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booksとhistoryに関するnatu3kanのブックマーク (48)

  • 『耳鼻削ぎの日本史』”やさしさ”から”見せしめ”まで - HONZ

    “耳鼻削ぎ”とは穏やかではない。というか、野蛮。現代人はそう感じるだろう。日歴史上で耳や鼻を削ぐといえば、戦国時代の話かな。敵の首をいくつとったか戦功を証明するのに、首だと持って帰るには重いから耳。いや耳だと左右二つ削いで数をごまかせるので鼻になったんだっけ。いやはや、戦国時代は血腥い…。 著者は日各地の“耳塚”“鼻塚”を訪ね歩き調査する。無惨に討たれた武士たちの耳や鼻が何百と葬られたというのなら、さぞや怨念が染み付いているだろう、怨霊話もあるだろう。耳や鼻を削ぐという行為の意味もみえてくるだろう、と思いきや。 なぜかどこへいっても「耳の神様が耳の聞こえをよくしてくださるところ」という話ばかりだったのだという。 私は日中の耳塚・鼻塚を訪ねてまわり〜(中略)けっきょくのところ、どこの耳塚・鼻塚からも不気味な怨霊譚が聞かれることはなかった。それどころか〜(中略)土地の人から愛され、ご利

    『耳鼻削ぎの日本史』”やさしさ”から”見せしめ”まで - HONZ
    natu3kan
    natu3kan 2015/06/24
    顔を潰すことで社会的な死刑にして命まで取らないってのから、戦国時代の首級の合理由来で残虐度の方がメインになっていったのかあ。麻木 久仁子って久々に見た名前。
  • 伊藤博文の「皇太子は操り人形」発言と明治国家の儀礼の創造 | Kousyoublog

    先日の記事「近代日、海水浴の誕生」で明治時代に日の医療制度の確立に多大な影響を与えたドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツについて紹介したが、そのベルツの日記に、彼が侍医を務めた皇太子嘉仁(後の大正天皇)の結婚に関するエピソードとして、伊藤博文の発言が紹介されている。明治三十三(1900)年五月九日の日記より。皇太子の結婚は翌日五月十日のこと。 『一昨日、有栖川宮邸で東宮成婚に関して、またもや会議。その席上、伊藤の大胆な放言には自分も驚かされた。半ば有栖川宮の方を向いて、伊藤のいわく「皇太子に生れるのは、全く不運なことだ。生れるが早いか、到るところで礼式(エチケット)の鎖にしばられ、大きくなれば、側近者の吹く笛に踊らされねばならない」と。そういいながら伊藤は、操り人形を糸で躍らせるような身振りをして見せたのである。――こんな事情をなんとかしようと思えば、至極簡単なはずだが。皇太子を事実

    伊藤博文の「皇太子は操り人形」発言と明治国家の儀礼の創造 | Kousyoublog
  • 「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著

    幕末明治、日を訪れた欧州の人々が驚いたのが、そこらじゅうに溢れる恥ずかしげもなく裸体を晒す日の人々である。若い娘が一糸まとわぬ姿になって庭先で行水し、子供たちは裸で川遊びに興じ、車力の男達は筋骨隆々な身体を見せ、公衆浴場も温泉も多くが当然のように混浴で、老若男女みな裸体の人が町中にいても気にも留めない。 当時の欧州や現代日と当時の日とでは裸体に対するとらえ方が大きく違っていた。当時の日では裸体は羞恥心を抱く対象ではなく、現代日で言うところの顔のようなもの、『人間の顔と同じく「日常品(コモディティ)」だった』(P107)と著者は言う。一般的に、人の顔を見てもなんら性的な欲求を覚えないように町中で顔を晒して歩いていても恥ずかしいとは思わない。同様に、当時の日では顔の延長であるコモディティとしての裸体を恥ずかしいとは思わない。このような裸体を恥ずかしいと思わない観念の社会が、明治維

    「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著
  • 連載「ゲーマーのための読書案内」第46回:『オリエンタル・デスポティズム』

