兵庫県尼崎市のJR福知山線の踏切で今年3月、自転車に乗っていた高校1年の男子生徒(当時16歳)が電車にはねられて死亡する事故があり、県警は3日、踏切の手前まで自転車を無免許運転中のバイクで押して並走していたなどとして、同市内に住む無職の少年(16)を自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許過失運転致死)容疑で逮捕した。 発表によると、少年は3月28日午後5時頃、同市内の市道で、自転車のサドル下のバーを右足で押しながらバイクを無免許で運転。自転車が止まれないほどの速度で走行し、勢いのついた自転車を踏切内に進入させたことで、男子生徒を死亡させた疑い。少年は調べに、「踏切に気づいて足を離したので、止まれると思った」と容疑の一部を否認しているという。