内閣府・食品安全委員会の作業部会は1日、高温で揚げたり炒めたりした野菜などに含まれる発がん性物質「アクリルアミド」の摂取と日本人の健康への影響について「リスクは極めて低いが、動物実験の結果から、懸念がないとはいえない」との最終評価の結果案をまとめた。食品安全委員会は摂取量を減らすよう促している。 作業部会(青木康展座長)は2011年からアクリルアミドのリスクを検討してきた。 アクリルアミドは食品に含まれるアミノ酸(アスパラギン)と糖が120度以上の加熱によって反応して生じる。微量でも遺伝子を傷つける作用をもつ。