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セクシュアリティの検索結果81 - 120 件 / 999件

  • 京都市聚楽保育所 民営化中止の原因は 美少女フィギュア!? - 示現舎

    去る10月26日、京都市が民営化を進めてきた中京区の市営聚楽(じゅらく)保育所について、市議会での民営化の条例案の採決直前に受託予定の「社会福祉法人きらきら福祉会」が辞退したために採決中止になるという異例の出来事があった。NHK等は「⺠営化に反対する保護者から中傷の⼿紙を受け取り、迷惑をかけられないと判断した」と受託予定業者が説明したと報じている。 これだけでは分からないが、地元事情通によれば、元世界人権問題研究センター研究員の保護者が、きらきら福祉会の関連会社の「株式会社ボークス」が製作販売している美少女フィギュアが「性的搾取」であると中傷したことが原因ではないかという。 メディアで報じられた聚楽保育所の民営化条例案の採決中止について、多数の保護者の反対があったためであるかのように報じられているが、実は1人の活動家めいた保護者の中傷が原因であるという情報が筆者のもとに寄せられた。その人物

      京都市聚楽保育所 民営化中止の原因は 美少女フィギュア!? - 示現舎
    • ミサンドリーとリプロライツ|斎藤環(精神科医)

      私の「炎上」を機に、Twitter上でリプロライツの議論が活性化しています。私自身の主張はかなり単純なのですが、ツイートで毎回同じことを書くのは骨が折れるので、ここにまとめてみました。ご一読くだされば幸いです。 まず大前提ですが、ジェンダーギャップが大きい現実、男性優位の社会や制度、家父長制的な慣習が遺残している現実、女性表象の「もの」的消費の現実が問題であるのは当然です。こうした状況に対する対抗運動としてフェミニズムはきわめて重要な意味を持つと考えています。ただし、私は「フェミニズムは女性の自己決定の保証を求める運動だ。自立する女性を励ます運動だ。保護という名目で女性の自由を奪うことに反対する運動だ」(@ruriko_pilltonさんのツイート)という意見に同意し、『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』(チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ、河出書房新社)にも同意する立場なので、男性批判

        ミサンドリーとリプロライツ|斎藤環(精神科医)
      • 生理がある人もない人も「しんどい」ときは休める社会に。性教育YouTuber・シオリーヌさん - りっすん by イーアイデム

        「性の話をもっと気軽にオープンに」をテーマに活動する、性教育YouTuber・助産師のシオリーヌさんに「生理と仕事」や「性のリテラシー」について伺いました。 「生理(月経)」による腹痛や頭痛、腰痛、気持ちが安定しないなど心身の不調に悩まされ、仕事のパフォーマンスに影響が出てしまう、といった方は少なくありません。 一方で「生理の話」はオープンにしづらいという認識が根強いこと、症状や重さには個人差があることなどから、生理がある人同士であっても「つらさ」を理解し合えないことも。 その背景には私たちが受けてきた「性教育」が不十分で、「人間の体と性」について知る機会が少なかったことも影響しているかもしれません。 ※取材はリモートで実施しました タブー視されてきた性や生理に「試行錯誤」している段階 「人間の体と性」について考えるにあたって、元をたどると「生理」をはじめとする「性教育」には、男女別に授業

          生理がある人もない人も「しんどい」ときは休める社会に。性教育YouTuber・シオリーヌさん - りっすん by イーアイデム
        • ピンクやフリルは女の子だけのもの、なんてない。|ゆっきゅん

          ピンクのヘアやお洋服がよく似合って、王子様にもお姫様にも見える。アイドルとして活躍するゆっきゅんさんは、そんな不思議な魅力を持つ人だ。多様な女性のロールモデルを発掘するオーディション『ミスiD2017』で、男性として初めてのファイナリストにも選出された。「男ならこうあるべき」「女はこうすべき」といった決めつけが、世の中から少しずつ減りはじめている今。ゆっきゅんさんに「男らしさ」「女らしさ」「自分らしさ」について、考えを伺った。 私たちは、社会から長い間「男らしさ」「女らしさ」といった価値観を刷り込まれてきた。だけど本当は、男も女も関係なく、誰もが自分らしく自由に生きていけばいいのではないだろうか? そんな思想を体現しながら、アイドルとして活躍しているのがゆっきゅんさんだ。「自分の好きなものを正直に好きだと言える生き方を、多くの人にしてほしい」と願う彼から、自分や相手の個性を尊重するためのヒ

            ピンクやフリルは女の子だけのもの、なんてない。|ゆっきゅん
          • 「人種差別にピンと来ない」日本人には大きな特権があるという現実(ケイン 樹里安) @gendai_biz

            社会問題にコミットするアスリートたち 2020年6月20日。NBAで活躍する八村塁選手がBlack Lives Matterのパレードに参加したことを伝えるニュースが相次いだ。テニスの大坂なおみ選手も、Twitter上でBlack Lives Matterと連動し、国内外の人種差別について鋭い問題提起を投げかけている。 このように、アスリートとして、己の身体技法を駆使するだけでなく、社会問題について鋭く問題提起を行う者のことを、山本敦久は「ソーシャルなアスリート」と呼ぶ。国家斉唱の際に片膝をつくことで、Black Lives Matterとの共鳴を示したアメリカンフットボール選手・キャパニック。チームメイトの人種やジェンダー、セクシュアリティの多様性を「誇り」とし、多様性への不寛容をあらわにするトランプ大統領がいる「ホワイトハウスにはいかない」と明言した女子サッカー選手・ラピノー。観衆の快

              「人種差別にピンと来ない」日本人には大きな特権があるという現実(ケイン 樹里安) @gendai_biz
            • 会田誠の作品について(5/1トークより抜書き) - ohnosakiko’s blog

