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哲学の検索結果281 - 320 件 / 1523件

  • ジョブズ亡きAppleを10年以上支え続けているティム・クックCEOの哲学とは?

    by Budiey 2011年にジョブズ氏が亡くなってからAppleを背負ってきたのがティム・クックCEOであり、Appleを2兆ドル(約260兆円)以上の価値を持つ企業にまで育て上げたのもクックCEOです。しかし、生前から人生や企業哲学が多く語られたジョブズ氏と異なり、クックCEOの経歴はそこまで知られていません。そんなクックCEOについて、海外メディアのGQがまとめています。 Tim Cook on Shaping the Future of Apple | GQ https://www.gq.com/story/tim-cook-global-creativity-awards-cover-2023 SpaceXのイーロン・マスクCEOやMetaのマーク・ザッカーバーグCEOなど、ビッグテックのCEOは経営者である以前に技術者である側面も持っているケースが多く、根幹技術の立ち上げに大

      ジョブズ亡きAppleを10年以上支え続けているティム・クックCEOの哲学とは?
    • ミュシャは二流の画家、その絵はオタクのいう萌え絵程度の絵で、芸術ではありません。

      もへもへ @gerogeroR はっきりいいますが、最初から論理破綻してる。萌え絵で自尊心を傷つけられるのが「全女性」だと勝手に定義されてる。萌え絵は全女性が例外なく自尊心を傷つけられるほどの害悪であると断言してるのである。データもアンケートもとらず。 で、多数の不快になる表現は排除すべきと言う理論になるよね。 twitter.com/charis1756/sta… 2023-04-07 12:39:16 植村恒一郎 @charis1756 女性もオタクもともに自尊心が傷つけられる、そして「自尊心は公共財だから保護すべき」(ロールズ)だとすると、次は法律でいう「利益均衡論」で判断すべきでしょう。女性の自尊心の保護は、少数のオタク男子の自尊心の保護よりも公益が大きいから、まず前者を保護すべき、と。 twitter.com/Frozen_Sealion… 2023-04-07 11:00:32

        ミュシャは二流の画家、その絵はオタクのいう萌え絵程度の絵で、芸術ではありません。
      • 三浦 隼暉 (Junki Miura) - 資料公開 - researchmap

        大学での哲学講義や一般向け講座のために作成している資料です。受講のための基本的な心得を示したものです。適宜改訂しています(第6版以降はver表記になっています)。以下は目次です。 1. 質問.......................................................................................................................................1 1.1 質問は大切だけど難しい ...........................................................................................1 1.2 場合別:質問の仕方 .............................................

        • ChatGPTで遊んでみた『人間とは?』のやり取りを紹介します。 | 進読のススメ

          今流行りのChatGPTとは、会話をするかのような形で色々と回答してくれたり、色々と創作活動をしてくれるAIです。 >>>ChatGPTへのリンク しかし 「それは知ってるけど、具体的にどのように使うか全く考えが浮かばない。」 「興味はあるけど、まだ使ったことがありません。」 という人がとても多くいます。 そこで今回は、実際に普段から利用している私が 『ChatGPTで遊んでみた:人間とは?』 というやり取りの内容をご紹介します。 私はChatoGPTを主に ◎、暇つぶし ◎、思考習慣を身に着けるためのツール として利用していますので、そのような視点で見てもらえればと思います。 それでは私とChatGPTのやり取りを一緒に見ていきましょう! ※説明記事ではなく、紹介記事なので難しい単語が出ても基本的には説明を加えていませんのであらかじめご了承ください。 私とChatGPTのやり取り:人間と

            ChatGPTで遊んでみた『人間とは?』のやり取りを紹介します。 | 進読のススメ
          • 富山豊『フッサール 志向性の哲学』のあとに読むといいかもしれない文献 - 研究日誌

            ひとつまえのエントリの補足。富山豊『フッサール 志向性の哲学』には簡潔で要を得た読書案内がついているのだけど、そこで紹介されていないおすすめの文献をふたつ紹介しておこう。 (1)富山本の177–184ページでも論じられているフッサールの「充実」概念については、ジョスラン・ブノワの次の論文を読むと面白いだろう。簡単なものではないけど、富山本を読んだあとなら取り組めるための基本的な準備はできているはず。 (2)富山本はフッサール入門書であると同時に言語の意味とは何かという問題に取り組む本でもあるわけだけど、この問題についてフッサールがどのような立場をとっていたのかについては、アルカディウス・フルヅィムスキの以下の論文もある。富山本との違いについて考えてみると面白いと思う。 どちらの論文も2009年の末に出た『現代思想』のフッサール特集に掲載されている。この号にはフッサールの価値論・倫理学に関連

              富山豊『フッサール 志向性の哲学』のあとに読むといいかもしれない文献 - 研究日誌
            • フッサールにたどりつくために——富山豊『フッサール 志向性の哲学』(青土社、2023年) - 研究日誌

