動画投稿サイト「FC2」でわいせつ動画を配信したとして、わいせつ電磁的記録媒体陳列と公然わいせつの罪に問われたFC2米国法人創業者の実弟高橋人文(42)、関連会社「ホームページシステム」(大阪市)前社長足立真(43)両被告の控訴審判決が11日、大阪高裁であった。 西田真基裁判長は、各懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円とした一審京都地裁を支持し、両被告側の控訴を棄却した。 弁護側はわいせつ動画配信に関与していないなどと無罪を主張したが、一審判決は「サイト上で無修正わいせつ動画が配信されることを認識・許容し、それを利用して利益を上げようとしていた」と指摘し、退けていた。 一審判決によると、両被告は米国にあるサーバーからサイトを運営。2013年6月、投稿者と共謀し、無修正わいせつ動画を不特定多数の人が閲覧できる状態にするなどした。