    『オリエンタル・デスポティズム 専制官僚国家の形成と崩壊』 著者:カール・A・ウィットフォーゲル 訳者:湯浅赳男 版元:新評論 発行:1995年1月(通常版は1991年1月) 価格:8400円(税込) ISBN:978-4794802415 ひさびさに大部の書籍を紹介しよう。カール・A・ウィットフォーゲルの『オリエンタル・デスポティズム 専制官僚国家の形成と崩壊』だ。名前から分かるとおり,マルクス以前からの「東洋的専制」論を批判的に継承し,発展させたのがこのである……とか書いていくと,なんでそんなを読まねばならんのかと,いぶかしむ読者も多いだろう。だがこれが,ほぼすべての歴史ゲームに関連する,有益な示唆を含んでいるのである。 国家/社会の発展順というと,我々は近世/近代以降におけるヨーロッパの発展過程を典型と捉え,古代(奴隷制の大帝国)→中世(封建制)→近世(絶対王政)→近代(国民国家

  • 連載「ゲーマーのための読書案内」第49回:『毒ガス開発の父ハーバー』

    有機化学をかじったことのある人なら,フリッツ・ハーバーの名前は先刻ご承知だろう。空気中の窒素からアンモニアを合成する実用的な方法を開発し,農業と工業に多大な貢献をした,ノーベル化学賞受賞者である。その彼の伝記『毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者』を,今回は紹介したい。 書名が明かすとおり,この物理化学の大家が上げた業績は,時代背景と相まって軍事方面で大いに活用されてしまう。「ニトロ基」といえばピンと来ると思うが,窒素化合物に関する技術は化学肥料に使えるのみならず,火薬の生産に直結している。ハーバーの仕事は,農業生産と兵器生産の両面から第一次世界大戦時のドイツを支える結果となった。 ちなみに書の見解によれば,ハーバーのアンモニア合成法を聞いてカイゼル・ウィルヘルムII世が「これでドイツは戦える」と言ったという有名な逸話は,事後的に作られた伝説であろうとのこと。チリ硝石の輸入が

  • 【4Gamer.net】[週刊連載]ゲーマーのための読書案内 第5回:『アラブが見た十字軍』

    『アラブが見た十字軍』 著者:アミン・マアルーフ 訳者:牟田口義郎,新川雅子 版元:筑摩書房 発行:2001年2月(文庫。原版は1986年) 価格:1575円(税込) ISBN:978-4480086150 今回紹介するのは,アミン・マアルーフの『アラブが見た十字軍』。従来ヨーロッパ側,攻め込んだ側の史料で描かれるのみだった十字軍の遠征を,攻め込まれたイスラム/中東側に残された多くの年代記史料に基づいて記述したである。その切り口と記述内容ゆえ,上梓された直後には世界中で話題になったため,読んだことはないが題名くらいは知っているという人も多いだろう。 題名からは,さまざまな年代記史料の記述を比較/考察する学術書ライクな内容を想像してしまうが,そんなことはない。起きた事柄やそこでの各人の振るまいが時間軸に沿って平易に書かれ,まるで歴史小説のような体裁となっている。もちろん,そこに架空のヒーロ

  • Amazon.co.jp: 生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866): 井上浩一: 本

    Amazon.co.jp: 生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866): 井上浩一: 本
  • Amazon.co.jp: 十字軍騎士団 (講談社学術文庫): 橋口倫介: 本

    Amazon.co.jp: 十字軍騎士団 (講談社学術文庫): 橋口倫介: 本
  • Amazon.co.jp: 十字軍:ヨーロッパとイスラム・対立の原点 (「知の再発見」双書 (30)): ジョルジュタート (著), 南條郁子 (翻訳), 松田廸子 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 十字軍:ヨーロッパとイスラム・対立の原点 (「知の再発見」双書 (30)): ジョルジュタート (著), 南條郁子 (翻訳), 松田廸子 (翻訳): 本
  • パコパコママ期間限定スペシャルー無料お試し開始!

    natu3kan
    natu3kan 2013/10/05
    機械で仕事した方が奴隷より安上がり。
  • 不平等の中で、玉砕まで戦ったのはなぜか~『皇軍兵士の日常生活』 一ノ瀬 俊也著(評者:尹 雄大):日経ビジネスオンライン