              『フッサール 志向性の哲学』(青土社、2023年)を、著者の富山豊さんからお送りいただいた。待望の単著といっていいだろう。志向性に関するフッサールの見解について私が論じる次の機会——万事が順調に進めば今年の5月後半には最初の機会がやってくる——に本書を詳しく検討しなければならないことははっきりしているので、まずはざっと一周読んだ。読む前から分かっていたことではあったが、期待させるだけ期待させておいて……ということにはまったくならなかった。待ち望んだ甲斐があった。以下に簡単な感想を記しておく。同書のページ数への参照はアラビア数字だけで行う。 本書はフッサールに関する入門書だが、私の知るかぎり、他のどの類書とも異なっている。ある哲学者についての入門書というものは、その哲学者の思想の全体像を示すのを目的にするのが通例である。それに対して本書は、フッサール現象学の全体像を包括的に示すわけではない。

                フッサールにたどりつくために——富山豊『フッサール 志向性の哲学』(青土社、2023年) - 研究日誌
              • #99「趣味とは、結果を出すものでなく理由もない。けれど、生き方は変わります」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

                【今回のお悩み】 「趣味がほしくていろいろ試していますが、好きになれるものがありません」 誰から強制されることもない「趣味」は、好きになろうと意気込んだところで夢中になれるものでもありません。どうしたら、趣味が見つかるのでしょうか。 哲学者の岸見一郎先生に聞いてみました。 何か趣味を始めるのに特別な理由は必要ありません。しかし日常に変化をつけたいと思ったとき、仕事を変えることはできなくても、仕事以外の時間に夢中になれる趣味があれば生活は変わります。 どんなことでも趣味にすることはできますが、「趣味」というためにはいくつか条件があります。 まず、役に立つ、立たないという発想から抜け出すことです。趣味がなくても生きていけますし、趣味を見つけなければならないというものでもありません。 次に、何か結果を出さないといけないという発想から抜け出すことです。専門家といわれるくらい究めると面白くなるのはた

                  #99「趣味とは、結果を出すものでなく理由もない。けれど、生き方は変わります」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
                • 水やりは面倒くさい。それでも人はずっと「庭」をつくってきた:美学者/庭師・山内朋樹 | DIG THE TEA

                  洋の東西を問わず、古来より人類の歴史に存在してきた「庭」。 いまだに多くの人々にとって、身近な存在でありつづけている。熟練した庭師によってつくられた庭園のみならず、自宅の庭や学校の校庭なども含めると、誰しも何かしらのかたちで「庭」とかかわってきたはずだ。 しかし、この「庭」というものは、考えてみると不思議な存在だ。 一見すると、いわゆる衣食住の範疇の外にあり、生存に不可欠ではないように思える。都市部でなければ、暮らしの中に「自然」も当たり前に存在してきたはずだ。 それにもかかわらず、なぜ私たちは、コントロールされた自然たる「庭」をつくるのか。 『DIG THE TEA』の探求する「時を溶かす体験」への示唆を与えてくれるように思えるこの問いについて、話を聞いたのは美学者・山内朋樹さん。 山内さんは、学生時代からの庭師としての経験、作庭現場のフィールドワークから得た知見をベースに、庭のかたちの

                    水やりは面倒くさい。それでも人はずっと「庭」をつくってきた:美学者/庭師・山内朋樹 | DIG THE TEA
                  • 「気概」とリベラルな民主主義(読書メモ:『歴史の終わり』) - 道徳的動物日記

                    歴史の終わり〈上〉 作者:フランシス フクヤマ 三笠書房 Amazon 歴史の終わり〈下〉「歴史の終わり」後の「新しい歴史」の始まり 三笠書房 Amazon フランシス・フクヤマの『歴史の終わり』は数年前にも読んで感想を書いているが、『IDENTITY  尊厳の欲求と憤りの政治』を読んだときにそこで紹介されていた「対等願望」や「優越願望」に関する議論が興味深く感じられたので、昨年の夏に改めて読み返した*1。 davitrice.hatenadiary.jp davitrice.hatenadiary.jp ……とはいえ、1992年に書かれた当時の時事ネタが数多く含まれているために冗長であったり無駄であったりするところも多く、上下巻の本を保存しておく必要もないと考えて、引っ越しを契機に処分する前にキモとなる議論をここに要約しておく……というよりも、写経的に書き写しておく。まあいまさら『歴史の

                      「気概」とリベラルな民主主義(読書メモ:『歴史の終わり』) - 道徳的動物日記
                    • AIに3億人分の仕事が取って代わられる可能性=米金融大手報告書 - BBCニュース

                      米投資銀行ゴールドマン・サックスは28日、人工知能(AI)によって3億人分のフルタイムの仕事が取って代わられる可能性があるとの報告書を発表した。 これは、アメリカとヨーロッパの仕事の4分の1に当たる。ゴールドマン・サックスは一方で、AIは新たな業務を生み出し、生産性を急上昇させることにもつながると指摘した。

                        AIに3億人分の仕事が取って代わられる可能性=米金融大手報告書 - BBCニュース
                      • シン・ホネキング on Twitter: "「火垂るの墓」の清太に批判的な人が増えているらしい件、もうひとつ思い当たる要因があって、もしかして「物語」を異世界転生もの」の流儀で読んだり観る癖がついているのではないかな?"

