並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 349件

新着順 人気順

森達也の検索結果1 - 40 件 / 349件

  • 暮らし・「世界が完全に思考停止する前に」森達也さんのお話

    • 『A3』無料公開にあたって|森達也(映画監督・作家)|note

      僕の肩書のひとつは作家だ。つまり書くことで生計を得ている。本来ならギャランティのない仕事は受けるべきではない。プライドや矜持のレベルではない。他の仕事との整合性がつかなくなるのだ。 でも、特にオウムについては、昨年の13人死刑執行も含めて、世に問いたいこと、言いたいこと、伝えたいことが、ずっと自身の内側で飽和している。溢れかけている。そして僕のこの思いや葛藤や発見を伝えるうえで、『A3』は最も重要な作品だ。初対面の人すべてと名刺交換をしながら、「A3は読んでくれましたか」と僕は質問したい。でもさすがにすべての人に訊くことはできない。オウム関連のインタビューなどを申し込まれたときは、時おり思いきって質問する。読んでいますと答えられることは、たぶん三回に一回くらい。そのたびに(上辺はそうですかなどと言いながら)気落ちする。一人でも多くの人に読んでほしい。もっと多くの人に知ってほしい。もっともっ

        『A3』無料公開にあたって|森達也(映画監督・作家)|note
      • ヒロト、若林、クドカン、森達也……それぞれが考える「不寛容社会」における“正義”(てれびのスキマ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        6月11日に放送された『NHKスペシャル』では「#不寛容社会」と題された特集が組まれていた。 昨今顕著になったいわゆる「不謹慎狩り」やスキャンダルを起こしたタレントや政治家に対する執拗なバッシング、理不尽ともいえるようなクレームから表現が自粛されてしまうことなどを取り上げ、それを「不寛容社会」と形容し、なぜそうなったのか、これからどうすべきなのかを討論するという趣旨だった。 討論には一般視聴者の他、宇野常寛、榎本博明、鴻上尚史、壇蜜、津田大介、デーブ・スペクター、中野信子、森達也らが参加していた。 自分の良心を汚したくないまさに苛烈なバッシングを浴びた佐村河内守をテーマにした映画『FAKE』が公開になった映画監督・森達也は現在の日本の社会をこのように分析している。 森:萎縮するから同調圧力がどんどん強くなる。みんなが右に行く、みんなが左に行く。そもそも均質な社会なんだけど、それがさらに加速

          ヒロト、若林、クドカン、森達也……それぞれが考える「不寛容社会」における“正義”(てれびのスキマ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • メディアが国益を意識し始めたらおしまいである/池上彰×森達也 - SYNODOS

          ――一九四五年の敗戦に至るまで、日本の国民は軍部や政治家、そしてマスコミにも煽られ、騙されていたと言われてきました。 森 半分は正しいけれど、マスコミが煽った理由は、国民が喜ぶからです。マーケット(国民)の支持がなければ、メディアは煽りません。結果としては国民が煽られることを望んだのです。煽り煽られという相互関係が前提です。 池上 メディアが視聴者や読者を増やすのは戦争報道です。日本放送協会というラジオ専門の放送局が戦前にありました。昔はラジオの受信機を持っている人は限られていて、受信機を持っている人が聴取料というのを払って、日本放送協会はその聴取料で成り立っていたのです。 日中戦争を報道すると、出征しているうちのお父さん、うちの夫、うちの息子たちは中国戦線でどうなっているのかと案じている人たちが聴きたがる。日中戦争の戦況を刻々と伝えるから、みんなラジオを持って、聴取料を払い、ラジオが普及

            メディアが国益を意識し始めたらおしまいである/池上彰×森達也 - SYNODOS
          • 【総選挙2014】もう投票しなくていい(森達也)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

            Photo by Yuliya Libkina(CC BY 2.0) もう投票しなくていい。僕はもうあきらめた。 仮にこれから多少は投票する人が増えたとしても、おそらく50%には届かない。つまり有権者の半分以下の意思で、これから4年間の政治体制が決まる。しかも予想では自民単独で300議席以上。315議席を上回るとの見方をした新聞もある。ならばあと2議席で衆院定数の3分の2。 つまりどう少なめに見積もっても、公明党を足せば与党が3分の2を占める。ならばこの4年で憲法を変えることが充分に可能になる。現状において参議院も公明党を足せば与党は過半数だ。仮に公明党が政権を離れたとしても、参院で否決された法案は衆院で再可決することが可能になる。 将棋でいえば詰み。チェスならチェックメイト。臨界は超えた つまり法案はさくさくとすべて通る。ねじれ解消良かったね。ならば二院制の意味は何だろうと思うけれど、も

              【総選挙2014】もう投票しなくていい(森達也)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
            • 被写体を騙さなかったことなんてない―『FAKE』森達也監督&橋本佳子プロデューサーに聞く - webDICE

