IoT向けプラットフォームを提供するKDDI傘下のソラコムが、東京証券取引所グロース市場に新規上場を果たした。これはKDDIが「スイングバイIPO」と呼ぶ施策の一環だ。スイングバイIPOとは、スタートアップが大企業の力を借りてさらなる成長を目指すこと。KDDIは次のスイングバイIPOも用意している。同社のスタートアップ支援は、今後も成果を出し続けられるだろうか。 大きな成長を遂げたソラコムが上場 通信を軸としたIoT向けのプラットフォーム「SORACOM」を提供してきたソラコム。元々はスタートアップの独立系MVNO(仮想移動体通信事業者)だったが、IoT向け通信事業に力を入れているKDDIが2017年に買収。同社の傘下に入ることとなった。 ソラコムはそれ以降も、豊富な資金と取引先を持つKDDIの支援を得て成長し続けている。SORACOMは世界180の国や地域でサービスを提供し、世界中で2万