フジテレビ系音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR(ミュージックフェア)』(毎週土曜18:00~)が、1964年の放送開始から今年で60周年、放送回数3,000回を迎え、これを記念した特別企画を3月2日から9週にわたって放送する。 このフジ最長寿番組に半世紀にわたって携わるのが、現在もエグゼクティブプロデューサーとして腕を振るう石田弘氏(80)。同局の港浩一社長とともに『とんねるずのみなさんのおかげです』を立ち上げ、石橋貴明が扮するキャラクター「ダーイシ」のモデルとしても知られる名物Pだ。 日本の音楽業界とともに歩んできた石田氏は『ミュージックフェア』をどのように作り、精神が受け継がれてきたのか。その歴史を振り返るとともに、特別企画のブッキング秘話、今後の番組やフジテレビへの期待など、たっぷりと話を聞いた――。 『ミュージックフェア』の石田弘エグゼクティブプロデューサー ドラマや
原作者が尊重され、守られるように――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子 『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、映像化の際に原作者に大きくかかる負担について、小説家であり、かつて脚本家志望だった柚木さんからの提言です。 ※当記事は連載の第35回です。最初から読む方はこちらです。 #35 映像化と原作者 テレビドラマにもなった漫画「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんがお亡くなりになった。映像化にあたっての条件が守られず原作が改変されてしまい、それを防ぐため自ら脚本を書くなどして、心身ともに疲弊していたことが背景にあるようだ。私はドラマも原作もその違い含めて楽しみにしていたので、事情を知って、申し訳ない気持ちになっている。 作品を守るためには、原作者がたった一人、身を削
昨年6月にフジテレビの代表取締役社長に就任した港浩一さん(71)。ディレクター、プロデューサーとして『とんねるずのみなさんのおかげです』をはじめとした数々の番組を手掛け、同番組内ではとんねるず木梨憲武によって「小港さん」としてものまねされたことでも有名だ。 ここでは、盟友である秋元康やとんねるずとの関係や、今なお語り継がれる伝説の「カメラ破壊事件」について伺った。(全3回の2回目/続きを読む) とんねるずは芸人ではなく、エンターテイナー ――港さんととんねるずとの出会いを改めて教えてください。 港浩一社長(以下、港):1983年に『オールナイトフジ』が始まりました。月に4週あるんでディレクターが4人いたんですけどそのうちのひとりが僕。その時に僕が組んだのが秋元(康)でした。「さん付け」すると他人行儀になるので、普段通りに呼びます。秋元は、1980年に僕が深夜番組でディレクターデビューしたと
ハライチ岩井が奥森皐月と結婚を発表。 自分の脳の理解が追い付いた順番 ①ハライチ岩井が結婚だって!あれだけ「自分は結婚できない」みたいなこと言ってたじゃねえかよ!つい最近「ボクらの時代」でも言ってたじゃねえかよ!結局そういうことかよ! ②相手は奥森皐月だって!あのラジオたくさん聴いてますつう女子高生だったな確か。ん?女子高生?女子高生。ほお……あ、今は19歳なのね。 ③出会いは奥森が小学生の時に出演していた「おはスタ」ですか。そうですか……まあ、そういうこともあるよな。普通ないけど。 ④年下論争はフェミニズム界隈の人にぶん投げるけど、奥森が商売にしていた「ラジオ好き」はどこに起因してんの?付き合ってたからラジオ好きなの?それともラジオ好きだからこそ付き合ったの?どっちにしてもモヤモヤすんな! ⑤それにしても今までの芸風全否定みたいなこのムーヴは、ラジオなりテレビなりでどう弁明するんだろうか