              映画『FAKE』森達也監督(右)、橋本佳子プロデューサー(左) 森達也監督がゴーストライター騒動で話題となった佐村河内守を追うドキュメンタリー映画『FAKE』が6月4日(土)より公開。webDICEでは、無音の"音楽"映画『LISTEN リッスン』の牧原依里・雫境(DAKEI)両監督による対談に続き、森達也監督と橋本佳子プロデューサーへのインタビューを掲載する。 webDICE編集部は、今回の両氏への取材の前に、配給会社の東風に佐村河内氏へのインタビュー取材を申し込んでいたが、「本作での佐村河内さんの稼働はございません」、そして佐村河内氏が完成したこの作品を観ているかどうかについても「佐村河内さんが本作をご覧になったかこちらで把握しておりません」という回答だった。 編集部はその後、佐村河内守氏と新垣隆氏それぞれに独自にインタビュー取材について問い合わせた。佐村河内氏の代理人である秋山亘弁護

                被写体を騙さなかったことなんてない―『FAKE』森達也監督&橋本佳子プロデューサーに聞く - webDICE
              • 例の北野誠さんの件なんですが|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン

                ロケットがミサイルに変わった 毎日のように続く新型インフルエンザの報道に呆れている。草なぎ全裸逮捕事件から始まって、ここ数カ月のメディアの暴走ぶりは、いくらなんでも常軌を逸している。何が起きたのだろう。まるでどこかで号砲が鳴ったかのようだ。でもこれまでの暴走とは何かが違う。なんとなく違和感がある。何だろう。 そういえば放送レポートの岩崎貞明編集長から、「例の北朝鮮のミサイル発射問題だけど、ミサイルなんて言葉を使っているのは、世界でも日本くらいのようだよ」と教えてもらった。以下は彼のブログからの一部引用。 (略)ところが、海外のメディア、外電の類は逆にほとんどすべてが「ロケット」という表記であり、韓国の報道でも「ミサイル」の表記は使用していなかったという。そして、4月13日に出された、国連安全保障理事会が北朝鮮を非難した議長声明でも、表現は「the recent rocket laun

                • まだ絶望していないあなたへ(森達也)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

                  子供のころから、ネガティブ思考においては誰にも負けない自信がある。 例えば夏休み初日の朝は目が覚めると同時に、「今日から夏休みが始まるのではなく最後の日なのだ」と思うようにしていた。つまり冷たい水を自分に浴びせるのだ。運動会のときには、短距離走で転んでビリになる自分を想像しながら走る順番を待っていた。大学受験の際にも、志望校はすべて落ちる状況をイメージしていた。できるだけ具体的に。そしてそのときの自分の心情を想像した。もしも「合格するかも」などの気持ちが湧いてきたら、あわてて必死に打ち消した。そんなことはありえない。すべては裏目に出る。好転することなど万に一つもない。絶対に思うようには進まない。 なぜなら最悪の事態をイメージしておけば、実際に最悪の事態になったときのショックが小さい。そしてもしも最悪の事態を回避することができたのなら、その喜びと安堵は、期待していない分だけとても大きくなる。

                    まだ絶望していないあなたへ(森達也)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
                  • 映画監督森達也さん、新有権者の若者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」 ツイッター民反応まとめ

                    リンク 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] 映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」 - 政治・経済 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] 映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」。初の「18歳選挙」となる7月10日の参議院議員選挙ーー。 本誌ア 171 users 10639 リンク YOMIURI ONLINE(読売新聞) 自民、比例第1党の勢い…10代の半数与党支持 読売新聞社が実施した終盤情勢調査では、比例選(改選定数48)は自民党が序盤情勢調査から伸ばし、2013年参院選に続いて比例選第1党をほぼ確実にする勢いだ。 ルパン@Pcubed226@東京 @rupazo “反自民の人たちは、「若者を票田」と思って「若者よ、投票に行け」と主張していたくせに、若者に自民党

                      映画監督森達也さん、新有権者の若者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」 ツイッター民反応まとめ
                    • 映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「僕たちが国の最高法規であり最高権力者」 - 政治・国際 - ニュース

                      佐村河内守氏に密着したドキュメンタリー映画『FAKE』が話題の森達也氏 初の「18歳選挙」となる7月10日の参議院議員選挙ーー。 本誌アンケート調査によれば、「18、19歳の63.5%が投票に行く」と回答しているが、政治への接し方がまだよくわからないという新有権者も多いはず。そこで、各界で活躍する"先輩"、映画監督の森達也(もり・たつや)氏から「選挙のたしなみ方」を伝授してもらおう! * * * 選挙に行くことは、この国のグランドデザインを考えること。それを考えられない人は棄権していい。将来を考えると、「へたに投票しないでくれ」とも思います。 今は同調圧力がとても強い時代で、特に若者は多数派に流れる傾向がある。無自覚な同調圧力が蔓延(まんえん)しています。そばにいる数人が「自民党支持」と言ったら、自分も自民党支持になる傾向が強い。多数派はより多数派に、少数派はより少数派になってしまう。 最

                        映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「僕たちが国の最高法規であり最高権力者」 - 政治・国際 - ニュース
                      • 岡村靖幸×松江哲明 : 森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす! 前編

