「あらゆるタイプの施設においてロボットの導入を実現するため、ロボットフレンドリーな環境の構築を支援する」ことを目的に2022年9月に発足した「ロボットフレンドリー施設推進機構(略称RFA)」1)。その活動内容と建物のロボフレ化について解説していく連載、第4回目となる今回は、ロボットフレンドリーな物理環境特性を標準化しようという試みについて、国家プロジェクト「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」(以下、構築事業)とRFAの物理環境特性TC(technical committee)の活動を中心に解説する。 第1回:ロボフレとは。概念の成立とRFAの発足 第2回:ロボットとエレベーターの連携 第3回:ロボットとセキュリティ(扉)の連携 第4回:ロボットフレンドリーな物理環境(←今回はここ) 第5回:Octa Robotics のロボフレ事業 「ロボットが主、環境が従」でよいのか 現状のロボット