【シリコンバレー=白石武志】米電気自動車(EV)メーカーのテスラは15日、同日付でイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の肩書を「テクノキング・オブ・テスラ(Technoking of Tesla)」に変更したと発表した。CEOの地位は維持するとしている。EVや自動運転などの本業に加え、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン(分散型台帳)など先端技術全般への関与を強める考えとみられる。テスラ
日本財団は2月7日、無人フェリーによる世界最長距離・長時間の運行に成功したと発表した。北海道苫小牧市から茨城県大洗町までの約750km・18時間の道のりを自動で航行した。 自動航行したのは、全長190m、総重量1万1410トンの大型フェリー「さんふらわあ しれとこ」。一般的な機能を持つフェリーに、2020年2月から開発を続けてきた自律操船システムを搭載して無人運航船とした。同船は6日に苫小牧市を出発し、7日に大洗町まで無事たどり着いた。 海を行き来する他船の検出には、以前から使われている船舶自動識別装置とレーダーに加え、可視光カメラと赤外線カメラを採用。各種装置から得られた情報をAIで分析して船を見つけ、衝突を回避する。船の動きは陸上で監視。AR技術を活用し、船から送られる映像に各種情報を重ねて表示した。 日本財団によると、大型フェリーは人間と荷物を同時に運べるため、関東-北海道間の海運の
クロスバイク×電動アシスト×実用装備が「通勤自転車」の最適解でした! 最大130km走行可能な「TB1e」を濃厚レビュー ブリヂストンサイクルから12月11日に発表されたTB1eは、通勤や通学、休日のサイクリングなど、普段づかいに特化した電動クロスバイクです。日常的に自転車通勤をしている自転車系ライターが、発売前のTB1eを通勤バイクとして使用してみました。 【今回紹介する製品】 ブリヂストンサイクル TB1e(ティービーワンe) 価格 12万9800円(税別)/2020年2月上旬発売予定 ●適正身長:151㎝以上 ●シフト段数:外装7段 ●1充電あたりの最長走行距離:130km(エコモード) ●バッテリー:14.3Ah相当 ●充電時間:約4時間10分 ●重量:22.3kg ●カラーバリエーション:全4色(E.Xブラック、T.Xマットグレー、M.Xオーシャンブルー、T.Xネオンライム) も
東京ガスは10月13日、電力需給がひっ迫する時間帯になると東京ガスからの操作で利用者宅のエアコン設定温度を変更したり、運転を停止したりする実証実験を行うと発表した。電気小売事業の加入者を対象に約600世帯規模で実施する。 利用者宅に東京ガスが提供するスマートリモコンを設置し、エアコンを操作する仕組み。例えばエアコンが暖房運転中なら設定温度を20度に下げるといった操作をリモートで行う。 東京ガスによると、過去の節電キャンペーン参加者から「エアコンや照明の電源を切るのが手間だった」「エアコンの設定変更を自動で実施してほしい」などの声が上がっていたという。今回の「機器制御型デマンドレスポンス」実証では利用者の負担を軽減しつつ効果的な節電に取り組めるとしている。 対象となる利用者には東京ガスから個別に連絡をとる予定で、公募は行わない。 併せて東京ガスは電力需給のひっ迫が予想される時間帯に利用者に節
自動車業界を襲う「衝撃的変化」 2025年の日本では果たしてどの会社が大きくなり、どの会社が小さくなっているのか。その一端が、自動車業界の行く末を予測することで見えてくる。 「トヨタだけが2025年にもかろうじて生き残っているだろう」と衝撃的な未来を語るのは百年コンサルティング株式会社代表の鈴木貴博氏だ。 原因は「EV(電気自動車)化」と「自動運転」が急速に進んでいくこと。地球温暖化対策の枠組みを取り決めたパリ協定を遵守するため、2020年代にはヨーロッパでガソリン車が姿を消し、EV車に変わっていくと見られている。 また中国も大気汚染が問題となっているためEV化が急ピッチで進められている。 世界的にEVとAI(人工知能)の自動運転技術を組み合わせた車が主流になっていくのだ。 「そこで問題となるのが、誰でも簡単に車を作れる時代になるということです。これまで自動車業界では、エンジンを作れる大手
