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ブックマーク / zen.seesaa.net (151)

  • メディア・パブ: RSSリーダー時代が終焉か、Bloglinesがサービス停止へ

    RSSリーダー時代がいよいよ終焉を迎えることになるのか。数年前のRSSリーダー全盛時代において、トップランナーであったBloglinesが2010年10月1日をもってサービスを終えることになった。久しぶりにサイトを訪れると、次のようなメッセージが。 “As you may have heard, we are sorry to share that Bloglines will officially shut down on October 1, 2010.” 個人的にもBloglinesサービスのお世話になってきた。6年前にメディア・パブを始めたきっかけも、RSSフィードの普及によりメディア産業の地殻変動が起こるのではと思ったからである。その当時、米国のメディアサイトが次々とセグメント分けしたRSSフィードを発信し始めており、またテーマをターゲット化した良質のブログも相次ぎ登場していた。

  • メディア・パブ: 英国でインターネット広告費がTV広告費を追い抜く

    昨年の4月に「オンライン広告がTV広告を追い抜く日,英国では来年にも」と伝えたが,Reutersの記事によると当にそうなった。 the Internet Advertising Bureau (IAB)のbiannual report によると,英国のインターネット広告費が2009年上半期に17.5億ポンドになった。これはメディア別の広告シェアで23.5%となり,TV広告費のシェア21.9%を追い抜いた。つまり英国では,インターネットが最大の広告メディアとなったのだ。 英国のインターネット広告費も景気後退で,2009年上半期の伸び率が4.8%増と鈍化しているものの,シェアは大きく拡大している。一方のTV広告は,公共放送のBBCが英国内では広告がないうえに,英最大の商業TV局のITVが09年上期の広告売上が15%減と落ち込んだ。英IABのCEOが語ったところによると,インターネット広告費は

  • メディア・パブ: 奇跡の女性サイト“Glam”(2),真の世界一へこれからが正念場

    Glam.com, the world’s No 1 website for women - possibly. これは最近の英Times Onlineの記事の文章である。控えめだが,Glamを世界トップの女性サイトと紹介している。Glamを女性サイト・ナンバーワンと認める声が大きくなっているのは確かである。 だが一方で,一部の人からはGlamに対して疑惑の目が向けられている。1年前にcomScoreのデータを振りかざして,Glam自ら女性サイト・ナンバーワンを宣言したときからだ。たとえばTechcrunchは“Is Glam A Sham?”(「Glamは詐欺師なのか?」)と噛みついた。 疑惑の矛先は,ナンバーワンの根拠として取り上げているcomScoreのデータに向けられた。Glamのトラフィックに,パートナーである外部パブリッシャーのトラフィックも含んでいるからだ。2年前まで,ユニー

  • メディア・パブ: 奇跡の女性サイト“Glam”(1),Facebookをしのぐ勢いで日本上陸へ

    ちょうど1年前だった。「奇跡の女性サイト“Glam”,なぜ人気爆発したのか」という記事を書いたのが。その後,Glamはどうなったのか。 どうもGlamに対する評価は真っ二つに割れているようだ。「Facebookをしのぐ勢い」と絶賛する声がある一方で,「ホラ吹き」とこき下ろす声も聞こえてくる。前々から気になっていたので,2回に分けてGlamの現況を追ってみた。最初は,どうして絶賛されているのかを見てみる。 Glamは,Glam Media社が取り仕切るGlam Media Networkがベースになっている。以下の図で示すように,同社が運用するGlam.comを核に多数の女性向けパブリッシャーから成るメディアネットワークである。外部パブリッシャーにはブログや雑誌社サイトなどが参加している。重要なことは,女性分野に特化した垂直型アドネットワークであることだ。 これまでの米Glamのネットワーク

  • メディア・パブ: 国内でも「ソーシャルリリース」が胎動

    先のエントリーで「ソーシャル・メディア・ニュースルーム」が欧米の企業サイトで生まれてきていることを紹介した。企業が発表する資料としては,新聞や雑誌,テレビ放送などのマスメディア向けプレスリリースだけではなくて,ソーシャルメディア向けリリースも用意する動きが出てきたのだ。ブログやSNS,ポッドキャスティング,動画/写真共有などのユーザー参加型サイトが爆発的に成長するにつれて,ソーシャルメディアがマスメディア以上の影響力を発揮することも多くなっているのである。ソーシャルメディア向けのニュースリリースが生まれてくるのも当然の流れかもしれない。 ソーシャルリリースは一般にブログのような体裁をとっている。コメントやトラックバックを受け付けたり,また音声や写真,動画のマルティメディア機能も大抵備えている。発表内容の理解を助けたり,また掘り下げて調べることができるように,ネット上の関連情報へのリンクを張

