アメリカの3大トレイルを踏破したトリプルクラウン・ハイカーにして、この山と道JOURNALSでも、みちのく潮風トレイルのスルーハイク記や、あまとみトレイル〜信越トレイルのスルーハイク記でもお馴染みの清田勝さんが、新たな旅のレポートを寄稿してくれました。 これまでの彼の旅は、所謂ロングトレイルのスルーハイクと呼ばれるような、ルートが策定されたトレイルを最初から最後まで通して歩くスタイルが中心でしたが、今回はいくつものトレイルや道路を繋ぎ、太平洋から伊豆半島、富士山、南アルプス、八ヶ岳、北アルプスなど本州を横断して日本海まで歩く、23日間の旅を行いました。 「日本にはアメリカのように数百km〜数千kmに及ぶようなロングトレイルがない」と嘆くハイカーもいます。ですが、今回の彼のように1本のトレイルにはこだわらず、時には道路や街に下りながらトレイルとトレイルを繋いで歩くなら、道はどこまでも続いてい