スティーヴ・カレルとティモシー・シャラメの共演作「ビューティフル・ボーイ」が、4月12日に公開される。 ドラマ「13の理由」の脚本家ニック・シェフと父親の実話をもとにした本作は、ドラッグ依存症に苦しむ青年ニックと父デヴィッドの愛と再生の物語。シャラメがニック、カレルがデヴィッドを演じた。 映画ナタリーでは、本作の公開を記念してシャラメと同世代の俳優・宮沢氷魚にインタビュー。シャラメの演技や作品の魅力、そして自身の父であるアーティスト・宮沢和史との思い出を語ってもらった。 取材・文 / 秋葉萌実 撮影 / 草場雄介 ──まずは映画をご覧になっての率直な感想から聞かせてください。 小さな頃から第2の故郷として過ごしてきたサンフランシスコのベイエリアで繰り広げられる話なので、親近感を抱きました。アメリカに住んでいた頃に自分の身近なところにもドラッグの問題で苦しむ人がいたことを思い出して、ニックの