はじめに COGNANO代表の伊村です。まずは、今回のブログ本編を執筆した前田部長の紹介をさせてください。 ダイアモンドプリンセス事件を知った時、COGNANOは新型コロナ創薬に舵を切りました。以来、クスリ開発だけではなく、「ウイルス変異」を追跡するトラッキング創薬原理の開発や抗体情報巨大ライブラリの構築に向け、すでに2年以上プロジェクトを続けています。寝食を忘れ戦い続けたのが、研究開発部の前田部長です。遺伝子工学、タンパク質・抗体工学、構造学を武器に、新しい手法で切り込むバイオイノベーターです。 2020年9月には「1年後に出現することになるオミクロンにも有効な抗体」をすでに発掘していましたが、バイオジャーナルの査読に時間を費やし、論文が受理されたのは1年半後になりました。このブログではジャーナルのピアレビューシステムの是非には触れません。とはいえ今回の「アルパカ抗体」論文公開は良い機会