国連が制定した「国際女性デー」(毎年3月8日)は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた、勇気と決断を称えることを目的に制定された記念日となっている。 今年のテーマは“invest in women: accelerate progress(女性への投資が進歩を加速させる)”。この日にふさわしい映画として紹介したい作品が『コール・ジェーン ―女性たちの秘密の電話―』。3月22日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテ、グランドシネマサンシャイン池袋 などで公開される。 人工妊娠中絶の実話を基に描く 女性の権利としての人工妊娠中絶を描いた実話を基にした本作は、中絶が法律的に許されていなかった1960年代のアメリカ・シカゴが舞台。主人公のジョイ(エリザベス・バンクス)は2人目の子供を妊娠するが、妊娠によって心臓の病気が悪化する。 担当医からは緊急に中絶を勧められるも、病院