人気落語家・立川志らくさんが、師匠にして伝説の噺家である七代目・立川談志との日々を綴った自伝エッセイ『師匠』。 本誌連載時から話題を呼んだ同作が、まもなく単行本として刊行されます。 そこで、かつての談志が絶大な信頼を寄せ、「俺の未練を置いてく」とまで言わしめた爆笑問題・太田光さんをお迎えして、ふたりが目の当たりにした談志の凄すごみ、知られざる素顔について語り合っていただきました。 対談は、在りし日の談志が暮らした「練馬の家」にて。いまだ冷めない情熱の余韻とともにお届けします。 撮影/大西二士男 志らく 太田さん、この書斎には以前もいらっしゃったことありましたっけ? 太田 えぇ。5、6年前ですかね、テレビの収録で一度お邪魔してます。もうほんと、談志師匠の残り香だらけで(笑)。この机と椅子に座って書き物をされてたんだなぁとか、書棚を眺めるだけでも古今東西、やっぱりすごい勉強家だったんだなってい
『クイック・ジャパン』では過去に「テレビ・オブ・ザ・イヤー」「YouTube on the border」などジャンルごとにその年のコンテンツを総括する座談会を開催してきた。昨年末にも「お笑いの配信オブ・ザ・イヤー2022」と題して、TVer、映像系サブスクリプションなどWEB上で視聴できた映像コンテンツを総括・分析したが、今回はライブ、Podcast、地上波放送などタッチできる限りすべての「お笑い」コンテンツが対象だ。現役でお笑いシーンを作る芸人やテレビディレクターなど最強のお笑い通6名によって2023年上半期のお笑いコンテンツを振り返る。 奥森皐月 (おくもり・さつき)2004年生まれ、東京都出身。女優、タレント。3歳で芸能界入り。『にほんごであそぼ』(Eテレ)にレギュラー出演中。多彩な趣味の中でも特にお笑いを偏愛し、毎月150本のネタを鑑賞、毎週30時間程度のラジオ番組を愛聴している
(注意)以下で言う「ウツ」とは、精神疾患として診断された「鬱病」ではなく、その三歩手前くらいの、抑うつ状態のことくらいの俗流表現と考えてください。 テレビ「あちこちオードリー」を観ていた。 ゲストは吉住、井桁弘恵、ファーストサマーウイカ。 「芸能界を生き抜くための教科書」みたいな企画で、それぞれが芸能界で体験して来た経験をもとにいろいろなことを言う。 この番組のプロデューサーである佐久間さんは「タレント(主に芸人)に本音を語らせる」的な番組が得意分野のひとつ。この「あちこちオードリー」も、その系統のひとつと考えていいだろう。 もちろんその「本音」はテレビ的に刈り込まれたものかもしれないが、やはり核には真実があると思っている。 そういう番組は面白い反面、どうしても「多忙な芸能人」としての辛さや屈託など、同じような話の繰り返しになってしまう難点もある。 「ワイプでどんな顔をしていいかわからない
好きなおいしいものは何ですか? と訊かれたら 飯島奈美さんの料理だと答えるという、俳優の松重豊さん。 しかしながら飯島さんにしてみると、 松重さんにはドラマや映画の撮影以外で ちゃんと料理を召し上がっていただく機会が、 これまで、なかったのだそうです。 そこで『LIFE 12か月』ができあがった記念に、 ‥‥という口実で、松重豊さんを、 飯島さんのアトリエにご招待しました。 いっしょに食べるのは、糸井重里。 飯島さんにも、調理をはさんで おしゃべりに参加していただきました。 出てくる料理は、『LIFE』シリーズに登場したものから、 飯島さんがよくつくるというおかず、 パリでつくって友人にも大好評だった一品など、 ドリンクからデザートまで、た~っぷり、15品。 松重さん、今日は、もう、おなかいっぱい食べてください! >松重豊さんプロフィール 俳優。1963年福岡県出身。 大学卒業と同時に蜷川
ゴールデンタイムのMC番組をはじめ、レギュラーも多数。「キモかわいい」から“かわいい”を捨て「キモい」に全振りし、お笑い芸人としての地位を着実に固めたアンガールズ・田中卓志(47)。今年1月には一般女性との結婚を発表した。家事は難なくこなし、料理も得意。「奥さんを幸せにしてあげたい」と臆面なく語る。50歳を目前に大きな幸せを掴んだ田中の、人生のターニングポイントとは。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) 今年のはじめ、世の未婚男性たちをどよめかせた田中の結婚のニュース。田中のスペック(高身長・高学歴・高収入)を指摘したSNSも話題になり、日本中が田中を見直し、結婚を祝福する気運が高まった。 「高スペックって(笑)。まあね、それも、おちょくられてるんですよ。でもワイドショーとかでも各局取り上げてもらって、びっくりしました。自分の結婚がピックアッ