日産自動車が、確実にカップインするゴルフボール「ProPILOT GOLF BALL」を発表。新型「スカイライン」に搭載している運転支援技術「プロパイロット2.0」を応用したもの。位置情報を基に、グリーン内の最適なルートを計算し、無線でボールに伝達することで、カップまで自走させる仕組み。 日産自動車は8月22日、確実にカップインするというゴルフボール「ProPILOT GOLF BALL」を発表した。外部のカメラで取得した映像とボールの位置情報を基に、カップまでの最適なルートを計算。内部に搭載したセンサーによって、カップまで正確に自走する仕組み。 自動でカップインする技術は、日産が新型「スカイライン」(7月16日発売)に搭載している運転支援技術「プロパイロット2.0」を応用したもの。このボールを通じて、同技術の認知度を高める狙いがある。 プロパイロット2.0は、車載カメラ、GPS、レーダー
ソニーは、強みを持つ画像センサーなどの活用を広げることを目的に、みずから自動運転技術を備えた電気自動車を開発していて、27日、東京 港区の本社の敷地内で走行の様子が初めて披露されました。 車には33個のセンサーが備えられ、道路や建物などの状況のほか、運転する人の動きや表情を読み取って自動運転を支援します。 現在は人が運転する必要がありますが、完全な自動運転を目指していて、運転席などの前に設置したスクリーンパネルや高音質の音響機器を使って、映像や音楽を楽しめるようにする方針です。 今の時点で一般に車を販売する計画はありませんが、今年度中にも、日本とアメリカのほか、ヨーロッパの公道で走行実験を始め、センサー技術の性能をさらに高めたいとしています。 ソニーの川西泉執行役員は「公道で走行実験すれば天候や路面状況などの情報を得て改良を進められる。自動車業界は100年に一度の変革期と言われているが、会
自動運転車はここ数年、自動車業界で熱い注目を集めている。ゼネラル・モーターズ(GM)など既存の大手自動車メーカーから、グーグルの親会社、アルファベットの傘下にあるウェイモ(Waymo)をはじめとするシリコンバレーのスタートアップまで、さまざまな企業が、新たな市場でインパクトを残そうと、つばぜり合いを繰り広げている。 だが、まだ初期段階にあるこの市場でスタートダッシュを決めたのは、どうやら電気自動車メーカーの先駆けであるテスラのようだ。自動運転による走行距離と、自社の自動運転技術の収益化という2つの分野における実績で、テスラは競合他社を大幅に引き離している。 創業以来、テスラが納車した電気自動車は累計78万台に達し、その大半には自動運転機能が出荷時から組み込まれている。この機能は、オーナーが自動運転用ソフトウェアの使用料を支払うことで利用可能になる仕組みで、これによりテスラは自動運転技術の収
「バスや電車だけでなく自転車やタクシーも比較してくれて面白く、決済もできて便利」「電車、タクシー、バス、自転車、カーシェアなどを組み合わせ、最適なルートをアプリが提案してくれるのでとても便利」といった声が挙がる一方、「検索結果にJRなどが入らず、自社グループに限られている」といった声も出ている。 エリア内の全移動サービスを網羅できない理由はいろいろ考えられるが、ユーザー目線に立ち、エリア内の移動を最適化するためにはどのような形でパートナーシップを形成し、1つのMaaSプラットフォームでサービスを統合していくかが後々問われる。 今後、電動キックボードや自動運転モビリティなど移動サービスはいっそう多様化していく。自社利益のみに固執せず、エリア内の移動利便性を向上させ業界全体が活性化する方向にベクトルを揃えることが求められそうだ。 UI/UXの向上(アプリの使いやすさ)UX(ユーザーエクスペリエ
米アップルの最高幹部は2020年の初め頃、アリゾナ州ウィットマンにある元クライスラーのテストコースに集まり、アップルが実現に向け長年取り組んできた乗用車の最新試作車に試乗した。 丸みを帯びた側面の試作車は、全面ガラスの屋根やスライドドア、ホワイトウォールタイヤを備えた白いミニバンで、4人が快適に座れるように設計されていた。ヒッピー世代が好んだフォルクスワーゲン(VW)のマイクロバスにインスパイアされたデザインだ。 必ずしも親しみを込めてではないが、このデザインはアップル社内で「ブレッドローフ」、つまり食パン1斤と呼ばれていた。巨大なテレビ画面、パワフルなオーディオシステム、色合いを調整できる窓を備えたこの車は、約5年後に市場に投入される予定だった。 キャビンは自家用ジェットのようなシートで、乗客はその一部をリクライニングチェアやフットレストにすることもできる。 最も重要なのは、ブレッドロー