              去る5月1日、大阪で行われた合宿勉強会「集まるのが大事vol.2」(テーマ=反抗)の二日目に登壇し、以下のような内容で90分ほどのトークをした。 「反抗 vs 反抗 」の外へ―性的表現と性差別批判の弁証法― 【概要】 美術に現れる女性の裸体表現は、かつては神話の文脈と宗教の縛りの間にあったが、次第にその制約を離れ、個としての性表現へと変化・多様化してきた。一方フェミニズム批評による美術史の読み直しにより、作品中の男性視点や性規範が指摘されるようにもなった。近年は強い反発と撤去要請が起こるような事案も散見される。 議論を呼んだ主な女性ヌード表現及び批判の文脈を辿り、「反抗 vs 反抗」の隘路から「外」に出る視点について考える。 【内容】 ① 「女を見る」をめぐる男/女の非対称性 ② 西洋美術における女性ヌードの位相 ③ 近代日本の西洋美術、性道徳の受容 ④ 「性差別」という批判の始まり ⑤

                会田誠の作品について(5/1トークより抜書き) - ohnosakiko’s blog
              • TVアニメ『かげきしょうじょ!!』が照らし出す「僕たち」の後ろめたさ:歌舞伎・アイドル文化の蠱毒を制するためのレッスン|髙橋優

                TVアニメ『かげきしょうじょ!!』が照らし出す「僕たち」の後ろめたさ:歌舞伎・アイドル文化の蠱毒を制するためのレッスン はじめにO, beware, my lord, of jealousy; It is the green-ey’d monster which doth mock The meat it feeds on. お気をつけなさい、将軍、嫉妬というやつに。 こいつは緑色の目をした怪物で、人の心を餌食とし、 それをもてあそぶのです。 ――ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』、第三幕第三場 (小田島雄志訳『シェイクスピア全集IV』白水社、1986年、275頁) 2021年9月に放送が終了したTVアニメ『かげきしょうじょ!!』は、宝塚音楽学校をモデルにした「紅こう華か歌劇音楽学校」を舞台として、「東大に並ぶ」とも言われる難関の入学試験を突破した100期生(予科生)の少女たちが繰り広

                  TVアニメ『かげきしょうじょ!!』が照らし出す「僕たち」の後ろめたさ:歌舞伎・アイドル文化の蠱毒を制するためのレッスン|髙橋優
                • 「愛する誰かがいなきゃ救われないなんて、そんな残酷な話がありますか」 セクハラ事件からジェンダーの揺らぎに向き合う漫画『女の体をゆるすまで』作者インタビュー

                  ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 自身のマゾヒズムを題材に、セクシュアリティの複雑さと初めての恋を描くエッセイ『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』で鮮烈なデビューを果たした漫画家・ペス山ポピーさん。7月30日、待望の2作目『女(じぶん)の体をゆるすまで』の単行本が発売されました。 ペス山ポピーさんの新刊『女の体をゆるすまで』 同作は、ペス山さんが実際に被害にあった事件を糸口に、自身のジェンダーの揺らぎと向き合うエッセイ漫画。アシスタントとして向かった漫画家・X氏の元で受けたセクシャルハラスメント、壮絶なフラッシュバック、人生に影響を与えた母や友人、そして漫画を描くということ……さまざまな出来事と視点を交錯させながら、自分自身を「ゆるすまで」を描きます。 今回はペス山さんと担当編集の金城さんに、トランスについて、暴力について、物語とロールモデルについて

                    「愛する誰かがいなきゃ救われないなんて、そんな残酷な話がありますか」 セクハラ事件からジェンダーの揺らぎに向き合う漫画『女の体をゆるすまで』作者インタビュー
                  • 【議事録+感想】これからのフェミニズムについて考える白熱討論会に行ってきた|宮本晴樹/八朔ちゃん

                    こんにちは、みやもとa.k.a.八朔です。 昨日は標題の討論会に参加し、出来る限り議事録を取ってきましたので公開いたします。 内容に抜けや誤りがありましたら随時ご指摘いただければと思います。 なお、各人の主張内容をフラットに印象付けるため、議事録内は太字や下線など一切引いておりません。読みづらいかと思いますが、ご了承願います。 概要タイトル「これからのフェミニズムについて考える白熱討論会 石川優実VS青識亜論」 日時:2019年11月16日(土)17:00~19:30(16:30開場) 場所:ベルサール新宿グランド(東京都新宿区西新宿8-17-3) 住友不動産新宿グランドタワー5階 ABC会議室 アジェンダ①自己紹介(17:00~17:05) ②靴と#MeToo、そして#KuTooへ(17:05~17:50) ③表現、差別、ハラスメント(17:50~18:35) ④これからの「フェミニズム

                      【議事録+感想】これからのフェミニズムについて考える白熱討論会に行ってきた|宮本晴樹/八朔ちゃん
                    • 読み書きは、あなたに”変革”を起こす。アメリカで40年以上続く、作文で社会とつながれる居場所「Just Buffalo Literary Center」

                      読み書きは、あなたに”変革”を起こす。アメリカで40年以上続く、作文で社会とつながれる居場所「Just Buffalo Literary Center」 2021.11.10 greenz challengers community works greenz challengers community works 茂出木 美樹 茂出木 美樹 気持ち。 意見。 ふと見つけた気づきや学び。 私たちは、そういったものを他者と分かち合うべくコミュニケーションをし、伝えるために自分なりに表現をします。 とはいえ、「自分なり」の表現って、どうやって見つけ出すのでしょう。それはゼロからつくりあげるというよりも、他者の表現に触れる機会を積み重ねて取り入れていくうちに、徐々に見つけだしていくものかもしれません。 今回ご紹介するのは、「Just Buffalo Literary Center(以下、ジャストバ

                        読み書きは、あなたに”変革”を起こす。アメリカで40年以上続く、作文で社会とつながれる居場所「Just Buffalo Literary Center」
                      • 介護中の私を支えてくれた、中目黒と代官山の煌めき(文・犬山紙子) - SUUMOタウン