                        岡村靖幸×松江哲明 : 森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす! 前編 森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす。 森達也監督が15年ぶりに撮った映画『FAKE』(現在公開中)は、2014年に“ゴーストライター騒動”で世間の注目を浴びた佐村河内守氏を追ったドキュメンタリー。ドキュメンタリー映画が大好きなミュージシャンの岡村ちゃんこと岡村靖幸氏、ドキュメンタリーを方法論に映画やテレビで活躍する松江哲明監督が、『FAKE』をじっくり語り合いました。 (*少々内容に踏み込んでいます。観る前に読むか、観てから読むかはアナタ次第!) ©2016「Fake」製作委員会 いちばん最初に予告編を観たときから「なんだこれは!」と驚愕。 松江 僕はこの映画を制作過程から合わせると3回観てるんです。 岡村 松江さん

                          岡村靖幸×松江哲明 : 森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす! 前編
                        • 今週の本棚:「皇室タブー」小説、なぜ黙殺? 森達也さん「あまりにいびつ」 | 毎日新聞

                          世に「菊タブー」なる言葉がある。天皇や天皇制について踏み込んで発言することを避ける空気、とでも言おうか。そのタブーの沼にはまりかけているのがドキュメンタリー監督の森達也さん。3月に出した小説の主人公は退位前の上皇、上皇后両陛下である。だが、いくつもの出版社に断られ続け、やっと刊行されたかと思えば、メディアからほぼ黙殺されているのだ。【吉井理記】 上皇、上皇后ご夫妻が実名で 小説は「千代田区一番一号のラビリンス」(現代書館)。皇居の所在地がタイトルになった。3月に出版され、重版もされたが、…

                            今週の本棚:「皇室タブー」小説、なぜ黙殺? 森達也さん「あまりにいびつ」 | 毎日新聞
                          • 森達也(映画監督・作家) on Twitter: "表現の不自由展初日。予想はしていたけれど、凄まじい騒動になっている。 https://t.co/tJXPsSxWtL"

                            表現の不自由展初日。予想はしていたけれど、凄まじい騒動になっている。 https://t.co/tJXPsSxWtL

                              森達也(映画監督・作家) on Twitter: "表現の不自由展初日。予想はしていたけれど、凄まじい騒動になっている。 https://t.co/tJXPsSxWtL"
                            • 殺人事件は年間1件だけ!?ノルウェー紀行 | 森達也 リアル共同幻想論 | ダイヤモンド・オンライン

                              テレビ番組のロケを終えて、ノルウエーから帰国したのは3日前。ほぼ1週間の滞在だった。 NHK―BSで放送されるこの番組のタイトルは『未来への提言』。NHKのサイトから、その内容と趣旨の一部を引用する。 「21世紀の人類が抱える共通の課題について、世界のキーパーソンに徹底インタビューし、未来を切りひらくヒントを探り、道しるべを提示するシリーズです。環境問題、平和の構築、最先端科学、エイズ撲滅、医療、未来学、教育など様々な分野で活躍するキーパーソンに、日本を代表するその道の専門家がじっくりとロングインタビューを行い、とっておきの未来への提言を聞き出します。」 今回のテーマは厳罰化。文中にある「日本を代表するその道の専門家」が森達也。自他共に認める方向音痴としては、その道をちゃんと歩けるかどうか心配になる。ただし、厳罰化については(専門家ではないけれど)、オウム以降のこの社会の急激な変化と

                              • 犬猫30万匹を“安楽死”させる僕たちの民意 | 森達也 リアル共同幻想論 | ダイヤモンド・オンライン

                                つい先日、西日本の地方都市に講演で呼ばれた。終了後に控え室で、主催団体のスタッフや関係者たちと談笑していたら、扉が小さくノックされた。 スタッフが扉を開ければ、30代前半という感じの女性が、もじもじとした様子で立っていた。「森さんにお話ですか?」と訊かれた彼女は「はい」と頷くのだけど、なかなかその用件を口にしようとしない。大勢がいるところでは話しづらい内容なのかもしれない。察したスタッフや関係者たちは、「じゃあしばらくロビーにいます」と中座してくれた。 「お疲れなのに申し訳ありません。私はこの地の動物愛護センターに去年から勤めています」 そう言ってから彼女は、名刺を差し出した。肩書きには獣医の記載がある。 「森さんは、動物愛護センターはご存じですか」 かれて僕は頷いた。要するにかつての保健所だ。飼い主のいない犬や猫の里親を探したり処分したりするところ。 「……私は動物が好きで獣医になったん

                                • 空気が読めない醜いアヒルの子?『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』森達也著(評:朝山実) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(