                          シン・ホネキング on Twitter: "「火垂るの墓」の清太に批判的な人が増えているらしい件、もうひとつ思い当たる要因があって、もしかして「物語」を異世界転生もの」の流儀で読んだり観る癖がついているのではないかな?"
                        • AIが勝手に議論を深めてくれる弁証法エンジンの構築|深津 貴之 (fladdict)

                          AI哲学者ヘーゲルさんに、無限に議論を思索してもらえる穢土転生コードを書いてみた。GPT3.5でも4でも動きます。 弁証法ってなに?ヘーゲルって哲学者おっさんが考えた、思索を深めるメソッド。 ある意見(テーゼ)に対して、あえて反対意見(アンチテーゼ)をいって、それから意見と反対意見を統合(ジンテーゼ)することで議論が深まるよ…というもの。 ・筋トレは健康によい(命題 = テーゼ) ・筋トレで体を壊すこともある(反対命題 = アンチテーゼ) ・筋トレは健康によいが、やりすぎや間違った方法には注意しなければいけない(総合命題=ジンテーゼ) みたいな考えかた。 以下、勝手に無限ループでヘーゲル先生が、弁証法を繰り返してくれるプロンプトです。 弁証法エンジンのプロンプトあなたはヘーゲルの仮想人格として振る舞う、形而上の弁証法シミュレーターです。 ユーザーの入力「仕事にいかずにゲームをしていたい」に

                            AIが勝手に議論を深めてくれる弁証法エンジンの構築|深津 貴之 (fladdict)
                          • 「知性持つAIは下僕にあらず」マスク氏傾倒、AI脅威論唱える哲学者

                              「知性持つAIは下僕にあらず」マスク氏傾倒、AI脅威論唱える哲学者
                            • Almanack of Naval Ravikant

                              Thank you for visiting the site. Enjoy the published content and the book. We appreciate your support, and please pay it forward. Hello and welcome! This book collects and curates Naval’s wisdom from Twitter, Podcasts, and Essays over the past decade. The wisdom of Naval Ravikant, created and edited by Eric Jorgenson, with Illustrations by Jack Butcher, and a Foreword by Tim Ferriss. The entirety

                                Almanack of Naval Ravikant
                              • 今なぜ哲学者スピノザ? 関連本の刊行相次ぐ 國分功一郎さん新書・全集は異例の売れ行き|好書好日

                                國分功一郎さん 社会問題先取り 人の根底探る 岩波書店によると、國分さんの新書は現在2刷3万2千部。スピノザは西洋哲学の歴史上、デカルトやライプニッツと並び17世紀の合理主義の哲学者とされる。デカルトが残した哲学の根本原理をめぐる著作を徹底して読み込むことを通して、自らの思索を深めた「読む人」という視点で、スピノザの思想をたどる。スピノザ全集の初回配本『3 エチカ』も3刷6千部と、学術書では異例の売れ行きを見せている。岩波文庫のスピノザの主要著作(畠中尚志訳)もこれを機に重版したという。 國分さんは「構想から10年かかって出版にこぎつけた」と新書執筆の苦労を振り返る。スピノザは、國分さんにとって自らの哲学の道しるべとなる存在だ。『暇と退屈の倫理学』(2011年)や『中動態の世界』(17年)などでその思想を手がかりにしてきた。「この10年で読みが深まり、ようやくスピノザの生涯と思想を一本の線

                                  今なぜ哲学者スピノザ? 関連本の刊行相次ぐ 國分功一郎さん新書・全集は異例の売れ行き|好書好日
                                • AIに人を裁けるか 「ChatGPT」が裁判官の模擬裁判、東大五月祭で公開実演

                                  米OpenAIが開発したチャットAIボット・ChatGPTが裁判官を務める模擬裁判が、5月13日(土)に公開実演される。 東京大学の法学部と教養学部の学生有志などによる実演企画で、同大学の学園祭・五月祭に合わせて実施される。 会場は東京大学本郷キャンパスの安田講堂。 【重大告知】 機械に人は裁けるか−−? GPT4を”裁判官”にした、国内初の模擬裁判公開実演。 5/13(土)、五月祭1日目。 東京大学本郷キャンパス安田講堂にて開廷。 pic.twitter.com/xzq9gqeIfN — AI法廷の模擬裁判/東大五月祭 (@AI_Judge_May) March 15, 2023 専門テストでも人間レベルの能力を発揮するChatGPT ChatGPTは米OpenAI社が開発するチャットAIボット。質問などをテキストで入力すると、AIによって回答が自然な文章で出力される、対話に最適化された

                                    AIに人を裁けるか 「ChatGPT」が裁判官の模擬裁判、東大五月祭で公開実演
                                  • #90 あなたが真剣に恋愛をしたことがないのは、対人関係を避けてきたからです | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

