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超伝導の検索結果1 - 40 件 / 106件

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超伝導に関するエントリは106件あります。 科学研究science などが関連タグです。 人気エントリには 『LK-99は本当に常温常圧超伝導を達成しているのか - 理系のための備忘録』などがあります。
  • LK-99は本当に常温常圧超伝導を達成しているのか - 理系のための備忘録

    先月末、「常温常圧で超伝導を示す物質が作成できた」というニュースが飛び込んできた。合成の成功を主張しているのは韓国の高麗大学の研究チームである。超伝導転移温度は歴代最高温度を大幅に塗り替える127℃と報告されており、これが常圧(大気圧)下で超伝導性を発現するとのことである。現在様々な追試が世界中で進められており、ネット世界をリアルタイムで大いに騒がせている。 本稿では、現時点におけるこの周辺の状況について情報を整理したい。 プロローグ:Lu-HN系の超伝導性? 時はやや遡り、今年の3月。アメリカ合衆国ロチェスター大学の教授であるランガ・P・ディアス(Ranga P. Dias)の研究グループは、294 K(≈ 20.85℃)、1万気圧(≈ 1 GPa; 1ギガパスカル)の条件で含窒素ルテチウムハライド結晶(Lu-HN系)が超伝導性を示すと主張する成果をNature誌において報告した[1]。

    • 常温常圧超伝導体「LK-99」の再現に中国の研究機関が成功と報告!夢の物質がついに実現か? | TEXAL

      先日、韓国の研究者らが発表した、夢の常温常圧超伝導体の再現に成功したとの報告は、過去に類似の報告が数多くもたらされてはきたものの、再現性がなく、実際に超伝導状態が確認出来なかったことから、少しの期待と多くの懐疑のまなざしと共に迎えられた。だが、もしかしたら我々は、歴史の瞬間に立ち会っている可能性もある。 「LK-99」と名付けられたこの化合物は、研究者らによると常温・常圧の状態で超伝導の特性を示す「常温常圧超伝導体」であるとして、先週プレプリントサーバーarXivに発表された。科学会ではこの報告の正当性を確かめるために、研究が進められているが、2つの研究機関から予備的な試験の結果として、実際に発見者らが主張したような超伝導特性を示す特徴が認められたとの報告がもたらされているのだ。 超伝導体とは、平たく言えば電気を損失なく伝導させることができる化合物の事を指す。従来の超伝導体は、氷点下を遙か

        常温常圧超伝導体「LK-99」の再現に中国の研究機関が成功と報告!夢の物質がついに実現か? | TEXAL
      • 第4の超伝導状態「フェルミ面を持つ超伝導」の発見|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科

        東京大学 発表のポイント ◆鉄系超伝導体FeSe1-xSxの一部において、今まで知られていた超伝導では説明できない、超伝導電子の数が金属状態の電子数を大幅に下回る性質を持つことを発見しました。 ◆金属の特徴は「フェルミ面」を持つことですが、超伝導状態では、このフェルミ面(2次元面)が消失する、面が点となる、面が線となる、の3種類が今まで知られていました。今回発見した超伝導はこのいずれにも当てはまらないものです。 ◆これは、理論的に示唆されていた、新しい第4の超伝導状態「フェルミ面を持つ超伝導」が実現していることを示しており、超伝導の新たな可能性をひらくものです。 「フェルミ面を持つ超伝導」のイメージ図 発表概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の松浦康平大学院生(研究当時/現在:同大学大学院工学系研究科助教)、六本木雅生大学院生、橋本顕一郎准教授、芝内孝禎教授らの研究グループは、コロンビ

          第4の超伝導状態「フェルミ面を持つ超伝導」の発見|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科
        • 100年以上も低温下の現象とされた「超伝導」を室温で発生させることに成功

          By Argonne National Laboratory 「超伝導」とは特定の金属や化合物を冷却した際、その物質の電気抵抗がゼロになるという現象です。超伝導が発見された1911年以来、超伝導は「低温下で発生するもの」とされ、最高でも摂氏マイナス23度の環境下で発生していました。しかし、アメリカ・ロチェスター大学の研究チームにより、超伝導が室温でも発生することが明らかになりました。 Room-temperature superconductivity in a carbonaceous sulfur hydride | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-020-2801-z For The First Time, Physicists Have Achieved Superconductivity at Room Temperat

            100年以上も低温下の現象とされた「超伝導」を室温で発生させることに成功
          • 幻の常温常圧超伝導ニュースを超えた! 京大チームが超伝導体で「ノーベル賞級」の大発見か