                                  4時間30分 「幸福の王子」のお話を、覚えていますか? 困っている人たちを助けるために、きらびやかな銅像の王子が、身体に付けられた装飾品を一つひとつ施していく。動けない王子に代わって「使者(パシリ)」を務めるのが、イヤと言えない一羽のツバメ。王子の善行の手助けをするうち、ツバメは冬を迎え、凍え死にしてしまう。 本書は、このような子供の頃に誰もが親しんだ童話や昔話を、十分に世間を体験した目で読み直してみようという企画だ。 「桃太郎」から「美女と野獣」「蜘蛛の糸」まで、全部で15話。表題のように、主人公のその後を綴るなど、エッセイと創作の間をゆく、宙ぶらりんさが特色をなしている。 冒頭の王子とツバメの話で、ワタシは小学校の国語の時間の記憶がよみがえった。お決まりの感想文を求められたのだ。 〈王子はどうして、ツバメを死なせてしまったのか。ツバメを殺したのは王子だ。だから、王子が嫌いになり、銅像が

                                    空気が読めない醜いアヒルの子?『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』森達也著(評:朝山実) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(
                                  • 「絶望しない国」で生きる、ということ(森達也)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

                                    昨年10月、カンボジアのトゥール・スレン(S21)とキリングフィールドを訪ねた。どちらもポル・ポト政権が行った自国民の虐殺を記録する公立の施設であり、外国から訪れた多くの観光客が、凄惨な歴史の展示を茫然と見つめていた。 Photo by Damien @ Flickr (CC BY 2.0) Photo by Julia Rubinic (CC BY 2.0) こうした負の遺産は世界中にある。例えばホロコースト。その残虐さと悲惨さを記憶して展示する施設はポーランドのアウシュビッツだけではなく、ドイツ国内にも無数に設立されていて、やはり世界中から多くの人が訪れる。 Photo by Jean-Pierre Dalbéra (CC BY 2.0) ならばナチスの過ちを目にした世界中の人々は、ドイツ国民は何と冷血で残虐なのかと思うだろうか。S21やキリングフィールドを訪ねた人たちは、カンボジアは

                                      「絶望しない国」で生きる、ということ(森達也)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
                                    • オウム真理教事件から20年、学ぶべきだった「普遍性」とは 森達也さんに聞く

                                      1995年5月16日、オウム真理教(現・アレフ)の麻原彰晃教祖は、2カ月前にあった地下鉄サリン事件の殺人、殺人未遂容疑で逮捕され、のちに坂本弁護士一家殺害事件や松本サリン事件など13事件を指示した疑いで死刑判決が下った。山梨県の山中にあった「第6サティアン」にいた麻原教祖を警視庁が連行してから、まもなく20年になる。 テレビディレクターとしてオウムの事件に遭遇して以来、「A」「A2」など、オウム信者にレンズを向けたドキュメンタリーを撮ってきた映画監督の森達也さんは、事件が日本社会にとって大きな転機になったと訴えてきた。麻原教祖が一審法廷で意味不明な陳述を繰り返し、主任弁護人の逮捕や、東京高裁が控訴趣意書の未提出を理由に一審の死刑判決を確定させるなど、異例の展開をたどった裁判について「最も重要な要素である動機が解明されていない」とも指摘する。

                                        オウム真理教事件から20年、学ぶべきだった「普遍性」とは 森達也さんに聞く
                                      • 佐村河内守のウソの付き方が“まだら”なのがおもしろい 森達也監督『FAKE』をもっと楽しむ方法(飯田一史) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        森達也監督がゴーストライター騒動で一世を風靡した佐村河内守氏とその妻・香さんに迫ったドキュメンタリー映画『FAKE』が公開中だ。マスコミではゴーストライターを務めていた新垣隆氏寄りの言い分ばかりが流れていたなか、佐村河内サイドから見えている世界を切り取った作品である。 僕も観たが、めちゃくちゃおもしろかった。 おもしろかったポイントはいくつもあるが、いちばんは、佐村河内のウソや、彼がつくった「全ろうの作曲家・佐村河内守」の設定が“まだら”だったところである。 “まだら”とはどういうことか。 彼は、一連の騒動が起こる前は大量の設定を用意し、そう見えるようにふるまっていた。たとえば ・耳がまったく聞こえないが、絶対音感で頭の中に五線譜を描いて作曲している ・耳が聞こえなくなった原因は広島生まれの被曝2世であること(原爆の後遺症)が関係している ・24時間365日耳鳴りに悩まされており、精神疾患

                                          佐村河内守のウソの付き方が“まだら”なのがおもしろい 森達也監督『FAKE』をもっと楽しむ方法(飯田一史) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」 (週プレNEWS) - Yahoo!ニュース

                                          初の「18歳選挙」となる7月10日の参議院議員選挙ーー。 本誌アンケート調査によれば、「18、19歳の63.5%が投票に行く」と回答しているが、政治への接し方がまだよくわからないという新有権者も多いはず。そこで、各界で活躍する“先輩”、映画監督の森達也(もり・たつや)氏から「選挙のたしなみ方」を伝授してもらおう! * * * 選挙に行くことは、この国のグランドデザインを考えること。それを考えられない人は棄権していい。将来を考えると、「へたに投票しないでくれ」とも思います。 今は同調圧力がとても強い時代で、特に若者は多数派に流れる傾向がある。無自覚な同調圧力が蔓延(まんえん)しています。そばにいる数人が「自民党支持」と言ったら、自分も自民党支持になる傾向が強い。多数派はより多数派に、少数派はより少数派になってしまう。 最近、僕が教えている明治大学の学生20人ほどに支持政党を聞いたら