                                    【今回のお悩み】 「今まで一度も誰かと真剣な付き合いをしたことがありません。パートナーがほしいです」 これといった“欠点”はないはずなのに、なぜか自分にだけなかなか恋人ができない。一体何がいけないの? 哲学者の岸見一郎先生に聞いてみました。 「あとはお嫁さんだけ」といっていた人を知っています。今なお封建的な言葉を使う人がいることに驚きましたが、それはおいておくとしても、ほかの「もの」はすべて持っているのに、妻だけを「持っていない」といっているように私には聞こえました。 「結婚を考えている人がいるのだろうね」 「いや、そんな人はいない」 これまで誰とも一度も真剣に付き合ったことがないというのです。誰とも付き合わないで、いきなり結婚することは普通ないと思うのですが、今すぐにでも結婚できると自信満々であることに私は驚かないわけにいきませんでした。 外的な条件が整っていれば結婚できると考えていたの

                                      #90 あなたが真剣に恋愛をしたことがないのは、対人関係を避けてきたからです | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
                                    • ELSIから考える企業が持つべき倫理と言葉。朱喜哲氏インタビュー。|Less is More.by info Mart Corporation

                                      最近注目されている「ELSI(エルシー)」をご存知だろうか?倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues)のことだが、グローバルではこのELSIが企業にとってとても重視され始めている。自らも大手広告代理店の主任研究員としてデータビジネスに携わる傍ら、大阪大学大学院文学研究科や社会技術共創研究センター(ELSIセンター)の招聘教員を務める朱喜哲氏にこのELSIをきっかけに企業が持つべき倫理についてお話をお伺いした。 自身も企業活動を実践されながら、哲学者としての研究も続ける朱氏。自身も実践される上で、今企業と私たちに求められていることは一体なんなんだろうか? プロフィール 朱 喜哲(チュ・ヒチョル): 1985年、大阪府に生まれる。哲学者。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、広告代理店の主任研究員としてマーケティング・ア

                                        ELSIから考える企業が持つべき倫理と言葉。朱喜哲氏インタビュー。|Less is More.by info Mart Corporation
                                      • Amazon.co.jp: 目的への抵抗 (新潮新書): 國分功一郎: 本

                                          Amazon.co.jp: 目的への抵抗 (新潮新書): 國分功一郎: 本
                                        • 「デザイン」の意味を再定義する

                                          「デザイン」という言葉の起源の1つは、建築物の図面を書くことにある。現在ではこの言葉は、ファッションから企業経営まで幅広い分野で使われるようになった。その言葉の意味を遡ると、もう一度、デザインという言葉を再定義する必要があることに気がつくだろう。 by Nicholas Monchaux2023.03.13 5 19 ルネサンス期のイタリア建築で使用された、disegno(素描、図面)という言葉が「design(デザイン)」という言葉を生んだ——。1990年代末、建築学科の学生だった私は、そのような熱心な説明を受けたことがある。もちろん、歴史が語るのはもっと複雑なストーリーだ。 1300年から1500年にかけて、確かに「デザイン」の意味には大きな変化があった。だが、それは言葉の変化というよりも、ものづくりそのものの根本的な変化であった。図面とデザインの関係から言葉が生まれたわけではなく、そ

                                            「デザイン」の意味を再定義する
                                          • ダルビッシュ有 『練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。』

                                            Hiroki Wakabayashi 若林弘紀 @coach_hiroki ホントこれ。努力や労力の前に合理性や効率性が無いと、無駄どころか逆効果。「理屈はいいからとにかく一生懸命やってれば何かが見えてくる(はず)」という美学が根性論の正体であって、実のところ「論」ですらない。 twitter.com/faridyu/status… 2020-03-10 07:13:29

                                              ダルビッシュ有 『練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。』
                                            • 「哲学の方法」書評 精緻にして明晰な思考のために|好書好日

                                              ISBN: 9784000240659 発売⽇: 2023/01/19 サイズ: 19cm/183,16p 「哲学の方法」 [著]ティモシー・ウィリアムソン 「それってあなたの感想ですよね」。文系の学問に外部からそんな批判が向けられるのは珍しくはない。人文社会科学の内部にも、統計学の手法によるお墨付きがなければ、学問とは呼べないと説く立場がある。とくに哲学は、日常語では個人の人生観や信条も意味するから、この分野の営みを、主観的な思索とみなす人だっていることだろう。 哲学はサイエンスたりうる。これが本書の立場だ。「うまいやり方」をすれば、哲学は、「体系的、組織的な探究」という意味の科学であるというのだ。それは、最善の説明を与える理論を探る点で自然科学に近いが、アームチェアで思索をめぐらす点では数学に近い。原著は、オックスフォード大学出版局の、定評ある入門シリーズの一冊。筆致は軽やかで、翻訳も

