東京都港区の東京メトロの駅で、男性に硫酸とみられる液体をかけて重傷を負わせたとする傷害の疑いで指名手配された花森弘卓容疑者(25)は、両親を病気で亡くした後、静岡市葵区の一軒家で1人暮らしをしていた。1週間ほど前に土産品をもらったという親類の女性は「特に変わった様子はなかった。(指名手配されたと聞き)びっくりしている」と話した。 女性や知人によると、花森容疑者の両親はいずれも医療関係の仕事をしていたといい、10年以内に病死した。以前は自宅に友人が出入りすることもあったが、最近はそうした様子もなく「いつも1人でいた」(近隣住民)という。 近所の70代男性によると「がっちりした体格だけど、性格はおとなしい」。両親と交流があったという女性(85)の話では、容疑者は静岡県内の大学に通っていた。事件があった24日の朝には、自宅前で片付け作業をする姿を見掛けたという。指名手配のニュースに「顔を合わせれ