                                            映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」 (週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
                                          • 震災後の「後ろめたさ」から目を逸らしてはいけない 映画監督・森達也<インタビュー「3.11」第3回>

                                            『311』というタイトルのドキュメンタリー映画が2012年3月3日、劇場公開される。その名の通り、約1年前の3月11日に起きた東日本大震災をテーマにした映画だ。森達也、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治という4人の個性的なドキュメンタリストが震災発生2週間後の福島や宮城、岩手に入り、現地の惨状とそれに戸惑う自分たちの姿を写し撮った。 こう書くと、3.11以来、雨後のタケノコのように作られた「震災ドキュメンタリー」の一つと思うかもしれないが、これはかなり変わった映画である。津波で破壊されつくした東北の町や悲嘆にくれる被災者も登場するが、それがメインテーマではない。主人公は、ずうずうしくも被災者を撮影する4人の男たち、彼ら自身なのだ。 映画が観る者に問いかけるのは、「他人の不幸で飯を食う」というメディアが根源的に抱える矛盾だ。ドキュメンタリー映画『A』や『A2』でマスメディアが伝えないオウム真理教信

                                              震災後の「後ろめたさ」から目を逸らしてはいけない 映画監督・森達也<インタビュー「3.11」第3回>
                                            • 森達也監督の映画で話題の「福田村事件」について調査・執筆した本の著者が語った驚くべきこと(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              今年は関東大震災100年とあって、その時に起きた朝鮮人虐殺を含めて関連報道も増えている。また私の編集する月刊『創』(つくる)の執筆者でもある森達也監督の9月1日公開映画『福田村事件』も大きな話題になっている。9月1日からテアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開される映画『福田村事件』の公式サイトは下記だ。 https://www.fukudamura1923.jp/ この映画についてはいろいろな媒体で特集を組んでいる。『映画芸術』最新号の「福田村事件」特集は非常に面白かった。最新の月刊『創』9月号でも森さんと、映画監督の瀬々敬久さんとの、とても深くて面白い対談を掲載している。 それがきっかけで「福田村事件」という、これまであまり知られていなかった事件がにわかに知られるようになりつつある。関東大震災を機に朝鮮人に対する虐殺が広がる中で、香川県から行商に来ていた人たちが、朝鮮人とまちがえられ虐

                                                森達也監督の映画で話題の「福田村事件」について調査・執筆した本の著者が語った驚くべきこと(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                              • 岡村靖幸×松江哲明 : 森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす 後編

                                                森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす。 森達也監督が15年ぶりに撮った映画『FAKE』(現在公開中)は、2014年に“ゴーストライター騒動”で世間の注目を浴びた佐村河内守氏を追ったドキュメンタリー。ドキュメンタリー映画が大好きなミュージシャンの岡村ちゃんこと岡村靖幸氏、ドキュメンタリーを方法論に映画やテレビで活躍する松江哲明監督が、『FAKE』をじっくり語り合いました。前編はこちらからどうぞ。 (*少々内容に踏み込んでいます。観る前に読むか、観てから読むかはアナタ次第!) ©2016「Fake」製作委員会 圧倒的な猫の存在感にノックアウト。 岡村 この映画で何が素晴らしかったって、猫ですよね。佐村河内夫妻が飼っているあの猫の存在感たるや(笑)。 松江 そう。猫はすごかった(笑)。 岡村 よくあんなにいい猫の映像を撮れたなと感心しますね。

                                                  岡村靖幸×松江哲明 : 森達也監督15年ぶりのドキュメンタリー映画 佐村河内守“主演”の『FAKE』を語り尽くす 後編
                                                • それでも麻原を治療して、語らせるべきだった…「オウム事件真相究明の会」森達也氏による、江川紹子氏への反論

                                                  6月13日に当サイトに掲載した江川紹子氏による記事「「真相究明」「再発防止」を掲げる「オウム事件真相究明の会」への大いなる違和感」。オウム真理教元代表・麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚はじめ、7名の元幹部の死刑が執行される以前に掲載されたこの記事は、6000以上のツイート、2000以上の「いいね!」がつくなど、大きな反響を呼んだ。 江川氏はここで、6月4日に立ち上がった「オウム事件真相究明の会」の主張や活動目的などについて批判的に言及したが、今回、同記事に対して、真相究明の会の呼びかけ人のひとりである森達也氏から反論が届いた。長文ではあったが、編集部で手を加えることなく、ここに掲載する。 人は同じ景色を見ても違うことを考える。ニーチェは「事実はない。あるのは解釈だけだ」という言葉を残したが、それは情報の本質だ。コップは上や下から見れば円だけど、横から見れば長方形だ。さらに現実に起きる事件や事象

                                                    それでも麻原を治療して、語らせるべきだった…「オウム事件真相究明の会」森達也氏による、江川紹子氏への反論
                                                  • 豚にナポレオンと名づけてはいけない|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン

                                                    去年の夏のある日のこと。そのとき、僕は友人と約束をしていた。でも、家を出る時間が20分ほど遅れた。急がなくては。北千住の駅でJRから千代田線に乗り換える。構内を早足で歩く。千代田線へのホームへと繋がる階段を上りかけたそのときに、後ろからふいに、「ちょっといいですか」と声をかけられた。 立ち止まって振り返れば、防弾チョッキに身を包んだ若い警察官が立っている。 「洞爺湖サミットも近いので、お荷物の中身を見せてもらえますか」 言いながら警察官の視線は、僕の顔ではなく、背中に担いだデイパックに注がれている。つまり職務質問だ。 「なぜ洞爺湖なんですか?」 「サミットです」 それくらいはわかる。そうではなくて、なせ洞爺湖サミット警戒のために、あなたは北千住で僕に職務質問をしなければならないのですか。そう訊こうと思ったけれど、時間がないのでやめた。20分遅れているのだ。これ以上は絶対に遅れら

                                                    • 森達也が望月衣塑子の姿を通して報道の問題に迫る記録映画『i』11月公開 | CINRA

                                                      森達也監督の新作ドキュメンタリー映画『i -新聞記者ドキュメント-』が、11月15日から東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開される。 同作は、東京新聞社会部記者で、映画『新聞記者』の原案者でもある望月衣塑子の姿を通して日本の報道の問題点、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫るもの。プロデュースは『新聞記者』の河村光庸が手掛けた。 森監督は「望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ」とコメント。 森達也監督のコメント 望月衣塑子記者の名前を、あなたはいつ知っただろうか。官房長官の記者会見で質問を重ねる女性記者。同じ質問を何度もするなと官邸スタッフに咎められたとき、「納得できる答えをいただい

                                                        森達也が望月衣塑子の姿を通して報道の問題に迫る記録映画『i』11月公開 | CINRA
                                                      • 蓮池透さん×森達也さん「拉致」解決への道を探る(その1)硬直状態を何とか打破したい-マガ9対談第|マガジン9条

                                                        かつて拉致被害者家族連絡会の事務局長であった蓮池透さんは、「家族会」のスポークスマンとして、時に強硬な姿勢と発言で、メディアに頻繁に登場していました。しかしその後、事務局長を辞め、家族会とも距離を置いていた蓮池さんは、今年5月に『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版)を出版されました。当事者による核心をついた問題提議の数々に、私たちは蓮池さんの覚悟を知りました。かねてより、この問題に関心を寄せていた森達也さんにインタビュアーになってもらい、対談形式でさらに深い問題と解決の糸口について考えていきます。3回に分けてお届けします。 蓮池 透●はすいけ とおる1955年、新潟県柏崎市生まれ。1997年より2005年まで「北朝鮮による拉致被害者家族会」の事務局長をつとめる。著書に『奪還 引き裂かれた二十四年』、『奪還 第二章 終わらざる闘い』(新潮社)、近著に『拉致 左右の垣根を超えた闘い

                                                        • 「死刑」/森達也 - 空中キャンプ

                                                          すばらしい本でした。「A」「職業欄はエスパー」に比肩するクオリティを持った、森達也のあらたな代表作のひとつだと感じた。死刑という、判断がどこまでもむずかしいテーマを扱いながら、「他者を想像する」とはいったいどういうことなのか、何度も立ち止まっては悩む、森の真摯な姿勢に胸がふるえました。読み終えておもう。彼のいうとおり、世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい。だからこそ、他者を想像する営みだけは決して忘れたくない。きっとこの本は、死刑制度について考察されたテキストであると同時に、他者という豊かな、かつ不可解な存在をどうやって想像していくか、その試みのためのテキストでもある。 わたし自身がこの先、司法から死刑を宣告されることはおそらくないとおもう。わたしはたぶん、死刑にならない。わたしが死ぬのは、病気かも知れないし事故かも知れない。父親は脳腫瘍で死んだから、わたしにも同じ病気が起こる可能性はあ

                                                          • なぜ彼はいつも作業着なのか|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン

                                                            時おり金正日のことを思う。今ごろ何をしているのだろうかと考える。……などと書き出すとおかしな奴だと思われるだろうか。そういえば以前、 「国土は不可侵という思い込みから始まるから、領土問題ってどうしても膠着してしまう。竹島や尖閣諸島など、何かと交換条件に譲渡してしまってもいいのではないか」 と新聞の対談で発言したときは、ネットで「非国民の森達也は金正日の手先だ」とか「早く北へ帰れ」などと書かれたことがある。竹島の領有で揉めている相手国は韓国だし、尖閣は中国だ。今のところ日本は北朝鮮とは領土問題では揉めていない。まあたぶんこんな書き込みをする人たちにとって諸外国は、同盟国と仮想敵国の2つしかないのだろう。要するにブッシュ式の「敵か味方」か。そして仮想敵国と言えば北朝鮮。回路としては矛盾していないのだろうな。 とにかく時おり金正日のことを考える。でっぷりと太った体躯。度の強そうな眼鏡。髪は