    小津安二郎監督の「お茶漬の味」で、笠智衆演じるパチンコ店店主が、佐分利信演じる貿易会社部長と酒を飲み交わすシーンがある。佐分利は笠のかつての上官という設定である。 「あの頃はよかったですな。シンガポールは」と笠が軍隊時代の話をすると、佐分利は「ああ、そうだな。だけど戦争はごめんだね」と返す。 すると笠は「そうですな。ですが、シンガポールはよかったですな。南十字星が」と言い、ひとくさり歌を歌う。敗戦からわずか7年後の描写だ。 小津の作品には、戦友会の宴席で、元軍人たちが小皿を叩き、放歌しているようなシーンがいくつか登場する。小津も中国戦線に従軍したが、フィルムに表れたノスタルジーは、兵役を経験した一定数の男たちの共有するリアルな気分だったのかもしれない。書の著者もこういう。 〈戦後にいたってなお、人びとの心のなかに軍隊あるいは徴兵の存在を是認する、ある種のプラスのイメージが残っていたことも

    不平等の中で、玉砕まで戦ったのはなぜか~『皇軍兵士の日常生活』 一ノ瀬 俊也著(評者:尹 雄大):日経ビジネスオンライン
  • 『皇軍兵士の日常生活』 - Apeman’s diary

    一ノ瀬俊也、『皇軍兵士の日常生活』、講談社現代新書 帯の惹句は「軍隊という格差社会をどう生きたのか? 徴兵・手当・事から死亡通知まで」。興味深いのは「はじめに」で語られている書執筆の動機の一つに、「丸山真男をひっぱたきたい」があげられていること。日近現代史研究でも近年、戦争による「強制的同質化」という概念が提起されていること、そして「マクロの視点から見たときそうした説はおそらくまちがってはいない」としたうえで、「戦争や徴兵が社会を「平等化」させる魔法の杖のように思われている節はないだろうか」「戦時下の日社会には徴兵制がもたらした人びとの生と死をめぐる「不平等」、「不公平」が蔓延しており、誰もそれを助けようとしなかった」(原文のルビを省略)という問題提起がなされている(もう一つの課題は「昭和の人びとが徴兵され、兵士になっていく過程を(…)制度と心情の両面から、(…)明らかにすること」

    『皇軍兵士の日常生活』 - Apeman’s diary
    natu3kan
    natu3kan 2013/08/20
    >「戦時下の日本社会には徴兵制がもたらした人びとの生と死をめぐる「不平等」、「不公平」が蔓延しており、誰もそれを助けようとしなかった」(原文のルビを省略)という問題提起がなされている
  • 「働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち」トム・ルッツ 著 | Kousyoublog

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

    natu3kan
    natu3kan 2013/08/20
    怠け者、それは金のない時だけ働きたくて、働いた分のお金が即日で欲しい人たち。日雇い労働でかつ流通系の集団ってマフィアとかヤクザのルーツでもあるんだよね。成長させたのが物資不足の貧困や禁酒法だけど
  • 歴史をかえた魔法の弾丸 『サルファ剤、忘れられた奇跡』 - HONZ

    生命科学や医学の領域では、物理学や数学のように天才は多くない。しかし、遺伝の法則を見つけ出したグレゴール・ヨハン・メンデルや、進化論を唱えたチャールズ・ロバート・ダーウィンは、まぎれもない天才だ。メンデルとダーウィンは、19世紀の中盤から終盤にかけて、その天才的な洞察力を発揮した。 この二人とほぼ同時代に活躍したルイ・パスツール、それに少し遅れたロベルト・コッホ、という仏独のライバルも、『微生物の狩人』黎明期における天才だ。そのコッホの弟子、パウル・エールリッヒという名をご存知だろうか。パスツールやコッホに劣らず、いや、独創性を天才の指標とするならば、その二人よりも一段上といってよいほどの天才なのである。 プロシアにおいて化学工業が隆盛を迎えた時代、エールリッヒは、細胞を『染める』ということを思いつく。細胞というのは、おおむね透明に近い。染色することによって、内部構造をふくめ、詳細な観察が

