※前回記事「会社人生にNO!米国、専業主婦ブームの真相」 米国の男性も、家事はあまりしない ――アメリカで女性たちが企業社会を捨て、専業主婦回帰しているという現象について聞きました。それにしてもなぜ、女性ばかりが会社を辞めなくてはいけないのでしょうか? アメリカ人男性は育児・家事に積極的で、だからこそ、女性も仕事と家庭の両立ができる印象がありますが。 ワーキングマザーが大変なのは、いまだに子どもの世話をするのは母親の役目と考えられているからです。実際、妻が家事に費やす時間は1日平均4.5時間弱なのに、夫はその半分以下の2時間しかありません。子育てに関しても、妻は1日平均1.5時間費やしているのに、夫は1週間でたったの3時間とものすごく開きがあり、この割合は1930年代からほとんど変わっていません。 ――それは実に意外です。日本はそうでも、米国は違うはずと思っていました。 もちろん、若い世代