【AFP=時事】米国が不法入国者を厳格に取り締まる「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策を導入して以来2300人余りの子どもたちが親から引き離され、ソーシャルメディアには関連した画像や動画が数多く出回っている。ただ、広く拡散され、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権の移民政策への反対世論が国際的に沸騰するきっかけになった2枚の写真は、メキシコ国境で不法入国者の親子が引き離されている事態と直接関係がない場面を撮影したもので、誤解を招きかねなかったことが、AFPの事実確認で明らかになった。 【関連写真】ジョン・ムーア氏が撮影した女児の写真 2枚の写真のうちの一つ、中米ホンジュラスから入国したジャネラ・バレラ(Yanela Varela)ちゃん(2)が慰めようもないほど泣きじゃくっている写真は親子分断の象徴として世界的に認識された。写真はピュリツァ―賞(Pulitzer Prize)