    歴史をかえた魔法の弾丸 『サルファ剤、忘れられた奇跡』 - HONZ
  • 弁護士会の読書:裸は、いつから恥ずかしくなったか

  • 裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 - 情報考学 Passion For The Future

    ・裸はいつから恥ずかしくなったか―日人の羞恥心 ペリーの日遠征に随行した画家の「下田の公衆浴場」という絵には、全裸の男女が秘所を隠すこともなく混浴の浴場でくつろぐ様子が描かれている。若年や中年の男女が多いが、誰も互いの裸体に欲情していないし、恥ずかしさも感じていないことがみてとれる。この絵を見たアメリカ人は日人を「淫猥な人たちだ」といい、フランス人は「日人に羞恥心はない」といい、オランダ人は「男女の性別を気にしていない」といって驚き、そして軽蔑した。 150年前の日では「男女が無分別に入り乱れて、互いの裸体を気にしないでいる」のは普通だったのだ。江戸時代の日人にとって、裸体は顔の延長のようなものであり、現代人の我々がスッピンの顔を見られても恥ずかしくないように、裸を見られても平気だった。 江戸時代の日人がいかに裸に対しておおらかだったか、具体的な記録から明らかにされる。若い娘

    natu3kan
    natu3kan 2013/05/18
    明治に入るまで日本はわりとハダカに寛容だったって本は結構でてるから、かなりメジャーな話なんだろうなあとおもった。
  • 『空手坊や』は二度ベルを鳴らす - 虚無回転レシーブ

    突然ですが、映画『ベストキッド』の原題が「Karate Kid』だということはご存知だったでしょうか。日でこれを直訳して『空手坊や』としたとすると興行的にはコケそうな気がするので、『ベストキッド』というのは上手な「意訳」だと思います(わたしは『空手坊や』という映画のほうが観たいけど)。 ベストキッド以外にも映画のタイトルには、上手い訳が多いような気がします。レイモンド・チャンドラーの原作をハンフリー・ボガード主演で映画化した『三つ数えろ』も原題の『The big sleep』と比べるとインパクトのあるタイトルになっている気がします。ただ、『大いなる眠り』というタイトルに込めた原作者の思いは完全に消えているわけで、そのあたりのバランスは難しいよなと思います。 映画だけでなく書籍の場合もおそらく事情は同じで、インパクトのある訳と原作に忠実な訳とのバランスで、翻訳者はおおいに頭を悩ますのではな

    『空手坊や』は二度ベルを鳴らす - 虚無回転レシーブ
    natu3kan
    natu3kan 2013/05/18
    上手な邦題
  • 補給戦―何が勝敗を決定するのか - はてなダイアリー

    補給戦―何が勝敗を決定するのか - はてなダイアリー
  • ナイチンゲールの毒舌 - NATROMのブログ

    案の定、ナイチンゲールが大人気のようなので、看護覚え書―看護であること・看護でないこと」(現代社; 改訂第6版版)から、とくに私が感銘を受けた部分を紹介しよう。看護のであるからして、看護婦の行動の例がたくさん提示されるのであるが、その多くがダメな例である。たとえば、観察不足から虚偽の報告がなされる例として、 「この患者さんにはお通じは何回ありましたか?看護婦さん」「一回です、先生」。こういうばあいたいていは、実際には便器は七回も八回も使われていたが、ただそれを看護婦が空にしたのが一回だけであった、という意味なのである。(P179) ペットが患者の癒しになるという文脈で、 ある病人が、自分が看護婦から受けた看護と、犬から受けた看護とについて語ったことがあるが、彼は犬による看護のほうがずっと良かったと言った。「何よりも犬は喋(しゃべ)りませんからね。」(P174) 使命感を持っていない看護婦

    ナイチンゲールの毒舌 - NATROMのブログ
    natu3kan
    natu3kan 2013/05/17
    人間の怠惰を端的に示した箴言。孫引きだが>こういうばあいたいていは、実際には便器は七回も八回も使われていたが、ただそれを看護婦が空にしたのが一回だけであった、という意味なのである。(P179)
  • 天満放浪記: アウトローの原型