  • メディア・パブ: 欧米企業サイトが開設する「ソーシャル・メディア・ニュースルーム」とは

    欧米の企業サイトを眺めていると,昨年後半あたりから「ソーシャル・メディア・ニュースルーム」と名乗ったページを見かけるようになってきた。 まず,そのようなサイトの例をいくつか,以下に掲げておく。 ●GM Europe - Social Media Newsroom ●Social Media Newsroom - Optiem ●Wolfstar Social Media News Room ●myDIALS Social Media Newsroom ●Meet Minneapolis Social Media Newsroom ●Blue Moose Films: Social Media Newsroom こうした「ソーシャル・メディア・ニュースルーム」をアクセスしてみれば分かるのだが,これまでのマスメディア向けプレスリリース・ページとは明らかに趣が異なる。ブログ風の作りで,ブロガーや

  • メディア・パブ: 新聞社/雑誌社サイトのトラフィック,Google Trendsの新機能で比べてみる

    Google TrendsでWebサイトのトラフィックを見ることができるようになった。 Google Trends for Websitesが,どの程度,信憑性の高いデータか示すかかどうかは,正直なところ分からない。とりあえず,新聞社サイトと雑誌社サイトでどのような結果が出るかを調べて見た。 最初は,国内の新聞社サイトを調べて見た。1日あたりのユニークビジター数を時間推移で比べることができる。 次は米国の新聞社サイトを比べて見た。NYTimes.comがかなり差をつけてトップを走り,その後をwashintonpost.com,usatoday.com,wsj.comが続いている。その後をブログニュースサイトのhuffingtonpost.comが追い上げている。大きなトレンドは間違っていないようだが。 最後に日の雑誌社サイトを調べて見た。地域別でも比較できる。どれくらいの収集データを基に

  • メディア・パブ: 次のGoogleは“FriendFeed”なのか

    米国のギークが今,最も話題にしている新サービスとなると,FriendFeedではなかろうか。 カリスマブロガーのSteve Rubel も,FriendFeedにぞっこんである。AdvertisingAgeへの寄稿記事の見出しが,“Why FriendFeed Could Be the Next Google”ときている。FriendFeedをポストGoogleの期待の星とでも言いたいのだろうか。 ここ数年,ユーザー参加型のソーシャルサイトブームが続いている。ブログに始まり,ポッドキャスティング,YouTube, Facebook, MySpace, Second Life そして最近ではTwitterと多彩だ。個人で複数のソーシャルサイトに参加している人も少なくない。そうした人たちのコンテンツは分散してしまっている。 そこで,バラバラにあるソーシャルサイトのコンテンツをアグリゲートするサ

  • メディア・パブ: 米新聞社McClatchy,5月売上15%減を受けて1400人の人員削減を断行へ

    史上最悪ともいえる経営不振に陥っている米新聞業界。その中で今年第1四半期の広告売上が最も落ち込んでいた新聞社がMcClatchyであった(こちらを参照)。同社の5月決算はさらに厳しくなってきた。売上高が前年同期比で15.6%減,広告売上が同16.6%減と急降下した。オンライン広告売上は同12.9%増程度であったが,これくらいでは焼け石に水である。 そこでpaidContentの記事によると,1400人の人員カットを断行するようだ。全社員10%に相当する。同社はすでに,過去2年間で13%の社員をカットしてきた。 新聞紙別ではたとえば,Miami Herald紙は全社員の17 %となる250 人が,Charlotte Observer紙では同11.1%の123人が職を失う。大規模人員カットの連鎖反応が起こりそう。 ◇参考 ・Updated: McClatchy Cutting 10 Perce

  • メディア・パブ: 従業員が給料や社長評価を暴露するソーシャルサイト

    何か驚くことをしでかすのでは・・・。少し前に,Techcrunchが予言していたが,期待通りGlassdoor.comがおもしろいことを始めてくれている。 従業員が自社やCEOを評価したり,自分の年収もさらけ出すソーシャルサイトである。まだサービスが始まったばかりだが,代表的なIT/ネット企業の従業員が参加しており,各社別にすでに興味深い結果が出てきている。今後,参加者が増えるに伴い,各企業の従業員の現況が詳しく暴露されることになりそう。 会社やトップ(CEO)に対する従業員のレビュー結果を見てみよう。ここでは、MicrosoftYahoo,Cisco SystemGoogleの4社の例を示す。レビューの投稿者数はまだ少ない。多いMicrosoft社員のレビュー投稿者数でもまだ133人である。現時点で見ると,Cisco SystemGoogleのCEOが社員から高く評価されているのに