                        著者: 犬山紙子 東京の女の子になった姉 私より一足先に東京に行った2つ年上の姉は、いつの間にか雑誌に出てくるようなおしゃれでかわいい女の子になっていた。対して私は、ニキビとコンプレックスを顔にのせ、なんちゃってギャルをやりながら宮城県名取市で暮らしていた。もう20年近く前の話だ。 大学生になった私は、まだ将来の夢を持てずにいた。子どものころから文章を書くことが大好きだったけれど、それを夢に繋げることを意識的に避けていたのだ。「弱っちい何者でもない自分」を守るために冷笑的なスタンスでいる癖がついた私は、現実的でない夢を掲げることができなかったし、自分に自信もなかった。冷笑的に世界を見る私は、自己否定と閉塞感の塊だった。 そんな私に、上京した姉はまぶしく映った。大人の言うことはちっとも耳に入らないが、姉の言うことは素直に聞けたし、姉のことが素直に好きでもあった。そもそもかなり厳しめの親を説得

                          介護中の私を支えてくれた、中目黒と代官山の煌めき(文・犬山紙子) - SUUMOタウン
                        • 敗北を抱きしめて:ゼロ年代批評と「青春ヘラ」「負けヒロイン」についての覚え書き - てらまっとのアニメ批評ブログ

                          ここ最近、ゼロ年代批評に造詣の深い紅茶泡海苔さん(@fishersonic)の企画で、かつて敗れていったツンデレ系サブヒロインさん(@wak)、大阪大学感傷マゾ研究会さん(@kansyomazo)、早稲田大学負けヒロイン研究会さん(@LoseHeroine_WSD)らとオンラインでお話しする機会があり、「感傷マゾ」や「青春ヘラ」「負けヒロイン」といった概念についていろいろ教えてもらった。当日の録音アーカイブはYouTubeで公開しているので、興味のある方は聴いてみてほしい。 www.youtube.com www.youtube.com 動画のタイトルにもあるように、これらの長い長い会話は「2020年代の批評ライン」の一環として企画されている。それが具体的にどのようなラインなのかは、動画のなかで断片的に語られている(ような気がする)ものの、全貌は私にもよくわからない。たぶん提唱者の紅茶泡海

                            敗北を抱きしめて:ゼロ年代批評と「青春ヘラ」「負けヒロイン」についての覚え書き - てらまっとのアニメ批評ブログ
                          • 結婚や子育ての正解に合わせなきゃ、なんてない。|最上もが

                            「既成概念にとらわれない生き方をしている」として、2021年7月に開催されたLIFULLの「『しなきゃ、なんてない。』アワード2021」を受賞。「芸能人は何を言われても黙っているべし」という風潮を意に介さず、ネットの誹謗(ひぼう)中傷に毅然と反論する強さは一体どこにあるのだろうか。最初は家族のために始めた芸能生活だったが、現在は「ファンの子を一人でも救うために」という気持ちに変わったという。その意図とは?デビュー以来持ち続けているコンプレックスやそれを克服するための努力、ファンに伝えたいことなどを伺った。 彼女は、この10年ずっと私たちをドキドキさせる存在だ。もがさんは10年前から「自分らしさを曲げない」という強い覚悟で、「芸能人はこうあるべき」という世間の常識と戦い、「芸能人とSNS」の新しいスタンダードを切り開いてきた。そして、今はママという新たなステージでまた輝きだしている。そんな、

                              結婚や子育ての正解に合わせなきゃ、なんてない。|最上もが
                            • 過度なゾーニング要求含む表現規制派(の一部)って実は悪である可能性が有るのでは?(追記:そして高いのでは?)

                              最近表現の自由等に関わる色々なブコメを見ながら思った事なんだけど、ある程度論理的にそういう結論が導けるんじゃないかな?と思ったのでやってみる。 まずここでは論旨を絞る為に、対象を「表現が現実の性犯罪や性被害を誘発する」という根拠で表現規制やゾーニング(宇崎ちゃんの件等、18禁より条件が厳しいもの)を求めるケースに絞る。 だからその他の根拠の場合は対象ではない、だからタイトルには(の一部)と入れた。まぁ他の根拠って、表現の不快さとか位かな?と思うので、根拠としては弱い物しか残らない気はするけど。 で、「表現が現実の性犯罪や性被害を誘発する」を根拠とする場合、まず問題になるのはその因果関係が科学的或いは統計的に証明できてない事だよね。 これまでに何度も調査が行われている筈だけど、私が見たものはどれも影響について否定的なものだった。暴力的な表現の影響も同様だね。 勿論私が知らないだけで影響がある

                                過度なゾーニング要求含む表現規制派(の一部)って実は悪である可能性が有るのでは?(追記:そして高いのでは?)
                              • (要注意)トランス排除的な「目くばせ」として使われる絵文字リスト(10/16更新) - #あたシモ

                                Twitterや他のソーシャルメディアプロフィールなどで、アイコンの後に絵文字をつけているアカウントがある。わたしもレインボーフラッグと星条旗の絵文字をつけている。通常は在住国や、自分の属するクラスタを表しているであろう絵文字が「特定の意味」を持って使われているケースがある。 今回はトランスジェンダー排除言説と親和性の高い絵文字やその由来を簡単に紹介する。情報収集の際の参考になれば幸いである。 10/16 補足:別にこれらの絵文字自体が悪いわけではないし、トランス排除的な意味ではなく他の意味で使ってる場合もあると思う。 だから、本記事は「これらの絵文字を使うな」という呼びかけではないし、これらの絵文字イコール差別的と決めつけるものでもない。単に恐竜とさくらんぼが好きで使ってる人もいるだろう。ただ、現実に一部で排除的な思想のシンボルとして使われている絵文字について注意喚起のためにリスト化した

                                  (要注意)トランス排除的な「目くばせ」として使われる絵文字リスト(10/16更新) - #あたシモ
                                • 『鬼滅の刃』鼎談企画 歴史編(今井宏昌×嶋理人×髙橋優):戦間期の純情な感情|髙橋優

