新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、厚生労働省は2020年6月19日にスマートフォン向けの新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」をリリースした。米Google(グーグル)と米Apple(アップル)が提供するAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使用し、プライバシーに配慮しながら感染者との濃厚接触をいち早く知ることができる仕組みを備えたアプリだ。効果を発揮するには幅広い利用者への普及が欠かせない。COCOAの普及にはどのような取り組みが求められるだろうか。 厚生労働省が提供する新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた接触確認アプリ「COCOA」。米Googleと米Appleが提供したAPIを活用し、プライバシーに配慮しながらも感染者との濃厚接触をいち早く知ることができる仕組みになっている プライバシー配慮のためにも利用者の拡大は不可欠 政府の緊急事態宣言が