  • メディア・パブ: iPhoneアプリの7割は無料か,15%がGPS対応で10%がゲーム

    サードパーティー製のiPhoneアプリケーションの7割が無料で入手できるようになる。投資銀行Piper JaffrayのアナリストGene Munster がそのように予言している(AppleInsiderより)。 App Storeで入手できるiPhoneアプリの平均価格は2.29ドルと見ているが,アプリの71%は無料で手に入れることができると予測している。登場するアプリの内訳は次のようになるという。 15%:GPS対応 10%:エンターテイメント指向 10%:ビデオゲーム 15%:エンタープライズ向け 注目したいのは,エンタープライズ向けアプリがかなり出てきそうなこと。iPhone 3GがBlackBerryキラーとなるのであろう。 ◇参考 ・WWDC survey suggests 70% of planned iPhone apps may be free(AppleInsider

  • メディア・パブ: ソーシャルメディア向けニュースリリースが定着の兆し

    企業の広報活動では,マスメディア向けのプレスリリースだけではなくて,ソーシャルメディア向けのソーシャルニュースリリースも必要になってきている。 企業からのメッセージをブログやソーシャルニュースなどに取り上げてもらうためには,これまでのプレスリリースだけでは不十分である。ソーシャルメディア向けのニュースリリースを用意するべきだろう。GoogleYahooなどのネット関連企業は,日常のサービスやイベントをプレスリリースではなくて企業の公式ブログで発表している。こうした公式ブログは,まさにソーシャルニュースリリースである。 確かに公式ブログも,GoogleやFacebookのような注目企業なら効果的である。でも一般の企業だと,公式ブログを用意してもおそらく埋もれたままになってしまう。となると,専門のニュースリリース配信会社に頼りたい。そこで知りたいのが,そうしたリリース配信会社がソーシャルメデ

  • メディア・パブ: ジャーナリスト風ブロガー“jounablogger”(その3):新興ブログ出版社が活躍の場に

    先週の記事で,マスメディアと個人ブログ(UGM:User Generated Media)との間にコマーシャルブログが台頭していることを紹介した。 その検証のために,ニュースアグリゲーターTechmemeに登場するニュースサイト/ブログの掲載回数ランキングを見ることにした。Techmemeはネット業界のキーパーソンから高い評価を得ているサイトで,掲載回数の多いマスメディアサイトやブログのニュース系記事はネット業界の人たちに実際よく読まれている。そのランキングで選ばれる常連のニュースサイトやブログを,以下のように分類してみた。マスメディアには,新聞社系,雑誌社系,通信社系のサイトが中心で,最近ではPR系サイトのニュースリリースも掲載されだしている。 3~4年前までは,ネット業界のニュース記事もマスメディアがオリジナルをほとんど発信していた。ブログがニュースを扱っていても,ソースとしてマスメデ

  • メディア・パブ: ジャーナリスト風ブロガー“jounablogger”(その2):評価高まる

    メインストリームメディアと個人ブログとの間に, ジャーナリストっぽいブロガー“jounablogger”が活躍する新興のブログパブリシャー(出版社)が出現している。米国の技術系分野のメディアマップをそのように描いてみた。 そこで知りたいのは,新興ブログパブリシャーの記事がどのように評価されているかである。そのためには,ニュースアグリゲーターでの掲載回数を調べてみるとおもしろそうだ。幸い,技術分野には定番のニュースアグリゲーターが存在する。Techmemeである。選択するニュースの速さと質,話題性が優れているため,ネット業界のキーパーソンやインフルエンサーがよく閲覧しているサイトだ。日にもファンが多い。 Techmemeは,Google Newsなどと同様にアルゴリズムに従ってニュースを掲載していくニュースアグリゲーターである。同サイトの特徴はテクノロジー分野に特化していることと,メインス

  • メディア・パブ: グーグル広告のクリック数が減少,曲がり角を迎えているのか

    先日から米国の一部でGoogle後退説が浮上している。米調査会社comScoreが,Googleの検索広告のクリック数が減ってきていると発表したからだ。 Googleは収益の大半を検索広告事業に頼っている。その検索広告売上高はクリック数にほぼ連動するだけに,クリック数が減り始めるとGoogleは大打撃を被りかねない。comScoreの統計データに株価も敏感に反応し,Google株が低落した。 発表データに過剰反応し業界がややパニック状況に陥っていたので,comScoreが沈静化に動いた。comScore CEO のMagid AbrahamはJames Lamberti( SVP of Search and Media)と共に,同社ブログで今回の発表データについて解説を行っている。 クリック数が減った大きな理由の一つとして,次のように説明している。More specifically, th