                                  ※本記事は『鬼滅の刃』の原作最終回までのネタバレを含みます。 原作未読の方はご注意ください。 (2024年2月18日追記) 本記事の剽窃が発覚しました。詳細はこちらの記事をご参照ください。 はじめに世のなかに鬼の族(うから)は多けれど 人にましてぞ鬼なるはなき ――ソポクレース『アンティゴネー』、第1スタシモン(Soph. Ant. 332-3) (日本語訳は文学研究者の長谷川晴生氏からのご提案に従った) このたび、漫画・アニメ文化にも造詣の深い歴史研究者の二人を招いて、大ヒットが続く『鬼滅の刃』に関するオンライン鼎談を実施した。『鬼滅の刃』はその内容に鑑みて、私一人の力では到底批評できない作品だと判断した。そこで、ある種の「共同研究」として、戦間期の歴史や文化に詳しい二人の専門家を交えて議論を尽くすことにした。三者三様の「言いたいことがあるんだよ」をお楽しみいただけますように。 参加者(

                                    『鬼滅の刃』鼎談企画 歴史編(今井宏昌×嶋理人×髙橋優):戦間期の純情な感情|髙橋優
                                  • 今、改めて「淫夢ネタ」の問題点を整理する~今年も盛り上がるハッシュタグ #野獣の日 を見ながら|おしゃべりする鳩

                                    はじめに本日は2020年8月10日。今年もまたTwitterで #野獣の日 #野獣の日2020 というハッシュタグが盛り上がりを見せている。 いわゆる「淫夢ネタ」としてキャラクター化されている「野獣先輩」と、8/10という日付の語呂合わせである。 ネットのサブカル的文化に触れている人、特にニコニコ動画を見ている人では、まず間違いなく見たことがあるであろう淫夢ネタ。 あるいは、TwitterやYouTubeを見ていれば、それと知らずとも出くわしたことがあるに違いない。 問題点を指摘する人も少なからずいるが、10年以上の長きに渡って「愛され続けて」いるのが現状だ。 筆者も長いことこれを問題視している立場の人間である。 しかし一方で、長くネット/サブカル/オタク文化に触れてきた人間として、一体何が問題なの?…と思う人が多いことは理解できる。 恐らくだが、淫夢ネタに問題に感じる層と淫夢ネタを楽しん

                                      今、改めて「淫夢ネタ」の問題点を整理する~今年も盛り上がるハッシュタグ #野獣の日 を見ながら|おしゃべりする鳩
                                    • 無理のない範囲で、対話を諦めない。脚本家・吉田恵里香さんに聞く「自分と異なる考え方」を持つ相手への接し方 - りっすん by イーアイデム

                                      さまざまな考え方の、さまざまな立場の人が集まって働く会社という場。ふとした瞬間に、同僚や上司とのズレを感じたり、考え方の違いにモヤモヤしたり。会社だけでなく、家族や友人という身近な存在に対しても感じたことがあるかもしれません。その場ではやり過ごしても、なんとなくモヤモヤしたものを引きずってしまう……なんてことも。 ドラマ『恋せぬふたり』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』などの脚本を手掛けた吉田恵里香さんは、意見が違う相手に対して「まずは受け入れて、折衷案を探していく」というスタンスで接するそう。作品づくりにもそうした姿勢が表れているように思います。 自分とは異なる考えや立場を否定せず、コミュニケーションを取っていくあり方について、お話を伺いました。 ※取材はリモートで実施しました いろんな人がいることを作品では書きたい 吉田さんが脚本を手がけた『恋せぬふたり』では、

                                        無理のない範囲で、対話を諦めない。脚本家・吉田恵里香さんに聞く「自分と異なる考え方」を持つ相手への接し方 - りっすん by イーアイデム
                                      • 北村紗衣さん「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」インタビュー 目からうろこのフェミニスト批評集|好書好日

                                        文:篠原諄也 写真:斉藤順子 北村紗衣(きたむら・さえ)武蔵大学人文学部英語英米文化学科准教授 1983年、北海道士別市生まれ。専門はシェイクスピア、フェミニスト批評、舞台芸術史。東京大学の表象文化論にて学士号・修士号を取得後、2013年にキングズ・カレッジ・ロンドンにて博士号取得。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち──近世の観劇と読書』 (白水社、2018)、訳書にキャトリン・モラン『女になる方法──ロックンロールな13歳のフェミニスト成長記』(青土社、2018)など。 傑作とされる古典がつまらなかった ――フェミニスト批評とは何でしょう? フェミニスト批評はこれまでの批評が実は男子文化だったことに立脚しています。つまり、批評の歴史を振り返ると、男性中心的な社会の中で、男性向けに作られたものを男性の視点で読む。それが普遍的な解釈だとされてきました。 日本の近代文学もそうで、たとえ

                                          北村紗衣さん「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」インタビュー 目からうろこのフェミニスト批評集|好書好日
                                        • 対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義の共通点:「萌え絵広告問題」と「トランスジェンダーのトイレ使用問題」から - 境界線の虹鱒

                                          はじめに 対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義は密接に結びついているのではないか。トランスフォビアと萌えフォビアは同じ構造に根差しているのではないか。すでに何度か論文やTwitterでこの話をしてきたが、ここですこし具体的に説明しておこうと思う。 トランスフォビアと萌えフォビアは理論的に同根で、それを端的に示しているのがバトラーの言う「〈字義どおり化〉という幻想」だ。……という話を今までの論文でずっと示唆してきたんですが、これを初めて明示的に論じたのが今回の拙論だと思います。https://t.co/ry6JEekDQD — ゆう(wrmtrm)/『現代思想』メタバース特集寄稿 (@wrmtw) 2022年8月30日 なお以下では基本的に二次元の女性キャラクターをめぐる議論とトランス女性をめぐる議論に焦点を絞る。これは世間での「論争」で女性キャラクターとトランス女性にフォーカスされるこ

