オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)のナワフ・サラム裁判長(2024年4月30日撮影)。(c)Remko de Waal / ANP / AFP 【5月1日 AFP】国際司法裁判所(ICJ)は4月30日、ドイツの対イスラエル武器輸出の緊急停止を求める中米ニカラグアの請求を却下した。 ニカラグアは、ドイツがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に軍事侵攻するイスラエルに兵器を提供することで、国連(UN)のジェノサイド(集団殺害)条約に違反していると主張し、ドイツを提訴した。 だが、ナワフ・サラム(Nawaf Salam)裁判長は、ICJに示された状況はドイツの対イスラエル武器輸出をめぐり「暫定措置」を講じる正当な理由にならないと述べた。 ICJは、ガザ紛争開始後の昨年11月以降、ドイツからイスラエルへの軍事物資の供給は「ドイツの主張通り」実際に大幅に減少していると認めた。 ド