90年代後半からギャルファッションやガールズカルチャーをけん引した「セシルマクビー」(CECIL McBEE)が店舗・ECビジネスから撤退する。ギャルの聖地・マルキュー(渋谷109)で、2000年度に年間売上高11億8300万円で館内1位になると、2013年まで14年連続でトップに君臨。売り場面積65坪で、ピーク時の売上高は14億円超、最高月坪売上高は248万円に到達。高速の企画調達とノベルティー戦略などもあり、ブランドのプロパー消化率が90%超えと、今の時代には考えられないほどの記録的な数字を残してきたブランドだ。 しかし、「デベロッパーと撤退の話し合いが進んでいる」との話が聞こえはじめたのが5月下旬のこと。ブランドの買収や事業譲渡などが進むかと注視してきたが、結局、今日(7月20日)、自力での事業再構築という形で閉鎖を発表するに至った。残すのは4ブランドと「セシルマクビー」のライセンス