JRAは2月14日、2022年4月16日の福島8Rで落馬し、第4胸椎脱臼骨折の大けがを負った藤井勘一郎騎手=栗東・フリー=が2月29日をもって騎手を引退すると発表した。2月17日に京都競馬4レース(11時30分発走予定)終了後に、京都競馬場のウィナーズサークルで引退セレモニーも行われる。 藤井騎手は、中学3年生でJRA競馬学校の騎手課程を受験しようとしたが、体重を1キロ落とせず断念。豪州に単身渡って01年に見習い騎手免許を取得した。その後、シンガポール、韓国など13か国を渡り歩き、海外で516勝。南関東競馬やホッカイドウ競馬でもキャリアを積んだ。 クリソライトで16年コリアC、モーニンで18年コリアスプリント(ともに韓国G1)を制し、19年2月に6度目のチャレンジでJRA騎手免許試験に合格。記録の残る81年以降では、海外で騎手免許を取得した後にJRAの騎手試験に合格した日本人は、横山賀一元