by Open Grid Scheduler / Grid Engine 「Amazonの対抗馬」とも評されるカナダの多国籍eコマース企業・Shopifyが、同社の従業員の10%に相当する約1000人を解雇することが分かりました。 Changes to Shopify’s team https://news.shopify.com/changes-to-shopifys-team Shopify Says It Will Lay Off 10% of Workers, Sending Shares Lower - WSJ https://www.wsj.com/articles/shopify-to-lay-off-10-of-workers-in-broad-shake-up-11658839047 ShopifyのCEOを務めるTobi Lütke氏は、2022年7月26日の発表の中で
同CEOは「今後は、経済状況が現在より良かった時よりもさらに強い起業家精神で、一層の緊急性を持って集中力を研ぎ澄まし、より貪欲になる必要がある」とし、「投資が重複するところは整理・統合したり、プロセスを合理化したりする場合があるだろう」との見解を示した。 グーグルはこれまでテクノロジーセクターの景気が悪化した時もその影響を比較的免れてきた。10年余り前の金融危機の後は一時、新規採用を停止したが、その後は主力の広告事業に加え、スマートフォンや自動運転車、ウエアラブル端末の各部門でも定期的に人員を拡充してきた。 アルファベットの従業員数は3月31日時点で約16万4000人。この数年間はグーグルのクラウド部門と、ハードウエアなどの新規分野を中心に採用を進めてきた。 テクノロジー業界ではこのところ採用を控える動きがみられており、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営するスナップと配車サービ
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 米ノースカロライナ州立大学に所属する研究者らが発表した論文「White Phase Intersection Control Through Distributed Coordination: A Mobile Controller Paradigm in a Mixed Traffic Stream」は、交差点内に多くの自動運転車が入ってくると白色が点灯する新しいコンセプトの信号機システムを提案した研究報告である。 従来の信号機システム(青、黄、赤)に加えて、4つ目に白色を配置する。白色が点灯すると、非自動運転車の運転者は、青、黄、赤の交通ルールでは
「身の丈」発言に批判が殺到し、文科大臣が実施を見送ると発表するまでに発展した共通テスト英語科目での民間試験導入問題。しかし共通テストの抱える課題が実は英語にとどまらないことは、教育関係者は以前から指摘していたと、メルマガ『虚構新聞友の会会報』の発行者で虚構新聞の社主UKさんは言います。こうした問題点よりも、生徒・保護者・教育関係者は、試験制度変更からみえる「国が求める若者像」のシフトを理解し適応する必要がありそうです。 流言蜚語〜大学入学共通テストの話〜 来年度から大学入試センター試験に変わって始まる「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」の英語で、民間試験の導入が延期されることになりました。 ▼萩生田文科相 英語試験 抜本的に見直し 5年後実施に向け検討(NHK) →https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191101/k10012160001000.ht
2021年3月1日にヤフーとLINEの経営統合が完了し、両社とも新生Zホールディングス(以下、ZHD)の傘下に入った。これによりZHDは、国内総利用者数3億人超、国内提供サービス200超、グループ従業員2.3万人という、国内最大級のインターネットサービス企業に生まれ変わる。 同日開かれた発表会では、4つの集中領域を明らかにしつつも、コロナ禍によってGAFAなど海外のテックジャイアントとの体力差は開いたとの見解も示された。そこで、CNET Japanでは、ZHD Co-CEO(共同最高経営責任者)の川邊健太郎氏と出澤剛氏にインタビューを実施。テックジャイアントとの戦い方や社内サービスの今後の舵取り、ZHDの果たすべき使命について、両氏に率直な考えを聞いた。 「対GAFA≒世界征服」ではない。あくまでもユーザーファースト ——先日の会見では、ローカルに根ざした対応力や、ZHDが手がけるサービス
