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"平坂 寛"の検索結果1 - 20 件 / 20件

  • 新種の巨大ムカデ『リュウジンオオムカデ』を捕まえた&咬まれた

    沖縄にはとんでもなくデカいムカデがいるらしい。 しかも、そのムカデは水陸両用で水に潜ってカニやエビを捕食するという。 長らく謎に包まれた存在だった大ムカデだったが、このたび日本人研究者らの手によって、めでたく新種として名前が与えられた。その名は『リュウジンオオムカデ(琉神大百足)』。 この素晴らしいムカデを捕まえてみた。それから、咬まれてみた。 ※全体的に絶対マネしないでください 新種だけど存在はずっと知られてた さて、いきなりだが本記事の舞台となる森の話をしよう。 沖縄本島の北部に広がる「やんばる」と通称される山林地帯である。 第二次大戦中には激戦地であった沖縄において、戦火を免れた原生林がいまだに残っているのだ。 本記事の舞台、「やんばる」の森。 それゆえにヤンバルクイナやヤンバルテナガコガネといった世界中でここにしか生息しない生物たちが見られるのである。 最近では世界自然遺産登録へ歩

      新種の巨大ムカデ『リュウジンオオムカデ』を捕まえた&咬まれた
    • 毒魚『ゴンズイ』に刺されてみた 〜「薬用入浴剤で治る」説は本当か〜

      ゴンズイという魚がいる。 本州以南の沿岸に生息する海産ナマズで、ちょっとまぬけなヒゲ面と黒地に黄白色のストライプがキュートな毒魚である。 毒魚。そう、この魚はヒレに毒針をもち、刺されると激しく痛む。そのため漁師や釣り人からは蛇蝎のごとくに嫌われているのだ。 ものの本やネット上の記述によると、その痛みたるや大人でも耐えがたいものであり、しばし地獄の苦しみを味わうというではないか。 というわけで実際に刺されてみた。 かんたんに釣れるかわいい毒魚 というわけで今回はゴンズイの毒性がいかほどのものか、わざと刺されて検証する記事です。 ゴンズイといえば、当サイトでもかつて毒ライターの伊藤健史さんが釣って食べる過程を記事にしており、その中でも触れられているとおり釣り人からはかなり邪険な扱いを受けている。 ゴンズイ。「外道」と呼ぶなかれ!あぶなくておいしい毒魚、ゴンズイ(伊藤健史) より その理由は有毒

        毒魚『ゴンズイ』に刺されてみた 〜「薬用入浴剤で治る」説は本当か〜
      • 『青いイシカワガエル』を見つけたら新聞沙汰になった話

        沖縄には俗に「日本一美しいカエル」と称されるカエルがいる。 世界で本島北部の山林地帯「やんばる」にのみ生息する天然記念物『イシカワガエル』である。 そのタダでも美しく珍しいイシカワガエルであるが、彼らの中にはさらなる「レア枠」が存在する。 ごく稀に全身が鮮やかなブルーに染まる『青いイシカワガエル』だ。 本来のイシカワガエルは緑色 その青いイシカワガエルをどうしてもひと目見てみたい!というわけで僕は今年の3月頃からやんばるへ足繁く通うようになったのだが…。 本記事ではその顛末をお話ししたい。 一般的な体色のオキナワイシカワガエル(沖縄本島固有種)。苔むした岩や木肌に擬態するのに適したカラーリングである。 ところで、そもそも本来のイシカワガエルとは鮮やかながら深い緑色をベースとした体色のカエルである。 緑色のカエルといえばアマガエルしかりモリアオガエルしかり、さほど珍しくもないように思えるとこ

