「ノウフクJAS」は、2019年に制定された日本農林規格です。農産物等の背景にある社会的価値が ブランドの軸となっているという点で、これまで日本にはなかった新しい規格として誕生しました。 2019年に制定された日本農林規格「ノウフクJAS」の正式名称は、「障害者が生産行程に携わった食品の農林規格(平成31年3月29日農林水産省告示594号)」といいます。その本来の主旨は、「みんなが地域の一員となり、一緒になって地域を作っていく」その取組みを評価するというものです。 規格とは本来、均一的で効率的であることを求めるものですが、ノウフクJASは「多様であること」に価値を見出します。産地や品種、栽培方法を軸とするブランドではなく、農福連携商品の背景にある社会的価値を認めるこの規格によって、障害がある方のみならず、すべての人が自他の多様性を受け入れ、非均一性の中にある優しさや強さに価値を見出すひとつ