンダードがあることは一目瞭然だと思います。それを見ていて感じるのは、情報を握るということがいかに大きな権力であるかということ。 我々にとって「っていけない」という表現はほとんどの場合比喩です。「っていけない」状態とは、べるものはあるけどそれ以外の自由を享受するだけの経済力が無いことを指します。当の意味でべ物が無くて生存を脅かされる人は極めて例外的なことで、それを心配しなくてはいけないのはごく少数です。

    史上最大の「悪政の自由」を享受した権力システムの崩壊 - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/06/12
    >「被支配者にとっての生活の安全」は向上しています。同時に「支配者にとっての悪政の自由」の範囲も「情報の支配」と「(良質な政治でなく)技術向上による食の安全」により拡大して、権力のシステム全体は劣化してい
  • Gマシーンの目覚め - アンカテ

    Long Tail World: 見えすぎるGoogleストリートビュー:Google Street View Knows... Google Map に追加された「ストリートビュー」という機能が、たくさんの悲喜劇を生み出しているという話。 ひとつひとつの事件がそれぞれ面白くて、ニコニコ動画のようなコメント機能とこれがマッシュアップされたりしたら、もっと楽しいだろうなと思った。 しかし、注目すべきは、これを正当化するGoogleの論理。 米国では公共の場で撮影するのは合法だ。グーグルは「人が道を歩いていて見える風景となんら変わらない画像を見せている」という理屈。 これは、一般化すると「公的領域に存在する物体は全部スキャンします」と言っているのだと思う。つまり、「1人が見るのも60億人が見るのも同等であり、パブリックであるというのはそういうことだ」と宣言しているのだ。グーグルは、公的領域と私

    Gマシーンの目覚め - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/06/11
    >公的領域は全てスキャンし私的領域は全てクランチしようとするグーグルで限りなく意志に近い何か・Gマシーンが目覚めようとしている。コントロールはできない。広告で儲かるから人材が流出し別の会社がそれをする。
  • 談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの - アンカテ

    私は、不登校児の親を支援するボランティア団体をお手伝いしていて、その関係で直接間接にいろいろなケースを見聞きする。それを直接ブログのネタにしたことは無いが、それは、子供の問題というのは千差万別で、ちょっと覗いたくらいで簡単に論じられるようなものではないからだ。 しかし、一方で、不登校の問題は家庭の問題でもあって、その切り口から見ると、むしろ実にワンパターンであると思える所がある。 ひとことで言えば、家庭の中で「お母さん」方は、実に損な役回りを押しつけられているということだ。 今時は、不登校の問題はどこでも認知されていて、単純にお母さんが孤立し途方に暮れるというようなことは無い。学校や行政からの支援は、時に的外れだったりして地域によるバラツキはあるが、とにかく様々な方策がある。夫や親族や地域社会も簡単な問題ではないことは理解していて、有形無形の援助はたくさんある。 しかし、何らかの重要な「決

    談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/06/07
    >談合社会の意思決定でよく見られる形で、家庭の重要な「決断」で孤立を押しつけられる「お母さん(この言葉が、ことのアンフェアさを象徴している)」。損な役回りから逃げ出す人が増えて人が生まれなくなっている。
  • 陰謀論から談合論へ、そして「縁側の可能性」としての「フューチャリスト宣言」 - アンカテ

    「人」という字は、二人の人が談合してもたれあっている姿をあらわしている。 フューチャリスト宣言 (ちくま新書) このは、「談合論」のだと思う。 「陰謀論」が世の中の全ての悪を「陰謀」のせいにするように、「談合論」は世の中の問題の根源を談合に帰着させる。 茂木 日にも反体制、ヒッピーっぽい人はいますが、その人たちは往々にして技術をもっていない。しかも、うらめしそうな視点(ルサンチマン)を世界に対してもっている。意欲でも権威の側に負けていることが多い。でもアメリカには全然違うタイプがいますよね。 梅田 テクノロジーがそういう人たちをエンパワーすると信じるのが、シリコンバレーの特徴でしょう。(中略)権威と闘う道具としてのテクノロジーということです。(中略)日企業の研究所の若い人たちだって、ユーチューブを一年以上前から見ているわけですよ。でもユーチューブを見た瞬間から、俺たちはやっちゃいけ

    ken_wood
    ken_wood 2007/06/07
    >日本の電機産業は電力会社と放送局と政府とNTTに納めている部分が大きい、半導体までイノベーティブだったがインターネットの性質が破壊的なので踏み込めなくなった。酸素に喩えられる外向きの「縁」の世界が生まれ
  • Twitter化する公明正大な早漏化社会 - アンカテ