                                                「哲学の方法」書評 精緻にして明晰な思考のために|好書好日
                                              • [Vol.2] “知らない”という自由を尊重できるか│哲学者 千葉雅也さんと読み解く社会システムとウェルビーイング - Linking Society

                                                技術進歩には程よいブレーキを柴田: 次は、データの活用について話していきたいと思います。 企業行動を記録し、改ざんできないようにしてトレーサビリティを上げられるようになって、「履歴が残る」世界になってきています。これによって、いままでは「安いから」とか「便利だから」という理由で選んでいたものが、自分の目の前にある選択肢の意味や、それを選ぶことの効果が分かった上で行動できるようになっていくのではないかという期待があります。 また、街づくりのように、効果が曖昧だったものの効果が分かるようになって予算が取りやすくなるなど、いままではあまり評価されていなかった活動をしていた人たちが認められるようになってくるのではないかと思っています。 一方で、情報化していくことで監視社会的な側面が強まったり、KPIを設定することで本当は素晴らしい活動だったものが少し歪んでいってしまったりすることもあるかと思います

                                                  [Vol.2] “知らない”という自由を尊重できるか│哲学者 千葉雅也さんと読み解く社会システムとウェルビーイング - Linking Society
                                                • 「家族や恋人より友人中心の人生を送ろう」と呼びかけるフランス人哲学者 | “友情推し”マニフェストの新刊で激論

                                                  家族や恋愛よりも親密な友情を中心に生活を築くことは、楽しく、また必要な反逆行為であり、諸国の政府は社会のあり方を根本的に考え直すために「友情省」を設置すべきだと、フランスのある有力な哲学者が論じている。 哲学者のジョフロワ・ド・ラガヌリは、友情推進マニフェストともいえる新刊『3──外の世界への思い』(未邦訳)のなかで、作家のディディエ・エリボンとエドゥアール・ルイとの親密な友情について詳しく記している。 この3人は夕食を共にし、一日に何度もしゃべり、毎日おやすみとおはようを言い合い、予定を互いに合わせ、会って長話しする友情の時を確実に優先しているのだ。この友情はそれぞれの生活の中心であり、「果てしなく長い話し合い」なのだとド・ラガヌリは表現する。 ド・ラガヌリはこの友情を、よき友情に投資することのラディカルな青写真のようなものとして提示し、家族構成や恋愛関係を優先すべきとする社会の「権威主

                                                    「家族や恋人より友人中心の人生を送ろう」と呼びかけるフランス人哲学者 | “友情推し”マニフェストの新刊で激論
                                                  • 米国で「リベラルアーツ大学の死」が始まった 英文学も歴史学も資本主義に抗えず | 80校以上が閉鎖または合併の憂き目に

                                                    米国でリベラルアーツ大学の衰退が著しい。 つい最近も2月にバージニア州のメリーマウント大学が、英文学や歴史学、哲学、社会学などの専攻をなくすことを決めた。全部で10の専攻が削減されたが、そのほとんどがリベラルアーツだ。 これらの学問は人気がなく、専攻する学生が少ないからだという。講義科目としては残るが、専攻したりその学位を取得したりすることはもうできなくなる。 メリーマウント大学だけではない。 高等教育について報じるメディア「ハイアー・エド・ドライブ」の調べによれば、米国では2016年以降、87校ものリベラルアーツカレッジが閉鎖、あるいは近くの大きな大学に合併された。 死に絶える要因は二つある

                                                      米国で「リベラルアーツ大学の死」が始まった 英文学も歴史学も資本主義に抗えず | 80校以上が閉鎖または合併の憂き目に
                                                    • フレデリック・グロ「『戦争とは何か』をいま敢えて問うことで見えてくるもの」 | プーチンの心理的動機と、講和の可能性

                                                      ロシアのウクライナ侵攻により、突如として私たちの目の前にリアルな姿で立ち現れてきた「戦争」。しかし、その哲学的な定義や、人類史における意味が深く考察される機会は少ない。そして、「なぜ人間は戦争をするのか」という根本的な問いも──。 21世紀のいま、それを改めて考える哲学者、フレデリック・グロに、仏「ル・ポワン」誌がインタビューした。 なぜ戦争をするのか?──。 まるで子供の質問のようだが、そんな書名の本がフランスで出版された。もっとも著者のフレデリック・グロ(55)に言わせるなら、哲学とは、子供の質問のような問いに大真面目に取り組み、合理的に考えていくことが多いのだという。 平和の時代に人はなぜ平和なのかと問わない。では、なぜ人は「なぜ戦争をするのか?」と問うのか。グロは162ページのこの著書で、人間の闇の部分を含むこの謎に取り組んでいる。その筆致は濃密かつ明快。かのレイモン・アロンの大著

                                                        フレデリック・グロ「『戦争とは何か』をいま敢えて問うことで見えてくるもの」 | プーチンの心理的動機と、講和の可能性
                                                      • 総括感想『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 近すぎない、遠すぎない、当たり前が通用しない。そんな誰かと出逢えるから人生は面白い! - ジゴワットレポート