                                                            • web掲示板談話 斎藤美奈子・森達也 第105回

                                                              件名:『女帝 小池百合子』を読んで 投稿者:斎藤美奈子 森 達也さま ノンフィクション作家でもある貴君はお読みになったでしょうか。石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋)。べつに読まなくてもいいんだけどね。 都知事選の前に出たこともあって話題になり、20万部のベストセラーだそうだ。SNS上では絶賛の嵐で、私もそれに乗せられて読んだんだけど、途中から具合が悪くなりそうだった。小池百合子に対してじゃないよ。この本に対してです。 ことに多くの「左派リベラル系男性論客」がこぞって激賞している(多くはないが、女性でも褒めてる人がいる)のを見て、絶望的な気持ちになり、いまでもまだ、半分くらい立ち直れていません。 この本の書評はいま出ている「ちくま」8月号(もうじき「ウェブちくま」でも公開になると思う)に書いたので、誰がどんな褒め方をしたかは、そちらを見ていただきたいですが、私はこの本、まったく評価で

                                                              • 森達也氏「ここまで露骨なのか」 任命拒否ヒアリング:朝日新聞デジタル

                                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                  森達也氏「ここまで露骨なのか」 任命拒否ヒアリング:朝日新聞デジタル
                                                                • 麻原はなぜサリンを撒いたのか? 「知らないこと」が生む負の連鎖 ~森達也が考えるオカルトと宗教~ - TOCANA

                                                                  オウム真理教を描いた『A』『A2』などのドキュメンタリー映像作品、そして『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイヤモンド社など、作家活動も行う森達也氏(作家・映画監督)。前回のインタビューでは、メディア腐敗時代に持つべき視点について伺ったが、今回は著書『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ 』(角川書店)でも言及されている「オカルト」について。超常現象、超能力者(自称)、カルト宗教、スピリチュアルブームといった題材をずっと追いかけ続けた森達也氏は、一体今どのようにオカルトを捉えているのか? さらに、1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件からちょうど19年が経とうとしている今、オウム真理教事件が残したものについて、伺った。 ――『職業欄はエスパー』(角川文庫)に続いて、昨年、『オカルト』(角川書店)を出版されましたが、森さんの活動範囲の中でオ

                                                                    麻原はなぜサリンを撒いたのか? 「知らないこと」が生む負の連鎖 ~森達也が考えるオカルトと宗教~ - TOCANA
                                                                  • 【特集】語り継がれなかった悲劇…森達也監督が「福田村事件」を映画化へ 香川 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

                                                                    いま、97年前に起きたある事件が映画化に向けて動き始めています。関東大震災の直後、香川県から千葉県に行商で訪れていた一行が村の自警団に襲われて9人が殺害されました。福田村事件です。 この事件を、発生から100年の節目となる2023年に映画化しようと、映画監督らが香川県を訪れました。 (森達也 監督) 「歴史って何のためにあるか、僕たちは何のために歴史を学ぶのか、やっぱり同じ失敗をしないために学ぶんだと思うんですよね。でも今、特にこの国では、自分たちの失敗みたいなことに対して目を背けたがる傾向がとても強くなってて。このテーマで一本映画を撮れれば、とは思ったことは確かですね」 そう語るのはオウム真理教の信者たちを撮影した「A」など、多くのドキュメンタリー映画を世に送り出してきた森達也監督。 福田村事件の映画化に向けて森監督や脚本家プロデューサーらが丸亀市にある香川人権研究所を訪れました。 大震

                                                                      【特集】語り継がれなかった悲劇…森達也監督が「福田村事件」を映画化へ 香川 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
                                                                    • デマと誤解で9人殺害…「福田村事件」を映画にしたい 森達也監督がクラウドファンディング:東京新聞 TOKYO Web

                                                                      1923(大正12)年の関東大震災の直後、広がったデマをもとに朝鮮人虐殺が相次ぐ中、香川県の被差別部落出身の行商団9人が千葉県福田村(現野田市)で自警団に殺害された。ドキュメンタリー作品で知られる映画監督の森達也さん(65)は、この「福田村事件」を題材に初めての映画づくりに挑む。震災から100年となる2023年の公開を目指し、映画製作の資金をクラウドファンディングで募っている。(望月衣塑子)

                                                                        デマと誤解で9人殺害…「福田村事件」を映画にしたい 森達也監督がクラウドファンディング:東京新聞 TOKYO Web
                                                                      • 誰かを「死刑」にすると言えますか ~『死刑』森達也さん【前編】:日経ビジネスオンライン

                                                                        あなたは「死刑」制度に、賛成ですか? 反対ですか? そんな質問を受けて、すぐにあなたは答えられるだろうか? あるいは、どれだけの時間、あなたは答えに躊躇するだろう。 まず、この数字を見てほしい。現在、あらゆる犯罪に対して死刑を廃止している国は、92カ国。通常の犯罪に対してのみ死刑を廃止している国は、10カ国。事実上の死刑廃止国(10年以上執行を停止している国)は、33カ国。これらを足し合わせた135カ国に対して、死刑存置国は、62カ国(2008年2月20日現在)。 世界の趨勢は死刑廃止に向かうなか、日本では必要と答える人が世論調査では8割を超える。存置であれ、廃止であれ、わたしたちは「死刑」がいったいどういうものか、ほんとうに知っているのだろうか。 若いオウム信者たちに密着したドキュメンタリー映画『A』『A2』をはじめ、放送禁止歌、超能力に下山事件。ときにタブーとされるアンダーグランドな世