            LK-99は「エネルギー問題の解決の糸口になる」と期待されたが…(写真はイメージです) Rokas Tenys-Shutterstock <韓国チームの開発したLK-99について、科学界は「常温常圧超伝導体は幻だった」と結論づけている。そんななか、67年前に予言され、理論上だけの存在だった「パインズの悪魔」を京大教授らが観測。ノーベル賞級の研究成果が発表された> 韓国チームが世界初の常温常圧超伝導体(超伝導物質)と主張する「LK-99」は、7月末に発表されて以来、「世紀の大発見か?」と世界中を巻き込む大論争になりました。 「本当だったらノーベル賞級」「エネルギー問題の解決の糸口になる」とされ、超伝導体関連の株式市場まで動きましたが、世界で最も権威がある科学学術誌の一つである「Nature」は16日、オンライン版で「韓国の研究チームが開発したLK-99は常温常圧超伝導体ではない」と報じました

              幻の常温常圧超伝導ニュースを超えた! 京大チームが超伝導体で「ノーベル賞級」の大発見か
            • 常温常圧超伝導体だという「LK-99」に科学誌Natureが懐疑的な見解を示す

              2023年7月、韓国・高麗大学量子エネルギー研究センターの研究チームが発表した「常温・常圧で超伝導を実現する物質」についての論文は大きなセンセーションを巻き起こしました。しかし、各所で行われている再現実験はなかなかうまくいかず、科学ライターのダン・ガリスト氏は科学誌Natureで、「研究者らは懐疑的に見ている」と述べています。 Claimed superconductor LK-99 is an online sensation — but replication efforts fall short https://doi.org/10.1038/d41586-023-02481-0 量子エネルギー研究センターの発表は「常温常圧超伝導」でしたが、記事作成時点で同様に常温常圧での超伝導を再現できたグループはなく、たとえば中国・東南大学の研究チームは110K(およそマイナス163度)での超伝

                常温常圧超伝導体だという「LK-99」に科学誌Natureが懐疑的な見解を示す
              • 田渕 豊 (超伝導量子計算システム工学) - 講演録-23Aug

                特別感謝→ 文字起こし:Notta.ai @大阪/23年8月講演 カッコ内は、講演中に突発的に喋って分かりにくくなったものをカッコで括ったり、意味を後で補ったものです。 皆さんこんにちは。理化学研究所の量子コンピュータ研究センターにいる田渕と申します。今日よろしくお願いいたします。ちょっとですねどんな話をしようかなって迷ったんですけれど、量子コンピュータはとりあえず面白いよと。面白いっていうのさえ伝われば、今日は成功だと思いましょう。 はいちょっと私の自己紹介から始めます。私出身が岡山県でして岡山県の倉敷市というところで、石油化学コンビナート中で生まれています。そこでは石油化学であったりと製鉄があったりと、すごい工業の盛んな町です。私は興味持ったのはああいうコンピュータですね。デジタルコンピュータで小さい頃から昔の古いハチハチを与えてもらって、10年もの前のコンピュータを与えられた私はこれ

                  田渕 豊 (超伝導量子計算システム工学) - 講演録-23Aug
                • 超伝導体内部から質量も電荷もなく光と相互作用もしない「悪魔粒子」を発見! - ナゾロジー

                  悪魔の名にふさわしい不思議な粒子です。 日本の京都大学などで行われた研究によって、超伝導体において「悪魔」の名を持つ粒子が発見されました。 この悪魔粒子は複数の電子によって構成されていながら電荷も質量ももたず、光と相互作用することもありません。 そのため1959年にデヴィッド・パインズによって金属中に存在すると予測されていたものの、実際に観測されたことはありませんでした。 しかし京都大学らの研究者たちが電子を使った新しい測定方法を実施したところ、超伝導体であるストロンチウム・ルテニウム酸化物(Sr2RuO4)の内部に、質量を持たない電子たちによって構成される奇妙な粒子を発見。 徹底的な分析の末に「悪魔粒子」であることが判明しました。 悪魔粒子の発見は超伝導性にどのような影響を与えるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月9日に『Nature』にて掲載されました。

                    超伝導体内部から質量も電荷もなく光と相互作用もしない「悪魔粒子」を発見! - ナゾロジー
                  • ロチェスター大学の“室温超伝導”達成の報告に早速反論「結果が全く再現できなかった」 | TEXAL

                    先日、“室温”かつ実用的な“室圧付近”で超伝導の特性を示した物質の生成に成功した事が、ロチェスター大学の研究者らによって報告されたが、早速この研究に対して疑問が呈されている。 北京分子科学国家実験室、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、シカゴ大学等の研究者らは、木曜日にプレプリントサーバーarXivに投稿した論文の中で、ロチェスター大学が発見した室温超伝導体に関する中国が主導した追試では、摂氏-203度(華氏-333度)でしか、超伝導が達成できなかったと報告している。更に、その状態に到達するためには、研究チームが報告していた圧力よりも遥かに強力な、218ギガパスカルの圧力が必要であった事も合わせて述べている。これは、ロチェスター大学の研究チームが、21℃、1ギガパスカルという実用に適した圧力と温度で超伝導体の結晶を作ることができたと報告された翌日に発表されたものだ。 「Nature誌