    私は、1995年頃からネットに関係する仕事をしていて、だから、ついついプライベートでも雑談や相談ごとの中で「それはネットで(メールで)出来ますよ/探せますよ/随分楽になりますよ」等という発言をしてしまうことが多かった。そして、それに「私はそういうの駄目なタイプなんで」と答えてくる人が結構いた。 「タイプ」というからにはそれは何があっても一生変化しない属性であるはずなので、「だったらおまえ2007年の今でもネットやってないだろうな」と言いたくなるが、職種年齢性別性格その他さまざまであるがごく普通の社会人であったそれらの人たちは、たぶんというかほぼ確実に今はやっているだろう。 因果は巡って、Twitterというサービスが流行っていると聞いてその概要を知った瞬間に、私は「あっ、私こういうの駄目なタイプ」と思ってしまった。 第1回 Twitterキホンのキホン|gihyo.jp 新SNS「Twit

    Twitter化する公明正大な早漏化社会 - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/05/01
    >その頃にはサービス上で一種の作法としてプライベートを公開しないと簡単な仕事をすることもできなくなり不正の可能性の少ない社会を得られる。あなたも12年前には「そういうのダメなタイプ」じゃなかったですか?
  • 敬語/タメ口のジレンマ - アンカテ

    FIFTH EDITIONさんの匿名制とID制とゲーム理論の話に、REVさんが面白いコメントをしている。 idで紳士ぶって、匿名で叩くと強いです これが非常に深いもので面白いツッコミだったので、ちょっと解説してみたい。 コメント内に紹介されていたURLが、戦略ゲーム『繰り返し囚人のジレンマ』記念大会開催。『繰り返し囚人のジレンマ』とは、たとえば、知らない人と話するのに、敬語/タメ口のどちらにするか迷う時のような状況を理論的に定式化したものだ。 相手が敬語 相手がタメ口 自分が敬語 知らない人同士ならこれが普通というか一番望ましいよやっぱり バカ相手に下手に出てしまったア゛ー無茶苦茶気分悪い 自分がタメ口 シマッタこれは自分がバカと思われるなあ困った 相手が相手だからこれはしょうがないけど堕落したなあ俺も 「敬語は疲れるから嫌い」という人は、2ちゃん風罵倒語の有無くらいに置きかえて読んでくだ

    敬語/タメ口のジレンマ - アンカテ
    ken_wood
    ken_wood 2007/02/01
    >ネットは一発勝負だから「自分が敬語で相手がタメ口」が猛烈にシャクにさわる人は先手でタメ口を使う結果、双方がまともなのにまともでない対話に堕ちてしまう。匿名+ID制は少数の自作自演荒らしが全てを破壊する。
  • 働かなくても食っていける社会がもうすぐやってくるよ―アンカテ(Uncategorizable Blog)

    昨日のエントリを書くために自分の過去ログを検索していて再読したが、道に落ちてる直径30cmのケーキに出くわしたアリさんモデルという表現は、実に、今、WEBで起こっていることの質を表現していると思う。 Skypeやグーグルが何でもかんでもタダで提供するのは、第一には自分たちだけではとてもいくれないからだ。 そして、これはそんなに特殊なことでも不思議なことでもない。 書でいわれる「リアル社会」を、私はかねがね「脳化社会」と呼んできた。ネットの社会は、私から見れば、「リアル社会」がより純化したものである。 「リアル」な社会とは、養老氏の言い方で言えば「脳化社会」、つまり、シンボルの操作で回っている世界である。だから、現代の労働は大半がシンボルの操作である。 そして、純粋なシンボルの操作であるプログラミングという作業においては、生産性の個人差が非常に大きく、今までの社会は生産性の低い方の人間

    働かなくても食っていける社会がもうすぐやってくるよ―アンカテ(Uncategorizable Blog)
    ken_wood
    ken_wood 2007/01/31
    >「生活保護でかなり暮らせるけど、『働く』為には、ものすごい才能と努力が必要な社会」実現の最も大きな障害は「人は報酬を労働の対価として受け取るべきである」という倫理。労働者がこれを受けいれるとは思えな