          『青いイシカワガエル』を見つけたら新聞沙汰になった話
        • 沖縄の野良ポトスがヤバい

          観葉植物として人気が高いポトス。 名前を聞いたことがない人でも一目見れば「あっ、これか!」と思うはず。それくらい馴染みの深い植物であるポトスだが、沖縄では彼らが野生化してドえらい姿になっているのだ。 人の手を離れ、野生を解き放ったポトスたち。その真の姿をしかと見よ。 頑丈で育てやすい=野生化したらえらいことになる つた状に伸びる茎に丸くかわいらしい葉をつけるポトス。『オウゴンカズラ』の和名に恥じない見た目の良さはもちろんだが、彼らが観葉植物として広く愛される理由はそのタフさにもある。 鉢植えやハイドロカルチャーなどで広く販売されるポトス。安価な上に育てやすく園芸ビギナーからも人気が高い。原種は緑一色だが市販品には斑入りのものや葉色が明るい黄緑のものなど様々なバリエーションが存在する。 非常~~っに頑丈で、屋内でも屋外でも簡単に育てられる点にある。ホントびっくりするほど強い。 なんなら土に植

            沖縄の野良ポトスがヤバい
          • 北海道にしかいない「本物のシシャモ」を知っているか? 珍魚ハンターが“シシャモの聖地”に突撃してきた - Yorimichi AIRDO|旅のよりみちをお手伝い

            シシャモを食べに北海道へ行ってきたんですわ。 そう聞くと不思議に思われる方が多いかもしれない。日本全国、駅前の居酒屋チェーンに行けば「子持ちシシャモ」が食べられるではないか、と。 Yorimichi AIRDO読者の皆さん、はじめまして。平坂寛と申します。 “珍生物ハンター”として、世界中の珍しい魚をつかまえ、食べてきた私がなぜあえてシシャモに挑むのか。理由はほかでもない、「北海道に行かなきゃ味わえないシシャモ」がいるから。 ……じゃ、冒頭の言葉、ちょっと言い方を改めてみよう。 “本物のシシャモ”を食べてきたんですわ。シシャモの聖地「むかわ町」で。 何を『美味しんぼ』みたいなことを……と言うなかれ。 事実、「シシャモ」の名を冠して流通する魚には二つの魚種が含まれている。一つは正真正銘の「本シシャモ」、もう一つは「カラフトシシャモ」と呼ばれる魚だ。 「子持ちシシャモ」の名で全国に流通している

              北海道にしかいない「本物のシシャモ」を知っているか? 珍魚ハンターが“シシャモの聖地”に突撃してきた - Yorimichi AIRDO|旅のよりみちをお手伝い
            • 生きた化石!幻のサメ『ラブカ』を食べる

              リュウグウノツカイ、ダイオウグソクムシ、ダイオウイカなどと並んで『深海のスター』に君臨するサメがいる。 太古の昔からその姿を変えていないとされる生きた化石『ラブカ』である。シン・ゴジラの第2形態(蒲田くん)のモデルになったとされるアレね。 幻のサメとも呼ばれるこのラブカをひょんなことから入手してしまった。しかも新鮮な個体を。 ならやることは一つ。さばいて食べてみた。 ※今回は動画もあるから再生しながら詳細を記事で読むと楽しいよ。 透明標本作家からの贈り物 事の起こりは二ヶ月ほど前にさかのぼる。 知り合いの透明標本作家・冨田伊織さんから不意に電話があった。 「ラブカが手に入ったんですが、いりますか?」 間髪入れずに「いります」と返した。いらないわけがない。 魚類が内に備えた骨格の美しさを顕す冨田さんの作品たち。骨格標本は魚種によって出来栄えが大きく変わってくるため各地で色々な魚を集めている。

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              • 世界最大のゴキブリ「ヨロイモグラゴキブリ」を捕まえる