2023年M-1グランプリにて、初代王者・中川家以来のトップバッターで優勝という、圧倒的強さを見せつけた超新星・令和ロマン。ボケを担当し、自他ともに認める「お笑いオタク」の髙比良くるまが、その鋭い観察眼と分析力で「漫才」について考え尽くします 【第2回】「様式美と意外性」東西の漫才の違いとは コレカラをご覧の皆さん。くるまです。 お笑いを考えすぎる当連載も遂に第二回。 前回は季節外れのM-1考察を敢行しまして↓ 令和ロマン髙比良くるまの漫才過剰考察|第1回 なんとか誰のお叱りも受けずに生き延びることに成功。 せっかくなので今回分も合わせて史上最薄の書籍を作れたらな、と。 薄すぎてコミケに回されたらな、と。 集まったお客様の蒸気から積乱雲生まれて中からラピュタ出てきたらな、と。 「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」 〜 ジュール・ヴェルヌ 〜 さて、今回も過剰に漫才を考察して行こ
一之輔と好楽の『ぽかぽか』出演 落語家の春風亭一之輔と三遊亭好楽が8月16日の『ぽかぽか』に出ていた。 おもしろい取り合わせだ。 一之輔は今年2023年になって『笑点』に入った新メンバー、好楽は1979年から出ている古参メンバーである。 一之輔は古くから続く「落語協会」のメンバーであり、好楽はそこからの分派に失敗した一門の末裔で、いわば独立リーグ選手のような所属である。 落語界での接点は薄い。 その2人が出てきた。 仲が良さそうで、でも芯のところは微妙という雰囲気がそのまま映し出されて、やはりテレビの生放送はおもしろい。 「落語うまいんだから『笑点』なんか出ちゃダメだ」 冒頭近く、春風亭一之輔のプロフィールを紹介した流れで、好楽がこう言った。 「この人さ、落語がうまいんだから、『笑点』なんか出ちゃだめなんだ」 それを聞いて一之輔はただ笑っている。 「落語がダメだからみんな『笑点』に来るんだ
ありますよ。 2部と3部は一部しか見てない回がありますので部分になりますが、 第1部87話「八百万石を狙う凶弾」→お庭番が銃弾に倒れた直後、初めて3人マジ斬り 91話「対決!嵐の甲府城」 122話「知るや南のうらみ節」 159話「お仲成仏灯篭ながし」→「成敗!」宣言後自分で2人マジ斬り 191話「吉原木枯し女の涙」→非道な夫を許しを拒否し逆ギレしたところをマジ斬り 193話「初雪は哀しき女の死化粧」→お庭番を制止し、「オレが討つ」でWマジ斬り 196話「何故に悲しき相合傘」→騙して結婚し、売り渡した男をマジ斬り 第2部 3話「気になるあいつの恋びんた!」→極悪旗本を最初に2人、最後に1人マジ斬り 6話「絵文字が告げた吉宗暗殺」 24話「おふう恋燈籠」→第1部87話と159話を足して2で割った感じ。3人マジ斬り 27話「鬼退治!雨のオランダ屋敷」→外人相手のマジ斬り 36話「危機一髪!皆殺し
理論派の芸人たちが語る「漫才の秘密」、研究のプロたちが解き明かそうとする「漫才の構造」――。 漫才は技術か? アートなのか? お笑いファンから芸人志望者まで必読の『最強の漫才 東大と吉本が本気で「お笑いの謎」に迫ってみた!!』が刊行された。 電車の吊り革につかまれず床を転げ回るネタでM-1を制し、かたや自作ゲームのネタでR-1を優勝。一見、予測不可能で型破りなボケを連発しているように見えるマヂカルラブリー・野田クリスタルは「笑いとは内輪である」という独自理論を持っている。内輪を制する者が賞レースを制す!? ──以前、アルコ&ピースの酒井(健太)さんにインタビューしたときに、野田さんのことを話していて。自分たちも変だと言われていたけど野田さんの変は常軌を逸していて、お互いピンになっても一緒にコンビを組むことは考えられなかったと話していました。 野田 僕は酒井さんのことが羨ましかったです。僕は