                                                        「旅行は行く前が一番楽しい」、という言説がある。 ガイドブックを開いて観光地を選ぶ。ホテルを検索して宿泊先を決める。交通手段を検討し、持ち物を取捨選択し、出発当日に思いを馳せる。いくつになっても、まるで子供の頃の遠足前夜のように。どうしようもなく心が高ぶってしまう。 旅行先で、アンナコトが出来るだろう。ソンナコトで楽しめるだろう。オイシイモノにも、タノシイコトにも、きっと出逢えるのだろう。胸の内を占めるのは、途方もない期待感。そしてこれは、「宝くじが当たったら嬉しいな」といった夢物語ではない。このまま進んでいけば絶対に実現すると、それが分かっているからワクワクできる。本当の所は、予定通りにいかないかもしれないし、つまらないことで喧嘩になったり、忘れ物や準備不足を悔いたりするのかもしれない。それでも、やっぱり、「旅行は旅行に行く前が一番楽しい」。その時にしか味わえない体験に思いを馳せるからだ

                                                          総括感想『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 近すぎない、遠すぎない、当たり前が通用しない。そんな誰かと出逢えるから人生は面白い! - ジゴワットレポート
                                                        • カマキリの知能が発達して倫理が芽生えたら

                                                          さすがにオス食べちゃうのはだめだよねー って機運が高まって絶滅するのかしら

                                                            カマキリの知能が発達して倫理が芽生えたら
                                                          • もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)

                                                            私たちはなぜ有用な人間であることを証明しつづけなければならないのか? 「生産性」という病に取り憑かれた社会を解剖し、解毒剤を練り上げる、気鋭の著者による待望の新連載! 第1回は、寝そべり主義、#最後の世代、ゴブリンモード、大量離職、サイレントテロなど、生産性のロジックを基盤とした苛烈な競争社会に対して静かなる抵抗を始めた、「現代のディオゲネスたち」を追う。 (毎月1日頃更新) 寝そべることで見えてくる世界の真実 ふたつの記事からはじめたい。 ひとつ目は、『ダイアモンドオンライン』に掲載された「中国の過酷な受験戦争を勝ち抜いた若者が「寝そべり族」になってしまう理由」という二〇二一年七月の記事。 経済の急速な発展による社会競争の激化。格差のとどまることを知らない拡大。壮絶さを極める過酷な受験戦争。そんな厳しい競争社会である中国、そこで生きる若者たちがいま、静かに競争から降りようとしているのだと

                                                              もううんざり! 競争社会から降り始めた現代のディオゲネスたち(木澤 佐登志)
                                                            • すっごーい! ソクラテスみたい - スナックelve 本店

                                                              って一時期流行ってませんでした?(流行ってはないか) 今月のJJに載ってた「モテる女のさしすせそ」、「そうなんだー!」を「ソクラテスみたい」に変えたの誰だよwwwwwww pic.twitter.com/H23LipBX8z— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) 2019年12月4日 みどりの小野 (id:yutoma233)さんのエントリ見て独りごちる 私は、大衆を舐めるな、大衆を馬鹿にする者は大衆に殺される、みたいなことを何度か書いているのですが、その時いつも脳裏ではソクラテスが毒杯を呷っておりました。 いや、ほんとまじで。どこかに書いたつもりだったのに検索したらソクラテスのソの字もねぇよ(ソクラテスでの弁明(違)) No.0953 大文字の他者臭いゾ - スナックelve 本店 大衆を舐めてバカにするものは大衆に殺される - スナックelve 本店 大衆の怖

                                                                すっごーい! ソクラテスみたい - スナックelve 本店
                                                              • 哲学の問題に数学で挑むってどういうかんじ? - I'm Ko !

                                                                僕は経済学研究科に所属する大学院生です。 ただし経済学の中でも特殊な領域を専攻しており、「どんな社会が”良い"社会か?」「”公平な"資源の配分とは何か?」など哲学的な問いを扱っています。 この記事では、初歩的な数学以外は前提知識なしに、社会的選択理論(経済学の一分野。社会についての哲学的な問いに対して数学でアプローチする)のイメージを共有してみたいと思います。具体的にはより細かいテーマとして最近取り組んでいるPopulation Ethicsについて取り上げます。 Population Ethics(人口倫理)のモチベーションを紹介しながら、Ng(1989)によって示された僕が好きな不可能性定理を証明も含めて説明します。 「数学をこんな問題を考えるのに使っているんだ!」「経済学の中にはこういう領域もあるんだ」みたいなことを共有できたら嬉しいです。 長い旅にはなりますが、ぜひ経済学の中でも特

                                                                  哲学の問題に数学で挑むってどういうかんじ? - I'm Ko !
                                                                • 偉大な哲学者たちの言葉に学ぶ「より良い人生を送るための10ヵ条」 | 歴史に名を残す賢人らが語る「知性的な徳」の身につけ方