                                            対人性愛中心主義とシスジェンダー中心主義の共通点:「萌え絵広告問題」と「トランスジェンダーのトイレ使用問題」から - 境界線の虹鱒
                                          • アジアの各国でBLはどのように受容されているのか?──『BLが開く扉 ―変容するアジアのセクシュアリティとジェンダー』 - 基本読書

                                            BLが開く扉 ―変容するアジアのセクシュアリティとジェンダー― 発売日: 2019/10/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この『BLが開く扉』はアメリカ生まれで現在神奈川大学の外国語学部の教授をつとめるジェームズ・ウェルカー編集による、アジアの文脈におけるBLの受容のあり方をめぐる論考を集めたアンソロジーだ。僕はBLの愛好家というわけではないが、BL作品が文化や読み手にどのような影響を与えるのか、また現代のフェミニズム的な思想、文脈からBL(や百合)的な作品がどのような意味を持っているのかは気になっていて、その流れで本書も手にとったわけだけれども、これは大変勉強になった。 たとえば、「BLとスラッシュのはざまで 現代中国の「耽美」フィクション、文化越境的媒介、変化するジェンダー規範」と題された論考では、シュウ・ヤンルイとヤン・リンによって中国の耽美と呼ばれる男性同士の恋愛物語をまとめ

                                              アジアの各国でBLはどのように受容されているのか?──『BLが開く扉 ―変容するアジアのセクシュアリティとジェンダー』 - 基本読書
                                            • 性表現の規制をフェミニストは求めていない 堀あきこさんインタビュー - wezzy|ウェジー

                                              ウェブ上での「表現の自由」議論の中で、頻繁に話題に上がるのが「性表現」に関するものだ。大手コンビニエンスストアが成人誌の扱いを取りやめたこと、また日本赤十字社の漫画『宇崎ちゃんは遊びたい』(KADOKAWA)とのコラボポスターのような、メディアでの女性の描かれ方への批判は注目されることが多い。 しかし肝心の議論の中身となると、同じように見える批判と、それに対する反論が繰り返され、平行線を辿っているように見える。特集「表現と自由」の中で、性表現に関する議論は欠かせないだろう。そこでジェンダー・セクシュアリティ等の研究をしている堀あきこさんに、フェミニストはなぜ批判をしているのか、そもそも法規制を求めているかなど前後編に渡ってお話を伺った。 堀あきこ 大学非常勤講師。社会学、ジェンダー、セクシュアリティ、視覚文化が専門。主な著作に『BLの教科書』(共編著, 有斐閣, 近日刊行)、『欲望のコード

                                                性表現の規制をフェミニストは求めていない 堀あきこさんインタビュー - wezzy|ウェジー
                                              • 『ポケモンユナイト』開発元の“同性愛者の権利”にまつわるSNS投稿が問題に。株式会社ポケモンが素早く公式声明を出す - AUTOMATON

                                                ホーム ニュース 『ポケモンユナイト』開発元の“同性愛者の権利”にまつわるSNS投稿が問題に。株式会社ポケモンが素早く公式声明を出す 株式会社ポケモンの海外事業を担う子会社The Pokémon Company Internationalは8月6日、海外メディアKotakuに対して多様なセクシュアリティに関する声明を送った。その背景には、『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』開発元であるTiMi StudiosによるSNSでの不用意な発言に端を発する、一部ユーザーからの批判と報道の連鎖があった。 TiMi Studiosは、中国の深センに本社をもつゲーム開発スタジオだ。同社は『ポケットモンスター』シリーズから派生したオンラインアリーナ対戦ゲーム『ポケモンユナイト』の開発を担当している。このスタジオは任天堂および株式会社ポケモンの関連会社や子会社ではなく、あくまでも開発を担当して

                                                  『ポケモンユナイト』開発元の“同性愛者の権利”にまつわるSNS投稿が問題に。株式会社ポケモンが素早く公式声明を出す - AUTOMATON
                                                • 「ホモソーシャル」って最近よく聞くけど、結局どういう意味ですか…?(川口 遼) @gendai_biz

                                                  このところジェンダーにまつわる炎上などでしばしば目にするようになった「ホモソーシャル」という言葉。わかったようでわからないこの言葉について、東京都立大学特任助教で、ジェンダー・セクシュアリティや労働・家族の社会学を専門とする川口遼さんに話を聞きました。 もともとどんな意味の言葉なのか ——最近ネット上などで「ホモソーシャル」という言葉をよく耳にするようになりました。そもそもどのような出自を持つ言葉で、どのような意味なのでしょうか。 もともとは「同性間の非性的な関係」を示す語として歴史研究などで使われていました。19世紀後半から20世紀にかけて欧米を中心に同性間の性愛関係は「ホモセクシュアル」と呼ばれるようになりましたが、「ホモソーシャル」はこれと区別されるような、男女問わず同性同士の友人関係などを指すもの、と理解されてきました。 そこに変化を起こしたのは、英文学研究者のイヴ・セジウィックの

                                                    「ホモソーシャル」って最近よく聞くけど、結局どういう意味ですか…?(川口 遼) @gendai_biz
                                                  • 少女革命ウテナが「クィア・カルト・アニメ」として支持されている理由

                                                    欧米諸外国はもちろん、日本国内でも近年ジェンダーやセクシュアリティ、フェミニズムについての議論が盛んに行われるようになった。一方で、ファッションとして表層的にそれらを語っている人も少なくなく、一過性のブームであるという批判を聞くことも。そんな中、美術家の遠藤麻衣氏は「フェミニスト」という表象がいかに限定的に見られているかということ、「女性」という括りの中でも単純化されるものではないことなど、「日本のフェミニスト」というイメージを用いた作品を自分の身体を用いて制作。日本発のクィア系アートZINE「MULTIPLE SPIRITS/マルスピ」を創刊するなど、ジェンダーやセクシュアリティの造詣が深い人物としても知られている。 同氏はコロナ禍の2022年からニューヨークに滞在中。本連載ではそんな彼女がニューヨークを中心にクィアでフェミニストな芸術の活動をしているアーティストへのインタビューをベース

