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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (8)

  • あのブータンも抗えない「近代化」の魔力 「素朴な暮らし」を美化したがる現代の日本人 | JBpress (ジェイビープレス)

    ブータンはヒマラヤ山脈の中に位置し、九州とほぼ同じ面積に70万人ほどが住む小さな国である。そのブータンが生み出した言葉に「GNH」がある。GNHとは「Gross National Happiness」の頭文字だ。1976年に当時21歳だったブータンの4代目国王が打ち出した、「物質的な豊かさ」ではなく「人々の幸せの最大化」を目標に掲げたブータン独自の開発理論である。 ブータンは最近まで鎖国を続け、山岳地帯で牧畜を行う人々と盆地で農作物を作る人々が物々交換をする生活を行ってきた。またGNHを目標にした国造りが行われていることから、日では「秘境」「桃源郷」というイメージが定着している。 首都ティンプーでは2人に1人が自動車を保有 この9月にそんなブータンを訪れる機会に恵まれた。 鎖国を行っていたと述べたが、現在は行っていない。文明の流入を嫌うために外国人の流入を制限しているなどと言われることも

    あのブータンも抗えない「近代化」の魔力 「素朴な暮らし」を美化したがる現代の日本人 | JBpress (ジェイビープレス)
    ken_wood
    ken_wood 2011/10/14
    >GNH。2人に1人が自動車保有。新型のiPadに人気。豊富な水力発電インドへ販売、GDPの12%で観光以上の最大の産業、インドはブータン投資で格安電力を得る、2円/kWh(日本24円)。衛星中継でインドのテレビ局の番組が映る。
  • 放射性物質に狙い撃ちされた村 飯舘村の悲劇(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    福島県飯舘村は、福島第一原子力発電所から北西に40~50キロほどのところにある。阿武隈山地に抱かれた、標高500メートルほどの風光明媚な山村だ。今回はこの飯舘村の被曝の悲劇について書く。 前回、前々回と書いた福島第一原発から半径20キロの立ち入り禁止区域の記事と対比して読んでほしい。官僚が地図の上に線を引いただけの20(あるいは30)キロの規制ラインと、現実の放射性降下物の飛散がいかにまったく無関係だったか、そして住民を被曝から防ぐ意味でいかに無意味だったか、如実に示しているからだ。 原発20キロ圏内の陸地は、半円を塗りつぶしたように人が入れなくなった。家に帰れなくなった。会社や職場に行けず、失業状態になった。なのに、円形の立入禁止区域内には線量が外部とほとんど同じくらいの低さでしかない場所がけっこうある(20~30キロラインの中間地帯も物資輸送が止まり生活が破壊されたが、今回は話を分かり

    放射性物質に狙い撃ちされた村 飯舘村の悲劇(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    ken_wood
    ken_wood 2011/10/12
    >日々、危険区域の予測をアップデートし続けなければならなかったのだ。放射能被曝を避けようと、太平洋岸から必死で逃げてきた人たちの上に「放射能の雨」が降り注いだのだ。政府も県もそのことを知らせなかった。
  • 寒気を覚えた無人の町の異様な空気 突入!この目で見てきた原発20キロ圏内(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    運転席のジローくんが突然鋭い声を出した。 丘の中の切通しの道だった。前方にパトカーが止まっている。20キロの立ち入り禁止ラインだ。 道路がブロックされ、制服警官が2人立っていた。手を振って「止まれ」と合図している。 私は一眼デジカメをシートの下に蹴り込み、ビデオカメラを帽子で覆った。「まずいかも」と焦った。もし警官が窓を開けて覗きこんだら、すぐに見つかりそうだ。緊張で胃がキリキリ痛んだ。 止まった。警官が近づいてくる。ジローくんはダッシュボードに置いた通行許可証を指さした。敬礼する警官。車のナンバーと許可証を、交互に指さしながら確認している。もう1人は、助手席の私をじっと見ている。私はにっこりと会釈した。向こうも会釈した。 太陽がかんかんに照りつけている。警官の横顔に汗が一筋流れているのが見えた。外は35度の炎天なのだ。 窓を開けて私の身分を尋ねられたら、どう答えようか。そういえば何も考え

    寒気を覚えた無人の町の異様な空気 突入!この目で見てきた原発20キロ圏内(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    ken_wood
    ken_wood 2011/10/01
    >そのまま泥に雑草が生えた。田んぼや畑がみんな草原になった。白い斑点のように見えるのは、塩分が強すぎて、雑草も生えない場所だ。遠くに湖のように見えるのは、地盤沈下で海水が引かないままの田んぼだ。
  • 余命3年か?日本共産党が危ない | JBpress (ジェイビープレス)

    2008年の出来事の1つに蟹工船ブームがある。プロレタリア文学に属する小説『蟹工船』の作者で、官憲に虐殺された小林多喜二が共産党員であったことから、蟹工船ブームと同時に日共産党も注目された。 日共産党によれば、毎月1000人以上の入党者があり、そんな状態が20カ月続いたという。このことは、当時マスコミで大々的に報道された。 では、現在の共産党員は何人いるのか。党員数は2~3年に1回開かれる党大会で明らかにされる(25回党大会は2009年総選挙のため2010年に延期された)。 24回党大会(2006年1月) 党員数 40万4299人 25回党大会(2010年1月) 党員数 40万6000人 4年間の増減は「+1701人」。「毎月1000人以上の入党者」があった割には、ほとんど増えていない。 志位和夫委員長の発表によると、この間に3万4000人の新入党員を迎えている反面、1万6347人の物