                地球上のあらゆる生物の中で唯一、ゴキブリだけが苦手だ。苦手すぎて、最近は逆に興味を持ち始めてしまった。 好きと嫌いをこじらせた結果、いっそゴキブリ界の頂上たる世界一デカいゴキブリを捕まえてみようと思い至った。奴は、オーストラリアにいる。奴の名は、『ヨロイモグラゴキブリ』。 まず一筆断りを入れておくと、実にややこしいことに「世界最大のゴキブリ」にはいくつかの候補が存在する。 頭からお尻までの長さならばマダガスカル島にいるゴキブリが、頭から翅の先端までの長さでいうなら南米産のものがそれぞれ僅差で長じているのだ。 そして、今回ターゲットとしたヨロイモグラゴキブリは『体重』が世界一なのだ(もちろん体長だってトップクラスではある) 世界最大ゴキブリの一角、マダガスカルに産するGromphadorhina oblongonata。体長では今回のターゲットであるヨロイモグラゴキブリをしのぐとも言われる。

                  世界最大のゴキブリ「ヨロイモグラゴキブリ」を捕まえる
                • 「スッポンに噛みつかれると雷が鳴るまで放してくれない」説は本当か? :: デイリーポータルZ

                  「スッポンに噛みつかれると、雷が鳴るまではなしてくれない」という言い伝えがある。 マジか。やべえ。 試してみようぜ。確かめてみようぜ。 他に攻撃手段がないからこその「かみつき」 自らの安全を脅かす敵を撃退する際に「殴る」ことができる動物はほとんどいない。 「手」やそれに準ずる「前脚」をもつ人間や猿、クマなど一部の哺乳類が例外なのである。 一般的な動物たちの攻撃手段は「ひっかく」「蹴る」「突進する」「はさむ」「刺す」などだが、昆虫から人類までもっとも多くの種が行使できるのはきっと「かみつく」だろう。 あまり知られていない事実だが、生きものに噛みつかれると痛いし泣きそうになる。あと、一定以上のサイズが相手だと怪我する。 多くの動物たちが備える基本スキル「かみつき」だが、「こいつに噛まれたらマジやばい」と人間たちから特に恐れられているものたちがいる。 その理由は「毒がある」「歯が鋭い」「とにかく

                    「スッポンに噛みつかれると雷が鳴るまで放してくれない」説は本当か? :: デイリーポータルZ
                  • 猛毒の外来種『オオヒキガエル』の食べ方をカラスに教えてもらった

                    石垣島には『オオヒキガエル』という中南米原産の毒ガエルが帰化している。 ウシガエルのように大きく肉づきがよく。どうにか食用になりそうなものなのだが、ふつうに捕まえて食べると悶絶するほどマズい。というか、中毒して舌や口が痺れる。 しかし試行錯誤の末、この度ついに彼らをおいしく食べる方法を発見するに至った。 それでは聴いてください…「オオヒキガエルの食べ方」。 ※でも危険なので絶対に真似しないでください。 本当にヤバいタイプの外来生物 オオヒキガエル。それは日本の離島で「無敵」と呼ぶにふさわしい猛威を振るう存在である。 実は本サイトでも、過去にレポート(野外観察&食レポ)をしているのだが、あらためて少しだけこのカエルの凄さをお話しさせてほしい。 オオヒキガエルはボディーだけで15センチほどになる大型のヒキガエル。厚みと幅もあるので、そのボリューム感と迫力は圧巻。 かつてオオヒキガエルはそのタフ

                      猛毒の外来種『オオヒキガエル』の食べ方をカラスに教えてもらった
                    • まっすぐな針で魚は釣れるか

                      魚を釣る「釣り針」とは基本的にアルファベットの「J」のように弧を描いているものである。 当然だ。縫い針みたいにまっすぐだったら魚なんて釣れっこないもんね。 …いやいや、実はまっすぐな針でも釣れるんです。 普通の釣り針はJ字型 まず、この写真を見ていただきたい。国内外で流通している色々な釣り針である。 釣り針いろいろ。全部シルエットはJ字型だ。 大きさも様々。細かい形状にも差異があり、いかに狙う魚や釣り方によって細分化されている漁具であるかがわかる。 だが、すべてに共通する点として「J字型」をしていることが見て取れる。 そらそうだよね。この形じゃないと何も引っ掛けられないよね。…ホントに? 当たり前だろう。魚の口に引っ掛けて釣り上げるのだから、J字でなくてはどうしようもなかろう。Iでは絶対に掛からないに決まっている。 …果たして本当にそうだろうか? 縫い針みたいなI字型の針じゃあ当然魚は釣れ