                      ロチェスター大学の“室温超伝導”達成の報告に早速反論「結果が全く再現できなかった」 | TEXAL
                    • 「LK-99」は本当に常温常圧超伝導を実現しているのか?検証研究報告のまとめ - ナゾロジー

                      計算では上手くいくはずなのに、実験では失敗しています。 韓国の量子エネルギー研究センター(Q-Centre)で行われた研究によって、人類史上初となる常温常圧超伝導の物質「LK-99」の作成に成功したとの報告が行われました。 研究結果が本当ならば、ロスのない送電システムをはじめ、SFのような技術が実現するでしょう。 しかし研究結果の検証が進むにつれて、シミュレーションでは超伝導性の可能性を示すものの、実際にLK‐99を作ってみた実験では超伝導性の再現が不十分という傾向が明らかになってきました。 いったいなぜ計算結果と実験結果が異なるのでしょうか? 今回はLK-99にかかわる複数の研究結果をまとめ、常温常圧超伝導の真偽に迫りたいと思います。 研究内容の詳細は2023年7月23日に『arXiv』にて、1本目と2本目の論文が公開されました。 Korean team claims to have c

                        「LK-99」は本当に常温常圧超伝導を実現しているのか?検証研究報告のまとめ - ナゾロジー
                      • 「常温常圧の超伝導体」として科学界に旋風を巻き起こしたLK-99が超伝導体ではないことはどのように明らかになったのか?

                        韓国の研究チームが発表した「室温かつ常圧で超伝導状態になる物質・LK-99」については、発表当初から世界中の研究者から注目が集まり、複数の研究機関が再現実験を実施しました。最終的に、LK-99は超伝導体ではないことが明らかになっているのですが、そのプロセスを科学誌のNatureが解説しています。 LK-99 isn’t a superconductor — how science sleuths solved the mystery https://www.nature.com/articles/d41586-023-02585-7 事の発端となったのは、韓国・ソウルのスタートアップであるQuantum Energy Research Centreで働く研究者グループが発表した、「LK-99は少なくとも127度までの温度で超伝導体である」とする研究論文にあります。これまで超伝導体を生み出す

                          「常温常圧の超伝導体」として科学界に旋風を巻き起こしたLK-99が超伝導体ではないことはどのように明らかになったのか?
                        • 超伝導量子コンピュータ向けの極低温環境での量子誤り訂正手法を開発~大規模量子コンピュータ開発の鍵となる技術を世界で初めて実現~ | ニュースリリース | NTT

                          日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:澤田 純、以下「NTT」)と国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学(総長:松尾 清一、所在地:愛知県名古屋市千種区、以下「名古屋大学」)と国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)は、超伝導量子コンピュータが駆動する極低温環境で、実用的な規模の量子コンピュータを制御するのに必要な水準の消費電力、実装規模、速度、誤り訂正の性能などを満たす量子誤り訂正の手法を世界で初めて開発しました。 1.背景・経緯 量子コンピュータは、量子力学の重ね合わせの原理を活用して計算を行う技術で、素因数分解や量子化学計算などの問題を高速に解けることが期待されているため、その開発が世界で盛んに進められています。 古典コンピュータを構成する素子である(古典)ビットは0または1の値をとります。一方、量子コンピュータを構成する素子である量子ビット(※1)は0と1に

                            超伝導量子コンピュータ向けの極低温環境での量子誤り訂正手法を開発~大規模量子コンピュータ開発の鍵となる技術を世界で初めて実現~ | ニュースリリース | NTT
                          • 「室温で超伝導」目前 零下23度で実現、かぎは超高圧:朝日新聞デジタル

                            極低温で物質の電気抵抗がゼロになる超伝導現象。それを「室温」で実現する研究の先陣争いが熾烈(しれつ)だ。超高圧という条件ながら、今春、絶対温度250度(セ氏零下23度)での実現が報告されるなど、一気に現実味をおびてきた。 大阪府豊中市の大阪大極限科学センター。清水克哉教授の研究室に、超高圧をかけた物質を冷却し、電気抵抗の変化などを測る装置がある。 この装置でいま、室温で超伝導になる可能性をもつ有力物質の研究がすすむ。「目指すのは絶対温度300度(セ氏27度)での超伝導の実現です」。清水さんは、そう言った。 研究の突破口を開いたのは硫…

                              「室温で超伝導」目前 零下23度で実現、かぎは超高圧:朝日新聞デジタル
                            • "室温超伝導" は幻?Nature掲載論文が編集者権限で撤回|彩恵りり