                                                                          誰かを「死刑」にすると言えますか ~『死刑』森達也さん【前編】:日経ビジネスオンライン
                                                                        • web掲示板談話 斎藤美奈子・森達也 第105回

                                                                          件名:『女帝 小池百合子』を読んで 投稿者:斎藤美奈子 森 達也さま ノンフィクション作家でもある貴君はお読みになったでしょうか。石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋)。べつに読まなくてもいいんだけどね。 都知事選の前に出たこともあって話題になり、20万部のベストセラーだそうだ。SNS上では絶賛の嵐で、私もそれに乗せられて読んだんだけど、途中から具合が悪くなりそうだった。小池百合子に対してじゃないよ。この本に対してです。 ことに多くの「左派リベラル系男性論客」がこぞって激賞している(多くはないが、女性でも褒めてる人がいる)のを見て、絶望的な気持ちになり、いまでもまだ、半分くらい立ち直れていません。 この本の書評はいま出ている「ちくま」8月号(もうじき「ウェブちくま」でも公開になると思う)に書いたので、誰がどんな褒め方をしたかは、そちらを見ていただきたいですが、私はこの本、まったく評価で

                                                                          • 拉致問題、もはや萎縮などしている場合じゃない | 森達也 リアル共同幻想論 | ダイヤモンド・オンライン

                                                                            テレビ画面の中の彼はいつも怒っていた 「やっとお会いできましたね」 椅子から立ち上がりながら、蓮池透さんは言った。僕も同じ思い。正真正銘の初対面であるけれど、そんな気がしない。ほぼ同世代で新潟出身ということも共通しているけれど、もちろんそれだけが理由じゃない。 北朝鮮による拉致被害者である蓮池薫さんの実兄であり、家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)の元副代表で事務局長でもあった蓮池透さんの顔は、五人の拉致被害者が帰国した2002年10月以降、家族会のスポークスマンとして、ほぼ毎日のようにテレビで見ていた。 テレビ画面の中の蓮池さんは、いつも怒っていた。苛立っていた。日本政府の対応は生ぬるいとして、北朝鮮への強硬な制裁を激しく主張していた。憲法九条が拉致問題の解決を阻害していると発言したこともある。北朝鮮に対して自衛隊を出動させるべきだと主張したこともある。 その蓮池さんが、

                                                                            • 地震に怒ったディレクターはどこへ消えた?|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン

                                                                              ここのところテレビを観ない。たまには観るとしても、その多くはニュースとかドキュメンタリー。他の番組はまず観ない。 などと書くと、いかにも高尚さを気取っているように思われるかもしれない。でも事実だから仕方がない。テレビ離れはここ数年の傾向だったけれど、最近はそれがさらに進んでいる。 だってテレビはうるさい。 この「うるささ」は、ボリュームを下げれば解消できるような「うるささ」ではない。ボリュームを下げてもうるさい。工事現場とか飛行機の爆音とか、そんな類の「うるささ」とは違う。いろんな音が重なっている「うるささ」だ。 テレビは映像と音のメディアであるはずなのに、聴き比べてみると音だけのメディアあるラジオのほうがずっと静かだ。ラジオは語りかける。言葉を届けようとする。でもテレビは言葉を届けることにあまり熱心ではない。語りかけるのではなく叫ぶ。大声をあげる。奇声を発する。 なぜならテレビ

                                                                              • 蓮池透さん×森達也さん「拉致」解決への道を探る(その1)硬直状態を何とか打破したい-マガ9対談第|マガジン9条

                                                                                かつて拉致被害者家族連絡会の事務局長であった蓮池透さんは、「家族会」のスポークスマンとして、時に強硬な姿勢と発言で、メディアに頻繁に登場していました。しかしその後、事務局長を辞め、家族会とも距離を置いていた蓮池さんは、今年5月に『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版)を出版されました。当事者による核心をついた問題提議の数々に、私たちは蓮池さんの覚悟を知りました。かねてより、この問題に関心を寄せていた森達也さんにインタビュアーになってもらい、対談形式でさらに深い問題と解決の糸口について考えていきます。3回に分けてお届けします。 蓮池 透●はすいけ とおる1955年、新潟県柏崎市生まれ。1997年より2005年まで「北朝鮮による拉致被害者家族会」の事務局長をつとめる。著書に『奪還 引き裂かれた二十四年』、『奪還 第二章 終わらざる闘い』(新潮社)、近著に『拉致 左右の垣根を超えた闘い

                                                                                • 学術会議、ナチス時代の牧師の言葉が現実に 森達也さん:朝日新聞デジタル

                                                                                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                    学術会議、ナチス時代の牧師の言葉が現実に 森達也さん:朝日新聞デジタル