                        まっすぐな針で魚は釣れるか
                      • 沖縄で野良アロワナを釣って食べた

                        沖縄本島のとある川でアロワナを見つけた。 アロワナ。アマゾンとかにいるあのデカくてキレイな魚だ。 そのままにしておくのもなんなので、釣って博物館に寄贈したり刺身にして食べたりしてきた。 ※刺身はマネしないでください 在来の魚を見にきたはずが… そもそもは、地元の方に「その川の大きな淵にはフナやタウナギなど沖縄在来の珍しい淡水魚が生き残っている」という情報を教えてもらったのがことの発端だった。 問題の淵。池のようにも見えるが、実は川の一部で絶えず水が流れている。 魚が好きな僕は大喜びで現場へ向かった。 沖縄本島、特に市街地を流れる川は今やグッピーなどの外来魚で溢れかえっており、そうした在来の純淡水魚(一生を淡水で過ごす魚)はもうほとんど見られないのだ。 紹介されたポイントはうまい具合に開発から取り残されていたようで、護岸整備もされていなければゴミもない。水草も豊富だし、これは期待できそうだ。

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                        • 国旗そっくり!珍魚ヒノマルテンスで日の丸弁当を作る

                          魚の見た目いうのは実に多様だ。 しかしその中でも、こと我々日本人からすると驚愕もののカラーリングを誇る魚が存在する。 その名は…『ヒノマルテンス』。まんま日本の国旗、日の丸を写し取ったような魚である。 国旗に擬態している!? 魚類、特に海魚のビジュアルバリエーションには驚かされる。 岩や海藻にしか見えない究極のナチュラル系から、アメリカのお菓子かよ?みたいな原色ド派手系までさまざまである。 岩そっくりな地味系の最右翼、オニダルマオコゼ 冗談みたいにカラフルなヤマブキベラ だが、今回フィーチャーするヒノマルテンスは奇抜さの方向性が一味ちがう。 その名の通り日の丸、日本国旗そのものなのである。それこそ「まさか国旗に擬態しているのでは…?」というレベルで。 ふふふ…。どんな魚か気になるだろう? こんなに面白い魚もそうそういない。ぜひ記事にして紹介したいと思い、一昨年あたりからしつこく探してきた。

                            国旗そっくり!珍魚ヒノマルテンスで日の丸弁当を作る
                          • 半サメ半エイ!? ジャイアントショベルノーズシャークを釣る

                            数年前のこと。オーストラリア北東部へ虫を取材しに赴いた際、ついでに魚釣りでもしようかと訪れたビーチで地元のおっさんがとんでもない魚を釣り上げていた。 大きさは2メートルほどもある上、なにより形が異様でその存在感に度肝を抜かれた。その名は『ジャイアントショベルノーズシャーク』。 出会いは偶然に このビーチで事件は起こった。 舌を噛みそうになる長ったらしい名前だが、シャークとつくから要はでっかいサメ……ではない。詳細はのちほど説明するが実にややこしい話で、分類上はシャークという名でありながらエイの一種なのである。 この時、オーストラリアにはツムギアリなどの昆虫を探しに来ていた。 だが先ほども述べたとおり、その姿が非常に奇怪。そんな妙なネーミングも「ああ、まさに!」と納得してしまう容姿なのだ。 なんだこれ!超デカいし超カッコいいぞとおっさんに駆け寄り、砂浜へ引き上げるのを手伝う。 だがなにせ自分

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                            • 日本最大の川エビ「コンジンテナガエビ」を捕まえて食べる