  • メディア・パブ: モバイルSNS市場,日本が異常なのか,欧米が遅れ過ぎなのか

    これから欧米でも,モバイルサービス市場が燃え盛ろうとしている。インターネットビジネスの台風の目が,パソコンからモバイルにシフトしている。 欧米のネット関連企業が一斉に,モバイル市場に腰を入れ始めた。GoogleYahoo,Microsoftなどの大手もそうだ。パソコンネット市場がやや飽和気味になってきただけに,未開拓地が多く残るモバイルネット市場に入れ込むのは当然かもしれない。 現在のモバイル市場では,日と欧米では大きな時差が存在する。日がかなり先を走っている。欧米は第3世代携帯電話方式の導入で遅れていたこともあって,後追いする形となっている。でも,日で先行したモバイルアプリケーションが,はたして欧米でも同じように受け入れられるのだろうか。 電車内や待ち合わせ場所などで皆が一斉にケータイ画面に見入る光景や,文芸部門の年間ベストセラーでケータイ小説が上位を独占したことなど,日のケ

  • メディア・パブ: グーグルのSNS広告事業,未だに期待外れで広告在庫の山

    SNS(Social Networking Service)は,ページビューの割には稼ぎが少ないと言われ続けていた。だが最近は米国でも日でも,大手SNSが軌道に乗り始めていると見ていたのだが・・・。 昨日のGoogleの2007年第4四半期決算の発表に合わせて,SNS広告事業の苦戦が明らかになった。07年同期売上は前年同期比51%増の48億ドルとやや成長が鈍化したものの,同社としてはまずまずの成績であった。だがこれからの広告事業ではSNSの果たす役割が増すだけに,SNS事業が壁にぶつかっているとの動きは気になる。 米国のメディアやブログによると,同社のSNS広告事業が期待外れに陥っているようだ。CFO のGeorge Reyes が「SNS広告が期待したようにマネタイズできていない」と話したと,ZDNet(Between the Lines)も伝えている。どうも,広告事業でパートナー提携

  • メディア・パブ: 勢いづくフェースブック,3~4年前のグーグルみたい

    Facebook(フェースブック)が勢いづいている。3~4年前のGoogleの姿を再現しているかのようだ。 以下に示す同社の統計データからも,この1年間の驚異的な成長ぶりが読みとれる。 Facebookの統計データ ・アクティブユーザー数:6000万人以上 ・1日当たりの新規登録者数(2007年1月以降):25万人 ・週間成長率(2007年1月以降):3% ・半年ごとにアクティブユーザー数が倍増 ・会員の半数以上は非大学生 ・25歳以上の会員が急増 ・4年制大学生の85%がFacebook会員 ・トラフィックのランキング(comScore調査):米国サイトの6位 ・月間ページビュー数:650億PV以上 ・アクティブユーザーの半数以上が毎日利用 ・写真共有アプリケーション市場のトップ ・1日当たりの投稿写真数:1400万点 ・Facebookプラットフォーム向けに開発されたアプリケーション数

  • メディア・パブ: 新聞記事の4割がユーザー作成コンテンツに,だから記者の増員は不要だと

    新聞記事の約40%が,3年以内にUGC(User Generated Content)で占められる。これは,Polopolyが欧州の新聞経営者3000人を対象に実施したアンケート調査の結果である。Ifra Expo(メディア関連の年次イベント)と連携した調査である。 ブログやSNSなどのUGCの重要性が増してきたと言っても,40%とは驚きだ。ターゲッティング広告に対応するためにも欠かせないと見ているようだ。そこで出てきたのは,次のような回答が。When Polopoly asks if it is important to have a large editorial staff, most respondents say it is not but that an editorial staff in the future will be complemented by user gen

  • メディア・パブ: 米国の有力アドネットワーク,そろって1億人以上にリーチ

    米国の有力アドネットワークとなると,1億人以上にリーチするのが当たり前のようだ。 comScore Media Metrix の今月データ(2007年10月測定)から,広告分野ランキング(Ad Focus Ranking)を見てみると,上位にはアドネットワーク(Ad Network)がズラリと並んでいた。トップ50からトップ13を抜き出した表が,以下である。 黄色部分がアドネットワークとなっている。Google Ad NetworkよりもAdvertising.comやTribal Fusion のほうが,多くのユーザーにリーチしている。このトップ3は,いずれも1億3500万以上のユニークビジターを抱え,全米のインターネットユーザーの74%から87%をもカバーしていることになる。 ◇参考 ・comScore Media Metrix Releases Top 50 Web Rankings