    余命3年か?日本共産党が危ない | JBpress (ジェイビープレス)
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    ken_wood 2011/06/07
    >優秀な「ビジネスモデル」政党機関紙、しんぶん赤旗は年10万部減、赤字は月2億円超。党員と支持者の高齢化で年収の1%の党費も減。政党助成金も、今さら受け取れば
  • 絶好の外交チャンスを棒に振る日本 分割統治の罠から抜け、果敢な中東政策を | JBpress (ジェイビープレス)

    イランの野党勢力「改革派」のウェブサイトは、3月6日に「緑の兵士たち」と名乗るイラン軍関係者から国連の潘基文事務総長あてに、「国内の人権問題改善に協力を要請する書簡を送った」と伝えた。 報道を引用すれば 書簡は「イラン国民は独裁者の抑圧の下で暮らしている。法律は忘れられ、民主主義や自由を求める者は処刑される」と指摘。自宅軟禁された改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長や政治犯の解放、公正な選挙の実施などに向けて「国連が役割を果たしてほしい」と求めている(朝日新聞)という。 ホメイニ師を指導者とする1979年のイラン・イスラム革命以降、イラン軍の関係者が政治的な意見を、しかも国際的な場に表明するということは極めて異例、かつ至難なことだと思われる。「緑の兵士たち」の緑は「改革派」のシンボルカラーにちなむ命名だという。 「シーア派原理主義」と「スンニ派原理主義」 前回も触れたようにイラン

    絶好の外交チャンスを棒に振る日本 分割統治の罠から抜け、果敢な中東政策を | JBpress (ジェイビープレス)
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    ken_wood 2011/03/18
    >「シーア派」は宗教的主張の意匠を借りながら、地元の被征服民が民族運動を起こす理由となった。緑の兵士たち。サロメ。民主と自民の対立は意見が一本化せず対策の実行が困難な分割統治と似たような構図。
  • 未知の領域に踏み込む日本~The Economist 日本特集(1/10)~  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年11月20日号) 日歴史上存在したどの国よりも速いペースで高齢化しており、経済と社会に多大な影響を与えている。では、なぜ日は適応するための手をほとんど打っていないのか――。 (英エコノミスト誌、ヘンリー・トリックス東京支局長) 日の未来を垣間見たければ、夕張市を訪問するのがいいだろう。かつては炭鉱都市として栄え、4年前に360億円の負債を抱えて盛大に破綻した北海道の街だ。 夕張は静かな場所で、鉄道路線の終着駅がある谷に位置している。炭鉱が稼働していた40年前、夕張市には12万人が暮らしていた。しかし炭鉱が閉山してから長い年月が経過し、現在は1万1000人が残るのみ。その半数近くが65歳以上である。 市役所はまるで遺体安置所のようで、照明はほとんど灯っていない。過去4年間で市役所の職員は半減し、給料は3分の1削減され、今では職員が自ら床のモップ掛けをしな

    ken_wood
    ken_wood 2010/11/22
    >日本の未来、夕張市。それでも市民は打ちひしがれているようには見えない。平均寿命と歩調を合わせて定年を引き上げなければ高齢化は自動的に年金コストを押し上げ、国家財政を一段と圧迫する。
  • 子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」 | JBpress (ジェイビープレス)

    私は家庭内では、主夫として家事全般を引き受けている。さらに、結婚に際しての姓に変わっているわけで、日人男性の中では珍しい生き方をしているのだと思う。 もっとも、当人としてはさほど珍しいことをしているつもりはなくて、生活が珍しいものになってしまっては大変である。 上の子供が生まれてからもうすぐ15年になる。それだけの年月、来る日も来る日も洗濯や買い物や料理をしてきたおかげで、いずれの腕前もの追随を許さない高処に到達しているのだけれど、それを素直に喜べないのはなぜなのか? また、私自身は普通だと思っていても、主夫という存在が少数派であることにかわりはない。 すっかり顔馴染みになったスーパーの店員さんたちからは、「当にエラいですよね」と折に触れて感心されて、そんなエピソードを旧知の女性編集者に話すと、「あたしたちだと、やって当たり前ですからね」と皮肉を返される中で、私は日々の暮らしを送っ

    子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」 | JBpress (ジェイビープレス)
    ken_wood
    ken_wood 2010/08/23
    >「どうして約束を守れないの」。子供達を救うためにも女性達を「やって当たり前」の状況から解放しなければ。家庭を母と子だけの場にしないように。この状況を指して「尻に敷かれている」と言うことはどうか控えて
  • 「日本の食料自給率40%」は大嘘!どうする農水省 | JBpress (ジェイビープレス)

    筆者の浅川芳裕氏は農業専門雑誌、月刊「農業経営者」の副編集長。豊富な取材事例と膨大なデータを基にして、論理的かつ明快に、農水省がいかに国民を欺(あざむ)き、洗脳してきたかを明らかにしている。 まず、日料自給率は決して低くない。農水省は「40%」という自給率を取り上げて、先進国の中で最低水準だと喧伝している。だが、これはカロリーベースの数字であって、生産高ベースで見れば66%と他の国に見劣りしない。 浅川氏によれば、実は40%というカロリーベースの数字自体も、できるだけ低く見せようとする農水省によって操作されたものだという。そもそもカロリーベースという指標を国策に使っているのは世界で日だけらしい。 浅川氏は同様に、世界的な糧危機は現実的にはやって来ないこと、日の農業は世界有数の高い実力を持ち、料の増産に成功していることなども論じており、こちらも説得力に満ちている。なにしろ日

    「日本の食料自給率40%」は大嘘!どうする農水省 | JBpress (ジェイビープレス)
    ken_wood
    ken_wood 2010/07/30
    >農水省はいかに自国の農業が弱いかを理論武装して、自分たちの役割を過大評価させようとしている。日本の農産物はもっと輸出できるはず。既存の遊休地を全部使えば、200億人分ぐらいの穀物はつくれる。
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