                              「テナガエビ」というエビをご存知だろうか。 川に棲む、その名のとおり腕の長~いエビで食用にもなる。ただし、ボディーは小指ほどしかなく、主な調理法は丸ごと唐揚げにしてバリバリかじるものである。 しかしエビ界も広いもので、中には「塩焼きサイズ」のテナガエビもいる。日本最大のテナガエビ、『コンジンテナガエビ』だ!!! クルマエビサイズのエビが川にいる そもそも、日本の川に棲むエビは基本的に小さい。 2~3センチ程度の小エビ(ヌマエビ類、スジエビなど)がほとんどである。 冒頭で触れたテナガエビの仲間はもうちょっと大きいが、それでもせいぜい10㌢程度しかない。 ヌマエビの仲間 食用にもなるスジエビ 海洋漁業大国である日本においては、「エビを食べる」といえば多くの場合、クルマエビやイセエビ、アマエビなといわゆる「海のエビ」であることが多い。 だが、内陸部ではテナガエビの仲間(より小型で腕が短いスジエビ

                                日本最大の川エビ「コンジンテナガエビ」を捕まえて食べる
                              • ロンドンの街中でデッカい肉食魚『ノーザンパイク』を釣る

                                ※本記事は2017年9月に取材、執筆したものです デカい魚、しかも鋭い歯を持つ肉食魚といえば、往々にしてアマゾンだの南洋だの……。そういうなんだかとってもファラウェイな場所にいるのが道理である。…と長らく思っていたが、案外そうでもないらしい。 なんとロンドンの街中には「ノーザンパイク」なる大型肉食魚が出没するというのだ。 …それって逆にすごくね?釣りに行ってみることにした。 都会の運河〈カナル〉を捜索せよ!! 今回のターゲットであるノーザンパイク(単に『パイク』とも)とは体長1メートルを超える、淡水魚としてはかなり大型の肉食魚である。シルエットや体色といったビジュアルの要素ひとつひとつもイカす。 ユーロスターでロンドン入り。今から釣りをするとは思えない光景。 しかも相当な悪食というか健啖な魚で口に入るものなら、いや入らない大きさのものまで手当たり次第に食いつく激しい一面も知られている。 一

                                  ロンドンの街中でデッカい肉食魚『ノーザンパイク』を釣る
                                • 有毒?無毒?深海の怪フグ『ウチワフグ』を食べる(※肝も)

                                  深海にはウチワのように広がる腹部を持つ「ウチワフグ」という奇妙なフグの仲間が生息している。 毒性もいまいち明らかになっていないようであるが、このたび入手できたので食べてみることにした。とりあえず安全そうな筋肉と…一番やばそうだが気になる部位である肝臓を。 水深300mから団扇がやってきた 導入が雑で申し訳ないのだが…。先日、沖縄でハマダイという深海魚を釣っていた友人から「ウチワフグが釣れたけど欲しいか」と連絡が入った。 以前から見てみたい、触ってみたい、食べてみたい魚だったので二つ返事でいただくことにした。以上が事の次第である。 これがウチワフグだ!一見すると普通のフグだが… ちなみに、水深およそ300mの海底から釣れたのだというから驚きだ。 フグといえば堤防で釣れるような沿岸の魚というイメージが強いだろう。しかしフグ界もなかなかどうして広いもの。深海にまで進出しているとは。 ジャーン!!

                                    有毒?無毒?深海の怪フグ『ウチワフグ』を食べる(※肝も)
                                  • セーヌ川で巨大ナマズを釣る

                                    花の都・パリを流れるセーヌ川。 誰もが知るあの水辺に、なんと体長2メートル以上に達する巨大ナマズが生息しているという。 エッフェル!ルーブル!大ナマズ!明らかに浮いた存在な気がするのだが…。 本当にそんなのいるのかね?確かめるべく釣りに行ってきた。 正真正銘、パリのど真ん中!! フランスの首都・パリに人知れず巨大魚が潜む…。なんとも都市伝説めいた話題である。 パリ市街中心部を流れるセーヌ川。こんなところに大ナマズが…? まず、セーヌ川も日本人の感覚からするとかなり大きく長い河川である。 上流へ上流へと遡っていけば、やがて自然に囲まれた「なんかデカい魚くらい普通にいそう」な景色にたどり着く。 大ナマズの噂もどうせそういう「セーヌ川(※大自然、ど田舎)」での話なのだろうと最初は思っていた。 「東京でクマが出た!→奥多摩だけどね」みたいなね。 釣り場の移動はには地下鉄を使う。 しかし!今回の件に

                                      セーヌ川で巨大ナマズを釣る
                                    • これ全部「○○鯛」!一番タイっぽくないタイはどれだ!?

