阪神本線の地上線時代(神戸三宮駅〜岩屋駅)1905年(明治38年)に大阪出入橋駅から神戸筒井通駅間で阪神電気鉄道の営業が開始されました。 開業当時には、すでに大阪〜神戸間に東海道本線が通っていましたが、市街地を経由する阪神電気鉄道は便利な上に、運賃も安かったため、東海道本線のシェアの多くを奪う形となりました。 阪神にライバル登場!?しかし、1920年(大正9年)、阪神電気鉄道や東海道本線に並行して阪神急行電鉄(阪急)神戸本線が開通。 1931年には、阪神急行電鉄(阪急)神戸本線は梅田駅〜神戸(上筒井)駅間を28分で結ぶようになります。 当時の阪神電気鉄道は、梅田駅 – 三宮駅間を60分で結んでいたため、乗客を奪い取られることを懸念しました。 神戸三宮駅〜岩屋駅間地下化へ阪神電気鉄道は、1933年(昭和8年)までに併用軌道を廃して全線を地下化、35分で梅田駅 – 三宮駅間を結ぶようになります