                                                      少女革命ウテナが「クィア・カルト・アニメ」として支持されている理由
                                                    • あなたは「自分は森さんじゃない」と言えますか? マジョリティの“特権”とは何なのか

                                                      あなたは「自分は森さんじゃない」と言えますか? マジョリティの“特権”とは何なのか森喜朗氏の女性差別発言から浮かび上がった「特権」とは何なのか。マジョリティは多数派ではなく、「気づかないでいられる人々」であると指摘する社会学者の投げかける疑問とは。 「差別する意図はなかった」「私は差別したわけではない」。そんな謝罪文句を何度聞いたことがあるだろうか。 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長としての発言を女性差別と批判された元首相の森喜朗氏が「女性を蔑視するとか、そういう気持ちは毛頭ありません」と言ったことは記憶に新しい。 人種や障害、セクシュアリティ。様々な社会課題が注目されるたび、同じような言葉が繰り返されている。そこには「気づかないでいられる人々」たちの存在があるのではないかと、研究者は指摘する。 「社会問題が取り上げられるたびに、型にはまった否認の言葉が出てくることに、まずは注

                                                        あなたは「自分は森さんじゃない」と言えますか? マジョリティの“特権”とは何なのか
                                                      • 『ヒトはなぜ自殺するのか 死に向かう心の科学』死について考えることと、生について考えること - HONZ

                                                        テーマがテーマだけに、気分が落ち込んでいるときに読むべき本ではないだろう。しかし、気持ちが落ち着いているときに、自殺というテーマに関する知識を得ておくことは、いつの日かあなた自身やあなたの周りの大切な人を救うことになるかもしれない。そんなワクチンのような役割を果たす一冊である。 著者のジェシー・べリングは、前作『性倒錯者』と同様に、自分自身の実体験をカミングアウトすることから本書を始める。自分のセクシュアリティに悩んでいたときのこと、学者として燃え尽き症候群になったときのこと。失業して家の近くの森で自殺の想念にとらわれたときのこと。 そんな主観的なプロローグから話は一気に客観の世界へ飛び、著者は「ヒトはなぜ自殺するのか」というシンプルな問いに、ヒトの心の進化という観点から挑んでいく。 1つ目のアプローチは、自殺を「種」の観点から見るもの。はたして自殺するのは人間だけなのか? もし自殺が人間

                                                          『ヒトはなぜ自殺するのか 死に向かう心の科学』死について考えることと、生について考えること - HONZ
                                                        • 実家暮らしの「低価値男」は切り捨てよ!アメリカ女性の恋愛工学”FDS”は日本でも広がるか - MGTOW NEWS

                                                          女性蔑視に対抗せよ 米・掲示板サイト「Reddit」内のコミュニティ、r/FemaleDatingStrategy(女性交際戦略)は、昨今その規模を急速に拡大させている。現在14万人のユーザーが参加しているFDSの主張は男女双方に賛否両論を引き起こした。FDSとはいったいどのような集団なのか。 FDSコミュニティ設立者は、その目的として男性社会の女性蔑視に屈さず、抑圧的家父長制社会で成功するために女性の自尊心を高めることを挙げる。 さらに具体的には、女性差別的なピックアップ・アーティスト*等のナンパ師集団に対抗して、そのような女性を搾取する様々なテクニックを回避する戦略に基づき、自分の価値を高めて”レベルアップ”し、”クイーン”となり、High Value Man(高価値男)と交際することだ。 ジュリアン・ブランク、スイスのピックアップ・アーティスト。「東京じゃ白人はヤリ放題」などの発言が

                                                            実家暮らしの「低価値男」は切り捨てよ!アメリカ女性の恋愛工学”FDS”は日本でも広がるか - MGTOW NEWS
                                                          • アメリカが直面している「文化戦争による分断」の現在地(藤本 龍児) @gendai_biz

                                                            「Yes! We Can!」、その後 はたして「米国の分断」は改善するのだろうか。 すこし長い目で2020年の大統領選をみようとすれば、そう問わざるをえないだろう。ふりかえってみれば、2008年にバラク・オバマが挑んだ問題も「米国の分断」であった。繰り返し唱えられた「Yes! We Can!」も、「自分たちは分断や差別を乗り越えられる!」という自信回復のための合言葉であったし、2008年の大統領選は「実際に、黒人初の大統領を実現できるのか?」という試金石とされた。 ところが、その後の民主党には、オバマ候補が唱えたようなスローガンや理念は見当たらない。今回、大統領候補となったジョン・バイデンは経験豊かな政界の重鎮であるが、選出されたのはほとんど「反トランプで中道」というほどの理由であり、選挙戦が進むにつれ党内の諸勢力に配慮して左派への傾斜を強めていった。 副大統領候補となったカマラ・ハリスは

                                                              アメリカが直面している「文化戦争による分断」の現在地(藤本 龍児) @gendai_biz
                                                            • 書評 「進化が同性愛を用意した」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                              進化が同性愛を用意した: ジェンダーの生物学 作者:坂口 菊恵創元社Amazon 本書は進化心理学者坂口菊恵による同性愛を扱った一冊.坂口は進化心理学的に性淘汰産物としてのヒトの行動性差,個人差について探究し,その後その至近要因にも踏み込んで内分泌行動の研究も行ってきた研究者だ.単著としてはナンパや痴漢のされやすさの個人差に関する「ナンパを科学する」に続く2冊目ということになる. 本書は同性愛を科学的に考察するものだが,まず同性愛行動そのものが複雑で多層的な側面を持つこと,またラディカルなフェミニズムや社会正義運動の吹き荒れる昨今,同性愛はなかなか社会的に微妙なテーマとなっていること,さらに(環境要因として)同性愛の社会史や文化史まで視野に入れていることから,かなり複雑で込み入った構成となっている. Part 1 同性愛でいっぱいの地球 第1章では動物界に同性愛行動がありふれていることが強

