私が網膜剥離(もうまくはくり)になった前後のことを書き続けている。 今回はその3。診断および手術当日。 これまでに書いたものはこちらから。 僕が網膜剥離になったとき(1) 僕が網膜剥離になったとき(2) タクシーで病院に到着した時、診療開始時間の30分ほど前だったが、幸い入口は開いており中に入って待つことができた。 旅行先の病院に初めて訪れたので、もちろん初診だった。午後の診察が始まり、受付で目の現状を伝えすぐに検査と診断をしてもらうようお願いした。15分ほど待って順番が呼ばれ、診察室の中に入った。事前検査をしてくれた看護師は私のカルテを見て、生年月日が自分と同じだと話してくれた。そんなことは小学生の時以来初めてだったが、奇妙な偶然を感じた。 スポンサーリンク 医師は最初目視で私の目の状態を確認し、おそらく大丈夫なんじゃないかな、と言った。その言葉に私はかなり安心した。医師は瞳孔を開く薬を