昨年11月に出版された中村計著『笑い神 M1、その狂気と純情』(文藝春秋社)を読んだ。「M1グランプリ」を創設した者の一人として興味を抱いたからだ。「プロローグ」に「漫才とは何か、笑いとは何か。その核心を、その真髄を覗き見たくなった」と書かれてあったので、少し期待をしながら読んだ。 しかしながら、読み進めるうちに苦笑は失笑に変わり、読み終えた時には失望を通り越して呆れてしまった。 あまりにひどい本である。このような「間違いだらけ」の論考で、世間をたぶらかしてはいけない、と私は思う。関西弁の話しことばで表現すれば「中村さん、わかりもせぇへんのに、何、たいそうなこと言うてんねん」である。 中村氏が、それまでの自分の人生とは縁遠かった「お笑い」というフィールドを題材にして、たくさんの時間をかけて、多くの人達に話を聞かれた労苦は評価する。しかし、本著は「漫才」「笑い」「M1」について、なんら正鵠を
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『笑点』2人めの春風亭である一之輔 『笑点』の新メンバーに春風亭一之輔が入った。 ホンモノの実力派落語家である。そんな時代になったのかとちょっと驚いた。 いまの笑点メンバーで2人めの「春風亭」である。 亭号で笑点メンバーを分けるとこうなる。 春風亭:昇太と一之輔 三遊亭:好楽と小遊三 林家:木久扇とたい平 桂:宮治 あらためて見ると、おのおの亭号が同じであるだけで、系統から見るとそんなに近いわけではない。まったく近くない。 つまり「名字は同じだが親戚ではない」というのと同じだ。 落語家の身分保障は誰かの弟子であることだけ 落語家になるには、落語家に入門しないといけない。 ある落語家個人の弟子にならないといけないのだ。 落語協会や落語芸術協会という組織に入るのではない。 入門した師匠が所属していたところにそのまま所属となるだけである。 落語家の身分保障は「私はあの落語家の弟子である」というと
「ドラクエII」タイアップ曲でデビューし,新星の輝きに圧倒され表舞台を去った牧野アンナさんが目指すもの ビデオゲームの語り部たち:第34部 ライター:大陸新秩序 ライター:黒川文雄 カメラマン:畑沢亮太 今回の「ビデオゲームの語り部たち」では,振付師の牧野アンナさんに話をうかがった。牧野さんは,父のマキノ正幸氏が立ち上げた沖縄アクターズスクールでレッスンを重ね,ファミリーコンピュータ用ソフト「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」のタイアップ楽曲「Love Song 探して」でデビュー。その後,安室奈美恵さんも在籍したアイドルグループのSUPER MONKEY'Sのメンバーを経て指導する側に回り,現在は自身が立ち上げたエンターテイメントスクール「ラブジャンクス」を運営している。 そんな牧野さんと筆者(黒川)には,30年以上も前に接点があった。牧野さんが歌った「Love Song 探して」はアポ
2013年4月4日から2016年3月24日まで放送された、「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」「アルコ&ピースのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)がサブスクサービス・オールナイトニッポンJAMで期間限定で配信されることが発表された。 アルコ&ピースは2013年4月より1年間、「ANN0」を担当。2014年4月に「ANN」通称“1部”に昇格し、2015年4月からは再び「ANN0」パーソナリティを務めた。ドラマチックな展開が話題を呼び、リスナーからの熱い支持を獲得。2016年3月の最終回に数百人のファンがニッポン放送に駆けつけたことは今でもしばしば語られ、リスナーを主人公とした小説が発表されるなど根強い人気を誇る。 オールナイトニッポンJAMホームページ内で行われている「もう一度聴きたいオールナイトニッポンアンケート」でのリクエスト数は圧倒的で、このたび期間限定での特別配
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