この連載「元Googleの人事が解説--どんな企業でも実践できる『新卒採用』の極意」では、グーグルで新卒採用を担当していた筆者が、企業がそれぞれの採用プロセスにおいて、どのように自社にあった「才能」を獲得・育成していけばいいのかを具体案を交えてご紹介していきます。 第9回となる前回(「役員の一存で採用が決まる?--採用面接のブラックボックス化を防ぐ『構造化面接』とは」)は、面接のブラックボックス化を防ぐ「構造化面接」について、その特徴や効果についてお話をしました。 今回はいよいよ構造化面接の具体的な運用方法について説明していきます。前回の内容を踏まえてお話しますので、まだご覧になっていない方はぜひそちらもご一読ください。 「構造化面接」の設計 早速ですが、実際の採用の現場において構造化面接を設計する際、注意すべきポイントについて紹介していきましょう。 構造化面接の実践では次の3ステップが必