                                                                書評 「進化が同性愛を用意した」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                              • ジャニーズ問題とホモフォビア(同性愛嫌悪)。見過ごされてきた視点とは何か | CINRA

                                                                故・ジャニー喜多川氏による元ジュニアたちへの性暴力問題が連日報道され、波紋が広がっている。ジャニーズ事務所は性加害があったことを認め、10月2日に会見で今後の方針を発表する予定だ。多くの企業が所属タレントの広告起用を控える方針を発表し、テレビ局などのメディアは過去の報道姿勢やタレント起用についての見解を問われる状況が続いている。 被害者が数百人とも予測される類を見ない性犯罪だが、戦後から半世紀にわたり、その暴力は黙認され続けた。ジェンダーやセクシュアリティを専門とする社会学者の菊地夏野さん(名古屋市立大学 人文社会学部現代社会学科准教授)は、問題が放置された背景の一つに、日本社会に蔓延するホモフォビア(同性愛嫌悪)があると指摘する。 どういうことなのか、インタビューで聞いた。 菊地夏野:名古屋市立大学人文社会学部教員。宮城県生まれ。社会学ジェンダー論、フェミニズム理論。主著に『日本のポスト

                                                                  ジャニーズ問題とホモフォビア(同性愛嫌悪)。見過ごされてきた視点とは何か | CINRA
                                                                • 「君は女ではないと言われているようで...」トランスジェンダー女性教諭が女子トイレを使えない理由とは(松岡宗嗣) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                  「トイレは男性用か多目的トイレを使ってもらう、と他の女性の先生方には伝えてあるので、よろしく」 これは中学校教諭の近藤香織さん(仮名)が、今の学校に赴任する前に校長との面談で言われた言葉だ。 香織さんは、生まれた時に性別を男性と割り当てられ、現在は女性として生活する「トランスジェンダー女性」だ。3年前までは男性として教壇に立っていた。女性と結婚し、一人の子どもを育てている。 2017年に自身の受け持つクラスで「女性」であることを生徒にカミングアウトし、全校集会でもトランスジェンダーだと公表した。 転勤した現在の学校では、最初から書類上も実生活上でも「女性教員」として勤務している。保護者や教育委員会からトランスジェンダーであることを理由に苦情などがきたということもない。 しかし、香織さんは「男性用」か「多目的」のトイレしか使うことができない。「君が男ではないことはわかったけど、『女ではない』

                                                                    「君は女ではないと言われているようで...」トランスジェンダー女性教諭が女子トイレを使えない理由とは(松岡宗嗣) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                  • 「僕の狂ったフェミ彼女」著者&訳者インタビュー フェミニズムは誰かを排除するためのものではない|好書好日

                                                                    就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。 そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!(イースト・プレス公式サイトより) ●『僕の狂ったフェミ彼女』試し読みはこちら 年を重ねるにつれて大きくなっていった違和感 ――韓国内

                                                                      「僕の狂ったフェミ彼女」著者&訳者インタビュー フェミニズムは誰かを排除するためのものではない|好書好日
                                                                    • 例のアセクシュアル漫画を読んで激怒したアセクシュアル当事者が、7000字かけてそのグロさを叫ぶ文。 - 映画を観る準備はできている。

                                                                      閲覧注意 おわかりいただけただろうか… 薬を盛ってはいけません。 売り物としての無性愛者 世の中にはコンバージョン・セラピーというものがあってだな 「無性愛者を『恋愛脳』にする薬」について考えてみると 自分は麦茶が飲みたいっす先輩! 俺たちはディストピアに生きている おわりに 閲覧注意 この文章はTwitter上で発表されたある漫画に対する感情を吐露するものである...と言うと、当然、「その漫画って、何?」と思うだろう。ごもっともです。私はここで、その漫画へのリンクを直接貼ることもできる。 しかし私はこの漫画についてはそれをするまいと思う。自分の体験を振り返れば、とてもそのようなことはできないと思う。 なぜか。私はその漫画を読んで、自分でもびっくりするほどのダメージを受けたからだ。 その理由を説明するには、まず明らかにすべきことがある。 この文章を書いている私のセクシュアリティは、恐らくア

                                                                        例のアセクシュアル漫画を読んで激怒したアセクシュアル当事者が、7000字かけてそのグロさを叫ぶ文。 - 映画を観る準備はできている。
                                                                      • 「家族」を擁護する――『事実婚と夫婦別姓の社会学』(白澤社)/阪井裕一郎(著者) - SYNODOS

                                                                        本書は、事実婚と夫婦別姓をめぐる諸問題を、社会学の視点から検討したものである。 大学院時代の私は、「家族の多様化」をめぐる研究関心から、日本における事実婚カップルの実態を明らかにしようと、いわば「見切り発車」状態で当事者へのインタビュー調査を開始した。 しかし、話を聞くなかで、まず私が抱いていた「事実婚vs.法律婚」という素朴な前提が覆されていった。調査を通じて、当事者の多くが、「夫婦別姓」のために(より正確に言うならば、婚姻時に双方が姓を変えないために)、事実婚という選択を強いられているという現実に直面する。多くの当事者が法律婚を望んでいたり、「結婚」そのものに肯定的な態度を有していることに気づかされたのである。 当初私は、「意外に保守的?」という印象も抱いた。だがしだいに、そもそも自分自身が「保守的」だと感じたこの感覚それ自体が正しいのだろうかと考えるようになった。自分はどのような部分

                                                                          「家族」を擁護する――『事実婚と夫婦別姓の社会学』(白澤社)/阪井裕一郎(著者) - SYNODOS
                                                                        • セックスワーカー差別集会への抗議行動2022 に参加しました - ZINEyokikotoの日記