                                      世の中には名前に「タイ(鯛)」とつく魚がたくさん存在する。 しかしその中にはあまり「鯛っぽくない」ものも少なからず含まれるのだ。今日はいろんな「⚪︎⚪︎ダイ(鯛)」を羅列し、鯛として認定されるための境界を探ってみタイ。 そしてタイとしての特徴を備えていない「名ばかり鯛」たちの面白さを知らしめタイ。 海水魚界の超メジャーどころ はい!突然ですが海の魚の代表格といえばなんでしょうか。いちばんのメジャーどころといえばなんでしょうか。 マグロ?あー、悪くないけどちょっとね。外洋性であんまり身近な感じしないのがちょっとね? じゃあ身近でおいしいイワシ?…はぁ。あんたもし国対抗国際魚選手権があったらイワシを我が国代表に選ぶか?選ばないだろ? アジ?マジで言ってる? いやいやいや。公平な目で見りゃあここはもうあの魚一択でしょ。 これよ!タイよ。マダイよ。 タイでしょ。鯛。タイしかないっしょ。 これはあく

                                        これ全部「○○鯛」!一番タイっぽくないタイはどれだ!?
                                      • バルセロナ「ボケリア市場」でスペインの魚介類を眺めてきた

                                        2019年のこと。仕事でスペインはバルセロナへ行く機会があった。 無事に日程をこなして帰途につく日、日本行きのフライトまでちょこっとばかり時間に余裕があることに気づいた。 こういうときはあれだ。市場を覗くのがベストな振る舞いであると相場が決まっているのだ。 …「スペインの台所」を徘徊する そもそも、この時の仕事はテレビ番組のロケ協力でバルセロナ郊外に生息する巨大ナマズ(ヨーロッパオオナマズ)を捕まえて紹介するというものだった。 こんなナマズ。 その仕事は全うできたのだが、ナマズ以外の魚をあまり拝めなかったのが少々の心残りだった。 特に、現場が川のほとりだったので、当然ではあるが海の魚にはまったく出会えずじまいであった。 もっと魚見たかった…。 その欲求不満を解消するためにも、やはり市場へ行くほかないのだ。 サグラダファミリアも見た。すごかった。 そこで日本人のコーディネーターさんにおすすめ

                                          バルセロナ「ボケリア市場」でスペインの魚介類を眺めてきた
                                        • ユニコーンを釣って食べる

                                          沖縄の海に「ユニコーンフィッシュ」という魚がいる。その名の通り、魚類でありながら額にツノが生えているのだ。…すごくないですか?見てみたくないですか?なんなら食べてみたくないですか? 魚なのにツノが生えてる ツノっぽく見える突起がある、とか、ヒレの一部が長くてツノに見える、とかいうレベルの代物ではない。 完全にツノ。ツノ以外の何者でもない。 そんなご立派ホーンの持ち主なのだ。沖縄のユニコーンは。 屋我地島から出発。ドラキュラ釣りでもお世話になった遊漁船バディーの与那城船長に案内してもらった。 沖へと船を出し、潮通しがよく大岩が点在するポイントへ。 ユニコーンフィッシュに限らず、こういう場所には魚が集まりやすいのだ。 さすが沖縄の海。お目当てのユニコーン以外にも色々な魚が釣れる。これはウメイロモドキ。 ポイントに到着したら、オキアミをパラパラと少しずつ撒いていく。 これが潮に乗って流れていくと

                                            ユニコーンを釣って食べる
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