米国に建設予定の巨大都市「テロ―サ」のビジュアルイメージ/Bjarke Ingels Group and Bucharest studio 東京の清潔さ、ニューヨークの多様性、ストックホルムの社会サービス:億万長者のマーク・ローリー氏は、500万人が居住可能な「アメリカの新しい都市」のビジョンの概要をまとめ、その設計を担う世界的に有名な建築家を指名した。 今ローリー氏が必要としているのは、その都市を建設する場所、そして建設費用の4000億ドル(約44兆3000億円)だ。 ウォルマートの元幹部であるローリー氏は、最近、持続可能な巨大都市「テローサ」の建設計画を発表した。ローリー氏は、この都市を米国内の砂漠にゼロから建設したいと考えている。広さ約607平方キロのこの野心的な都市建設案には、環境に配慮した建築、持続可能なエネルギー生産、さらに渇水にも耐えうるという水道システムが盛り込まれている。
電気自動車メーカーのテスラは自社製自動車にいち早く「オートパイロット機能」を実装していますが、同機能は「車線を誤認することがある」ということがドライバーにより度々報告されています。この「車線の誤認」により、テスラの電気自動車が何度も交通事故を起こしていることが知られており、これらの衝突事故については記事作成時点でも調査が続いています。そして新たに公開された調査報告書から、テスラの衝突事故により死亡した人物が同社のオートパイロット機能について不満をぶちまけていたことが判明しました。 NTSB Opens Public Docket for 2 Ongoing Tesla Crash Investigations https://www.ntsb.gov/Pages/default.aspx Apple Engineer Killed in Tesla Crash Had Previously
by Web Summit 2020年3月に総生産台数が100万台を突破したアメリカの電気自動車メーカー・テスラは、同年7月に時価総額がトヨタを上回り、同社を率いるイーロン・マスクCEOは世界一の富豪に躍り出ました。そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのテスラについて尋ねられたGoogle傘下の自動運転車メーカー・Waymoのジョン・クラフチックCEOが、「テスラがライバルになることはないだろう」と発言したと報道されています。 Waymo CEO dismisses Tesla self-driving plan: “This is not how it works” | Ars Technica https://arstechnica.com/cars/2021/01/waymo-ceo-tesla-is-not-a-competitor-at-all/ ドイツのビジネス雑誌・Manager Mag
アメリカの電気自動車メーカー、テスラは、ドライバーが自動運転の支援システムを誤って使うのを防ぐ対策が不十分だと判断したことなどからアメリカの当局に200万台を超える車のリコールを届け出ました。 アメリカのメディアは過去最大規模のリコールだと伝えています。 テスラが12日、アメリカの道路交通安全局にリコールの対象として届け出たのは「オートパイロット」と呼ばれる自動運転の支援システムを搭載している4つの車種です。 ▽2012年以降に販売された「モデルS」 ▽2016年以降に販売された「モデルX」 ▽2017年以降に販売された「モデル3」 ▽2020年以降に販売された「モデルY」の合わせて203万1220台が対象です。 アメリカのメディアは、対象となるのはアメリカ国内で販売された車で、過去最大規模のリコールだと伝えています。 リコールの理由について会社は、ドライバーが自動運転の支援システムを誤っ
冬の時期に除雪作業を担う人たちの人手不足が課題となるなか、除雪車の自動運転化や遠隔操作に向けた開発が活発になっています。 道路などの除雪作業を担う人材不足は高齢化などを背景に深刻化していて、全国建設業協会が2022年に実施した調査では、除雪作業を手がける全国の建設会社のうち47%が5年後に作業員が不足し作業に支障が出ると回答しています。 こうした中、NTTコミュニケーションズは除雪車の遠隔操作の技術開発を進めています。 寒さなど厳しい環境での作業を避けることで、担い手を増やすのがねらいです。 位置情報のシステムと5G通信などを組み合わせ、除雪車に搭載したカメラの映像などを見ながら遠隔操作を行う仕組みで、2024年度中にまずは駐車場など私有地での実用化を目指しています。 事業を担当する朝倉由香子さんは「場所を問わずに除雪作業ができるようにすることで、若い世代の作業員の増加や高齢の作業員の負担