                                                                  人間と他の動物の大きな違いは、複雑で抽象的な問題について考える能力にある。この並外れた能力によって、人間は多様な文化を育み、科学を発展させ、未来を想像し、そして(願わくは)過去よりも良い未来を作り上げてきた。 しかし、人間の不完全な心は恐ろしい過ちや危険なイデオロギーも生み出した。悪い考えと良い考えを区別する方法を知らなければ、私たちは信じるべきではないことを信じ、自分にも他者にも、果ては地球にも害を及ぼす行動をとってしまう可能性がある。 考えることの専門家といえば、もちろん哲学者だ。哲学は、誤った考えを避け、演繹的推論と帰納的推論、破綻した議論と正しい議論を区別するための形式的な方法だと考えられることが多い。 こうした役割が重要であることは確かだが、哲学は単なる技法と捉えるべきではない。「よく考える」ためには適切な態度を身につけ、効果的な習慣を育てる心構えが必要だ。そのような「知性的な徳

                                                                    偉大な哲学者たちの言葉に学ぶ「より良い人生を送るための10ヵ条」 | 歴史に名を残す賢人らが語る「知性的な徳」の身につけ方
                                                                  • 「論理処理が必要と思ったことが確率処理でできるとわかった」のは AI だけだろうか - 木曜不足

                                                                    2004年ごろに Google の猫で深層学習が一躍脚光を浴びたとき、画像認識は特徴抽出が難しいので深層学習で良い結果が出るが、自然言語処理は特徴量*1がリッチなので、深層学習を適用するのは難しいだろうと思っていた。 特徴量がリッチとは、例えば「ホームラン」のたった1語でその文はスポーツ、特に野球の話題である可能性が高くなる、みたいな話である。一方、ピクセルの1つが緑であることから何の画像か当てるのは不可能だ。 その後、自然言語処理でも深層学習が当たり前になったのは誰もがご存知のとおりであり、自身の不明を恥じるばかりだ。ただ言い訳をさせてもらえるなら、自然言語処理のえらい先生方も同じように言っていたのだ。 2014年ごろ、LSTM などの深層学習モデルが発展し、自然言語処理でも目覚ましい結果が出始めた。機械翻訳など多くのタスクで、人間の平均といい勝負になったのもこの頃だったと思う。すると、

                                                                      「論理処理が必要と思ったことが確率処理でできるとわかった」のは AI だけだろうか - 木曜不足
                                                                    • 哲学の論文に論証が必要であるわけではないこと|山口尚|note

                                                                      哲学の論文について「この論文には論証が無い」と批判するひとがいる。こうした批判が的を射たものかどうかはケース・バイ・ケースである。なぜなら――必ずや掴んでおくべき点として――狭義の「論証」には、すなわち論理的に形式化された論証には、行なえない仕事が哲学には存在するからだ。その仕事とは〈物事を新たな相のもとで見られるようにする〉という仕事だ。以下、この点を直感的に説明したい。 「論証(argument)」は、狭義には(すなわち一般に学術的な意味では)、複数の前提から結論を導き出すという構造をもつタイプの文章を指す。ここで――論証の重要な特徴だが――前提と結論のあいだで語の解釈は一定である。さもなければいわゆる「誤謬(fallacy)」が生じる。 さて押さえるべきは、〈物の見方を変える〉というのはこうした論証の行ないうることではない、という点だ。例えば――比喩的な説明になるが――次の図Aを見て

                                                                        哲学の論文に論証が必要であるわけではないこと|山口尚|note
                                                                      • 「些細な自己知と実質的な自己知:自己知の哲学入門①」(カシーム・カサーム) - #EBF6F7

                                                                        自己知(self-knowledge)の哲学という分野がある。 自己知とは、典型的には、自分の心的状態(信念や欲求など)についての知識のことだ。 今回は、自己知の哲学に従事しているカシーム・カサーム(Quassim Casssam)が執筆した「自己知へのビギナーズガイド」を訳出した。 カサームには『人間のための自己知』という著作があり、本ビギナーズガイドの背景をなしている。 Self-Knowledge for Humans 作者:Cassam, Quassim Oxford University Press, USA Amazon 本書の序文は、「自己知について書くことの不都合な点の一つは、哲学に馴染みのない者に自分のことを説明しなければならないことである」という一文で始まる。 どういうことだろうか。 カサームは以下のように言う。 実際、それはまさしく、哲学者が関心をもつだろうと非哲学者

                                                                          「些細な自己知と実質的な自己知:自己知の哲学入門①」(カシーム・カサーム) - #EBF6F7
                                                                        • 卒業式のマスク、悩む教育現場 「歌の時も外す」「個人の判断」:朝日新聞デジタル