                                                                          新宿東口広場のカオス #ラブホで死にたくない のメンバーとニアミス 情動による扇動と動員 「挑発に乗らないで」という連呼 「当事者性の過剰」の危険性 女はポルノを観る 5月22日、新宿で行われた「セックスワーカー差別集会への抗議行動2022」に参加しました。 セックスワーカーへの差別集会への抗議行動2022 同日の同じ時間、同じ場所で「AV業界に有利なAV新法に反対する緊急アクション」(以下、新法反対デモ)が開催され、これに対するカウンターとして抗議集会が開かれました。 AV出演被害防止・救済法案の内容については既に多方面から議論されているのでここでは扱わず、今回は当日の行動について思ったことをまとめるだけにします。 新宿東口広場のカオス 私(わたし)は抗議集会が始まる少し前に現場に到着しました。 現場に着くとALTA前から街宣の音が聞こえてきます。どうやら先客がいたようで、のぞいてみると

                                                                            セックスワーカー差別集会への抗議行動2022 に参加しました - ZINEyokikotoの日記
                                                                          • 文字と声と亡霊たちの天国――『ディスコ・エリジウム ザ・ファイナル・カット』について - 名馬であれば馬のうち

                                                                            「けど、”ディスコ”・エリジウムでしょ……。おかしくないかしら? ディスコは過去のもの、忘れられたものでしょう?」 「過去は未来だが、未来は死んでいる!」 ――『ディスコ・エリジウム』 『ベイビー、あんたが探してんのは結局あんた自身なのよ』 ――舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』(新潮文庫) Disco Elysium の感想を書くなんてことは不可能だ。なぜなら、それは概観して全貌を捉えようにも分裂しすぎていて、要素へ分解しようにも継ぎ目がなさすぎる。*1そもそも世界の感触をことばで伝えるなんて人間の技量を超えているのでは? なので、ここに書かれているのはプレイ中に発された声の残響だ。あなたのために用意された25番目のスキル。それがわたし。 知覚(聴覚)[中:成功] 遠くでラジオが聴こえる。世界のラジオが。音が流れてくる。おはよう、エリジウム。もうすぐ世界に戻る時間だ。 大脳辺縁系*2と古代

                                                                            • クィアなみんな、魔法の時間だ!『Ikenfell』は居場所のなかった私たちが待ち望んだRPG

                                                                              子どものころからゲームが好きだった。特にファンタジー世界を舞台にしたRPG。「ファイナルファンタジー」シリーズ、『クロノ・トリガー』(1995)、「アークザラッド」シリーズ、「幻想水滸伝」シリーズ……。剣を持ち、魔法を駆使して冒険する物語に、いつでも夢中だった。 でも、心のどこかでは「これは私の物語ではない」とも感じていた。たいていのRPGには、同性に恋をする人々や、産まれたときに周りから指定された性別とは異なる性別を生きる人々が、要するにクィアな人々が存在していないのだ。私はその世界に生きる人々に、友人たちがそうしているようには自分を重ねられない、と。自分はその世界に存在する余地がないと思っていた。『Ikenfell』は、そんな私のもやもやを突き崩してくれた。 自分が「笑いもの」としてしか存在できないような世界の物語を見続けていた 私は現在36歳になるトランスジェンダーだ。生まれたときに

                                                                                クィアなみんな、魔法の時間だ!『Ikenfell』は居場所のなかった私たちが待ち望んだRPG
                                                                              • NHK『これでわかった!世界のいま』(2020 年 6 月 7 日放送回)の番組内容と SNS での投稿に関する要望書|三牧 聖子

                                                                                NHK『これでわかった!世界のいま』(2020 年 6 月 7 日放送回)の番組内容と SNS での投稿に関する要望書 *以下、末尾に署名のアメリカ研究者13名が、6月12日にNHKに送付した要望書となります。英語版→https://note.com/smimaki/n/n92560d936166 私たちは、日本およびアメリカ合衆国その他で、アメリカ研究に従事する研究者として、 日本放送協会(NHK)が 2020 年 6 月7 日に放送した国際ニュース番組『これでわかった! 世界のいま』(以下、『世界のいま』)の放送内容および Twitter における番組内容の発信において、看過できない内容が含まれていることに対し、抗議の意を表明し、番組の問題点についての NHK の認識の公表、問題が発生した経緯の解明および今後の再発防止を求めます。 6月7日に放送された『世界のいま』では、「拡大する抗議

                                                                                  NHK『これでわかった!世界のいま』(2020 年 6 月 7 日放送回)の番組内容と SNS での投稿に関する要望書|三牧 聖子
                                                                                • 「ことばとセクシュアリティ」をめぐる有識者会議──メディアに根付く役割語をアップデートせよ!

                                                                                  〈右上から反時計周りに〉今回の座談会に参加してくれた大阪大学教授で役割語研究者の金水敏、ジェンダー専門家の大崎麻子、『GQ JAPAN』エディターの篠原泰之、漫画家の雨瀬シオリ、ジャーナリストの治部れんげ。 VOGUE 今回、皆さんと「役割語」について議論したいと考えたのは、以前『VOGUE』のウェブサイトで公開したビリー・アイリッシュのインタビュー記事がきっかけでした。翻訳記事だったのですが、彼女の発言を「~だわ」「~だと思うの」といわゆる女性言葉に訳したところ、多くの読者の方々から「違和感がある」とご指摘頂いたんです。確かに、ビリー・アイリッシュは自身のファッションや発言から、ジェンダーのステレオタイプに当てはめられることを嫌う姿勢を見せているのに、彼女の性自認が女性だから自動的に女言葉に翻訳し、それに違和感を抱かなかったことを反省しました。そこで、ジェンダーの観点から言葉というものを

                                                                                    「ことばとセクシュアリティ」をめぐる有識者会議──メディアに根付く役割語をアップデートせよ!