世界ランキングの4部門で1位となった「富岳」と同じ処理装置を持つスーパーコンピューター、「不老」の運用が名古屋大学で始まり、新型コロナウイルスの新薬の開発や、異常気象の解析などへの活用が期待されています。 1日から運用が始まったのは、名古屋大学のスーパーコンピューター、「不老」で、公募で選ばれた名前は名古屋大学のある千種区不老町の地名とコンピューター用語で「流れ」を意味する「フロー」がもとになっています。 「不老」は、スーパーコンピューターの世界ランキングで4部門で世界一となった「富岳」と同じCPU=中央演算処理装置を搭載し、「富岳」にはないAI=人工知能の研究を支援するシステムや、100年間保存ができる記録媒体などの機能を備えているということです。 このほか、シミュレーションを行った際に動画などを大画面に映し出す設備も備えています。 名古屋大学では、今後、「不老」を新型コロナウイルスの新
(桃田 健史:自動車ジャーナリスト) 今(2020年4月)から2年ほど前は、なにかと話題になった自動運転。全国各地で始まった社会実証や、アメリカでの実証中の死亡事故など、自動運転に関連するニュースが世の中を騒がせた。だが、最近は自動運転に関する報道が一気に減った印象がある。 そうした中、自動運転絡みで大きな動きがあった。 延期される大々的な「自動運転実証」お披露目 日本自動車工業会は4月22日、「自動運転実証公開の延期のお知らせ」というニュースリリースを出した。 日本自動車工業会は2020年7月6~12日の7日間、羽田空港地域、羽田空港から臨海副都心・都心部、そして臨海副都心地域で★「自工会 2020年自動運転実証」の開催を予定していた。企業10社が参加して約80台の自動運転車を用いて行う大規模な自動運転実証のお披露目だ。★そのお披露目を延期するという。 延期の理由は、新型コロナウイルス感
台湾で6月1日、テスラの半自動運転機能「オートパイロット」をオンにしたクルマが、高速道路で横転したトラックに衝突するという事故が起きました。自動運転技術については非常に多くのメーカーが取り組んでいるものの、現時点ではあくまで「ドライバー補助」に過ぎません。オートパイロット使用中のテスラ車の事故は、これまでにも複数報告されていますが、今回の事故はそれらと少し異なる点があります。 テスラはこれまでにも、オートパイロットシステムに運転を任せている間もドライバーは道路から目を離してはいけない、と公式に伝えてきました。“自動運転”などと誤解を生むようなシステム名称ではあるものの、ドライバーはいつでも手動で制御できるようスタンバイしておく必要があります。 今回、事故を起こしたテスラ車のドライバーは、台湾の国道1号線で横転したトラックからオートパイロットが回避できないことがわかった時に「ブレーキを踏んだ
鹿島建設と競技プログラミングコンテストサイトを運営するAtCoderが、土木業界におけるエンジニアの育成、就業に乗り出している。ダムやトンネルなどを造る土木事業とエンジニア。一見すると相反する世界のように感じるかもしれないが、深刻な人手不足が続く今、エンジニアは土木業界における必須人材となっているという。 土木業界の人手不足にエンジニアがどう寄与しているのか。また、土木とエンジニアを結びつけることで、何が変わっていくのか。鹿島建設 技術研究所プリンシパル・リサーチャー兼機械部自動化施工推進室長博士(工学)の三浦悟氏とAtCoder 代表取締役社長の高(漢字ははしごだかの高)橋直大氏に聞いた。 右から、鹿島建設 技術研究所プリンシパル・リサーチャー兼機械部自動化施工推進室長博士(工学)の三浦悟氏とAtCoder 代表取締役社長の高橋直大氏 土木事業に携わる人口が急激に減りつつあるという現状
「アクセルとブレーキの踏み間違え」による事故でよくある「ブレーキを踏んだはず」というのもこの装置によってはっきりわかる。真相解明にはなくてはならない装置となるだろう。※画像はイメージです 2022年夏ごろからEDRを義務化することを国土交通省が発表したという報道が話題となったことを覚えているでしょうか。そのきっかけになったのが池袋暴走事故という話もあります。交通事故の原因解明に役立つというEDRとは、そもそもどのような機能なのでしょうか? 【写真】スズキ・スペーシアのフロントスタイリング もはや自動車好きであればご存じでしょうが、あらためてEDRの由来はといえば「イベント・データ・レコーダー」の略称です。ここでいう「イベント」とはSRSエアバッグが開くようなアクシデントのことを意味しています。そこに至るまでの状況、つまりイベントが起きたときから5~35秒程度さかのぼって記録しておく機能とい
