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ブックマーク / hiroyukikojima.hatenablog.com (5)

  • フェルマー予想解決の話+昔に女子大で数学の講義を聴いた話 - hiroyukikojima’s blog

    今や、フェルマー予想も、ポアンカレ予想も解決してしまった。そして「フェルマーの最終定理」、「ポアンカレの定理」という座に落ち着いた。(証明者に冠するなら、ワイルズ・テイラーの定理、ペレルマンの定理と呼ばれるべきかもしれないが)。残された著名な予想は、リーマン予想となった。これもぼくが生きている間に解決してしまうのだろうか。そうあって欲しい、とわくわくする。 フェルマー予想は、ぼくが数学の秘境に迷いこむことになった憧れの定理である。中学生のときに、コンスタンス・レイド『ゼロから無限へ』 ゼロから無限へ―数論の世界を訪ねて (ブルーバックス) 作者: コンスタンス・レイド,芹沢正三出版社/メーカー: 講談社発売日: 1971/08/16メディア: 新書購入: 32人 クリック: 537回この商品を含むブログ (16件) を見るとか、イタール『整数論』(文庫クセジュ)とかを読んで、そりゃあもう、

  • 数学って「思想」なんだよな - hiroyukikojima’s blog

    最近、代数幾何を勉強し始めた。来年出す新書の準備の一環としての勉強だ。 代数幾何というのは、多変数の多項式の解(零点)の点集合(放物線とか、円とか、球などの空間図形はその一種)の性質を分析する分野のことだ。高校で教わる「代数・幾何」を化け物のようにしたような分野だと思えばいい。(間に「・」があるかないかで雲泥の差なのだ)。 実は、ぼくは昔、数学科に在籍したときは、代数幾何が専攻だった。数論を専攻したかったのだけど、成績が悪くて希望のゼミに入れなくて、同級生の「数論をやるなら代数幾何は勉強しておいたほうがいいよ」という一言で、代数幾何のゼミに入れてもらうことにしたのだ。でも、そのゼミでは、代数幾何をほとんど勉強しないまま終わった。ゼミのときは毎週、準備してきたことが10分で先生に撃墜されて、残りの時間はずっとお説教をされていたからだ。(読者に優しい数学書を書く技術 - hiroyukikoj

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  • リーマン予想から深リーマン予想へ! - hiroyukikojima’s blog

    ぼくにとっての今年最大の衝撃は、「YUI完結」、になってしまったと思う。もちろん、彼女が来年、どのような形で音楽活動を再開するのか(あるいは、しないのか)にもよるけど、YUI以外の音楽を身体が受け付けなくなって、YUI音楽だけをエネルギー源として生きてきたぼくは路頭に迷う可能性が大だ。頼むから、一部で報道されているような「事務所への不満」が原因で、それを振り切った形でよりパワフルな音楽活動を繰り広げてくれれば、と願ってやまない。 最近出たベスト盤2枚は、もちろん買った。すべての曲を持っているので、自分でituneで編集すれば同じものが作れてしまうのだが、迷いもなく購入した。それは、おまけの写真集が欲しいからだ。あたりまえだ。そして、あまりにすばらしい写真集だった。これだけに3300円を支払う価値がある。写真集だけがこの価格で販売されても購入しただろう。昔問題になった「おまけが欲しいから、

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  • 小説というものの難しさ - hiroyukikojima’s blog

    のっけからなんだけど、今日(8月20日)発売の週刊東洋経済(8/25日号)にぼくのどでかいインタビュー(2ページぶちぬき、写真もでかい)が掲載されてる。最寄りの書店などで立ち読みしてつかあさい。(印税は入らないので買えとは強制しませんです)。これは、先月に刊行した拙著『数学入門』ちくま新書の著者インタビュー。著作に書いたこととインタビューで話したことが非常に上手にまとめられてて、とても良い紹介になっている。このインタビューで興味が出たら、その足で新書の棚に向かい、『数学入門』ちくま新書ものぞいてみて欲しい。これは、刊行1ヶ月で、すでに二回も増刷がかかっていて好調。どこまで部数が伸びるか楽しみだ。 まあ、でも、今回書きたいのは、このことではない。小説のことだ。 小中高校生向けの数学小説(もちろん、大人にも楽しめる)、『大悪魔との算数決戦』技術評論社と『ナゾ解き算数事件ノート』技術評論社を書き

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  • 数学の道が閉ざされるとき - hiroyukikojima’s blog

    遅ればせながら映画『容疑者ケインズ』、もとい、映画『容疑者xの献身』を観てきた。 なぜ観に行ったか、というと、ぼくがCDまで買ってしまいそうな勢いの柴咲コウのファンだからでは決してなく、福山演じるガリレオ先生の講義のように教室を女子大生でいっぱいにするにはどうしたらいいかを学びたいから、ってえのでも全くない。実は、小学生の息子が、「どうしても観たい」、といったので連れていくことにしたのだ。息子は、テレビでの『ガリレオ』を観て、このシリーズのファンになったようだ。表向きには、理科マニアであることが理由なのだが、その実、柴咲お姉さまにやられてしまっているのかどうかは定かではない。(ママには内緒にしといてあげよう)。まあ、理科雑誌「RikaTan」(ムペンバ効果と経済 - hiroyukikojimaの日記参照)を与えて以来、繰り返し熟読しているので、まんざらウソでもないだろう。当に、この雑誌

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