                                                                          「マスクを外すことを基本とする」。卒業式をめぐって10日に文部科学省が出した通知を受け、各学校が具体的な方針を決めつつある。通知に沿う学校もあれば、独自の対応をする学校も。コロナ対策が緩和に向かう一方、感染が完全には収束していないことから、対応に悩む校長もいる。 ♪明日の世界にとびたつわれら 21日、東京都新宿区立余丁町(よちょうまち)小の体育館にマスク姿の6年生約50人の歌声が響いた。3月24日の卒業式に向けた校歌の練習だ。 文科省の通知は、卒業証書授与や送辞・答辞など多くの場面で「マスクを外すことを基本」とする一方、歌や「呼びかけ」では着用を求めた。同校は通知に沿って合唱時のみマスク着用とする方針だが、古谷勉校長は「無理強いせず、子どもの選択を尊重したい」。 6年生の担任の青木南教諭によると、普段からマスクを外したがらない子どもが多く、体育の時間に「息がしにくいから外そう」と呼びかけて

                                                                            卒業式のマスク、悩む教育現場 「歌の時も外す」「個人の判断」:朝日新聞デジタル
                                                                          • ジョジョのヴィニラ・アイスが消える仕組みが分からない

                                                                            あれってスタンド本体が自分を食べて亜空間に消えるけど、最後まで自分を食べるって無理じゃない? 最後は口で口を食べなきゃいけないけど、そうなると口が残るよね? あれ絶対おかしいと思うんだけど ウロボロスの蛇もそうだけど、自分を尻尾から食べても、最後は口だけ残るよね?口で口は食べれないから やっぱり完全になくなるのはありえないよ

                                                                              ジョジョのヴィニラ・アイスが消える仕組みが分からない
                                                                            • 自己愛が強すぎる奴が増えすぎだろ : 哲学ニュースnwk

                                                                              2023年02月21日10:34 自己愛が強すぎる奴が増えすぎだろ Tweet 1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2023/02/21(火) 02:41:26.560 ID:J7M/yd0S0 隠しきれなくなっただけかも知れんが 【未解決】彡(^)(^)「台風の日特有の家中が真っ赤になるやつちょっとすき」 2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2023/02/21(火) 02:44:01.474 ID:jZrtb4zBM 承認欲求だけある無能が多い印象 3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします🐙 2023/02/21(火) 02:45:15.291 ID:TmiPCt8H0 これはそうやな社会に揉まれないとそうなる 4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2023/02/21(火) 02:45:24.059 ID:3FZrRf860 一億総自

                                                                                自己愛が強すぎる奴が増えすぎだろ : 哲学ニュースnwk
                                                                              • ブルーノ・ラトゥール「人間のあり方が根本的に変わらなければ、現在の危機は解決できない」 | 「近代」を相対化し続けてきた思想家の「遺言」

                                                                                ブルーノ・ラトゥールの知識人としての人生には3つの面があった。まず、「科学」というものの新たな理解を展開した経験論的社会学者であった。そして、人類の根源的な問いを考え続けた哲学者でもあった。さらに近年は、「新気候体制」という概念を打ち出して気候変動を哲学的に理解しようと試み、知性で世界を救わんとしていた。 ワイン生産者の家に生まれたラトゥールは、大学で哲学と人類学を学んだ。そしてアフリカで、民族学的な研究を始めた。その経験から、彼のなかで革命的な発想が生まれる。この民族学的手法を、西洋社会の最も近代的な環境に適用できないだろうか? と考えたのだ。ラトゥールはカリフォルニアに渡り、科学的知識が生まれる過程について研究した『ラボラトリー・ライフ 科学的事実の構築』を、社会学者のスティーヴ・ウールガーと著した。 彼の提唱した「アクターネットワーク理論」の中心となるテーゼは、以下のようなものだ。

                                                                                  ブルーノ・ラトゥール「人間のあり方が根本的に変わらなければ、現在の危機は解決できない」 | 「近代」を相対化し続けてきた思想家の「遺言」
                                                                                • フランス人哲学者アレクサンドル・ラクロワが説く「完璧なセックスに到達する方法」 | 愛を交わすときは哲学的にクリエイティブに

                                                                                  「セックスをするのは自転車に乗るようなものだ」といわれるが、むしろ実際は運転免許を取るのに似ている。誰もがすぐ実践に飛びつきたがり、運が良ければ残りの人生ずっとそれをし続けるだろう。その一方で、理論的な部分にはたいして注意を払わないのだ。 フランスの哲学者アレクサンドル・ラクロワ(47)は、これを大きな間違いだと考えている。彼は、こうした問題を解決すべく『愛を交わすことを学ぶ』(未邦訳)を発表した。本書はセックスをめぐるエッセイで、「完璧なセックス」に到達するための手がかりを示している。ラクロワは古典などから知識を取り入れ、彼自身が「フロイトポルノ」と呼ぶものにセックスが染まっている現代に、そうした教えをもたらそうとしている。 フロイトポルノとは、精神分析の父が確立し、ポルノ産業が強化した、単調で頑なな台本(前戯、挿入、オーガズム)のことだ。これは、主にヘテロセクシュアルの恋人たちが無意識

                                                                                    フランス人哲学者アレクサンドル・ラクロワが説く「完璧なセックスに到達する方法」 | 愛を交わすときは哲学的にクリエイティブに