中国で電気自動車のバッテリー交換システムを進めているのはNIOだけではなく、AultonやGeelyも含めて「ビッグ3」となりつつあります。『ChinaAutoReview』元編集長で、中国のEV情報をポッドキャストやSNSで発信しているLei Xing さんから英文記事を寄稿いただきました。今回は全文日本語訳でご紹介します。 【原文英語記事】 NIO, Aulton & Geely : a look into China’s EV battery swapping “Big 3” 中国EV市場でバッテリー交換が旋風を巻き起こす ガソリン車のようにかかる時間は数分で、使い切ったバッテリーをフル充電済みのものに交換できるとしたら、EVを充電するために何時間も待つ人はいないでしょう。 このビジネスモデル及びテクノロジー・イノベーションは新しいものではありません。イスラエルのスタートアップ企業B
ドライバーレスの衝撃—自動運転車が社会を支配する 作者:サミュエル・I・シュウォルツ出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2019/12/07メディア: 単行本この『ドライバーレスの衝撃』は、日々その支配を増しつつある自動運転車について語られた一冊である。自動運転車といっても、今まで人間が運転していた車が一部自動運転に変わるだけで、社会なんて変わらないでしょう、ましてや支配とは、と思うかもしれないが、本書を読めばその意味するところはすぐ理解できるだろう。 実際、車の多くが自動運転者に置き換わっていく過程で、道路の形がかわり、人々の生活がかわり、文化もかわると想定され、さらにはその選択いかんによっては人命が失われたり環境破壊がより進展したりといった悪影響も想定されるのである。たとえば、米国の全雇用の七分の一が輸送に関わっているというが、もし仮にこれがすべて自動運転車に置き換わったら、その分の雇
「フルビット免許」ってどんな免許? 日本の運転免許証には、レア度の高い「フルビット免許」と呼ばれる免許が存在します。あまり聞き馴れない言葉なので、初めて聞いたという人も多いかもしれません。フルビット免許とは一体どんな免許で、どうすれば取得できるのでしょうか。 【画像】マニア心をくすぐるフルビット免許を画像で見る(7枚) 現在、運転免許証は15種類あります。そして免許証には、取得した免許を示すマス目状の「種類」の欄が14個あり、自身が取得した免許が、この枠に「原付」や「普通」などの略式で記載されます。 フルビット免許は、この枠にすべて文字が記載された状態の免許。原付からトレーラー、大型バスまで、日本の公道を走るすべてのクルマを運転することができる、まさに万能免許証です。 一方で、このフルビット免許はなかなかお目にかかれない激レアな存在であるため、この免許を所持している人は「フルビッター」と呼
車載ソフトの欠陥(バグ)をゼロにする開発手法が注目を集めている。自動運転を背景に、ソフトの安全性やセキュリティーをこれまで以上に高める必要性が出てきたためだ。トヨタ系で電動パワーステアリング(EPS)大手のジェイテクトが量産に導入しようとしているほか、自動運転向けの車載SoC(System on Chip)を手掛ける米NVIDIA(エヌビディア)も同様の手法を検討している。 ジェイテクトやエヌビディアが検討しているのは、ソフトに欠陥がないことを数学的に証明する「定理証明(形式手法の一種)」と呼ぶものだ。自動運転やステアバイワイヤ(SBW)の実用化に伴い、車載ソフトの安全要求は急激に高まっている。これまではシステムの主機能に故障が発生した場合、安全機構によってシステムを停止すれば済んでいた。これに対し、自動運転やSBWではシステムを停止するとむしろ危険なため、安全機構によって最低限の機能(バ
うん、まあ、みんな気づいてましたよ。 将来的な自動運転技術の実現を目指し、邁進し続けるTesla(テスラ)とイーロン・マスク氏。そんなマスク氏から、ちょと弱音とも聞こえる発言が漏れています。 Haha, FSD 9 beta is shipping soon, I swear! Generalized self-driving is a hard problem, as it requires solving a large part of real-world AI. Didn’t expect it to be so hard, but the difficulty is obvious in retrospect. Nothing has more degrees of freedom than reality. — Elon Musk (@elonmusk) July 3, 202
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