                              この記事を読む前に今回のお話は史上初の室温超伝導の達成を主張した論文にまつわる撤回騒動を解説した記事だよ。このお話は、単なる研究の誤りだけでなく、場合によっては捏造かもしれないと、科学世界の闇に関わる話だから、私の普段の解説内容と比較すると、まったくワクワクもしない楽しくもない内容が約1万文字も続くので、そこは注意して読んでほしいんだよ。逆にこういう話に少しでも興味がある人にとっては知ってほしいお話だから、ちょっとまとめてみたという次第だよ。 このような話、前回は楽しくないので有料記事として内容を一部しか公開しなかった、というのをやったけど、今回は全部を無料公開としたよ。この記事を書いているのは10月2日の深夜。3日の夕方にはノーベル賞の発表が始まって、その解説記事にかかりっきりになるから、この記事を速く書き上げてしまいたいという気持ちが優先しているから、内容はだいぶ書き散らしっぱなし、読

                                "室温超伝導" は幻?Nature掲載論文が編集者権限で撤回|彩恵りり
                              • 常温常圧超伝導体「LK-99」再現実験について東南大学のチームがマイナス163度で「抵抗ゼロ」を観測したと発表

                                2023年7月に韓国の研究チームが常温かつ常圧で超伝導状態になる物質「LK-99」に関する未査読論文を公開しました。LK-99が本当に超伝導体なのかを明らかにするべく世界中の研究機関が再現実験に取り組んでおり、2023年8月3日には中国・東南大学の研究チームが「LK-99が110K(約マイナス163度)で抵抗ゼロになることを確認した」とする未査読論文を発表しました。 Observation of zero resistance above 100° K in Pb10−xCux(PO4)6O https://doi.org/10.48550/arXiv.2308.01192 LK99,110K零电阻观测成功_哔哩哔哩_bilibili https://www.bilibili.com/video/BV1pM4y1p7u5/ 電気の抵抗がゼロになる超伝導体はリニアモーターカーや量子コンピュー

                                  常温常圧超伝導体「LK-99」再現実験について東南大学のチームがマイナス163度で「抵抗ゼロ」を観測したと発表
                                • 電気抵抗のない超伝導技術で「2年間永久電流を流すこと」に日本が初成功 - ナゾロジー

                                  非常に低い温度まで冷やしたとき、物質は電気抵抗がゼロになる超電導現象を起こします。 このとき回路を閉じることができれば、そこには外部からの電流供給なしで永遠に電気が流れ続ける「永久電流」を作り出すこともできるのです。 もちろん理屈としては可能そうでも、実際はスイッチなどの接合部分まで超電導状態を維持しなければならないため、実現は非常に困難な技術です。 しかし、理化学研究所などの研究チームは2018年にこれを実現し、さらにそれから約2年間永久電流を安定的に維持し続けることに世界で初めて成功したと報告しています。 これまで数日間の永久電流保持の報告はありましたが、年単位でこれを実現させたのは今回の研究が初めてです。 この成果は、超伝導理論や技術に関する科学雑誌『Superconductor Science and Technology』に2021年9月17日付で掲載されています。

                                    電気抵抗のない超伝導技術で「2年間永久電流を流すこと」に日本が初成功 - ナゾロジー
                                  • 常温常圧超伝導体と主張された「LK-99」結局どうなった? - Lab BRAINS

                                    みなさんこんにちは! サイエンスライターな妖精の彩恵りりだよ! 今回の解説は、2023年7月22日にプレプリントが投稿されて世間を騒がせた、世界初の常温常圧超伝導かもと言われていた物質「LK-99」の解説だよ! もし常温常圧で超伝導を示す物質が実在した場合、それは物理学上の大発見であるために、科学界のみならず株式市場やSNSにいたるまで、様々な反応が出たよね。 でも、ではその後どうなったのか?というのは、追っている人もいればそうでもない人もいるんじゃないかな?ということで、この記事を書いた時点でのLK-99の状況をまとめてみたよ! ただしその前に、まずは基本である超伝導が何かについて振り返りながら解説をしてみるね。 電気抵抗ゼロの「超伝導」という現象 物質には電気を通しやすいもの (導体) と通しにくいもの (不導体・絶縁体) があるというのは義務教育で習うものだけど、この性質は「電気抵抗

                                      常温常圧超伝導体と主張された「LK-99」結局どうなった? - Lab BRAINS
                                    • 一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を発見 -エネルギー非散逸な電子回路の実現に向け期待-

                                      小野輝男 化学研究所教授、安藤冬希 同博士課程学生(研究当時)らの研究グループは、柳瀬陽一 理学研究科教授、荒川智紀 大阪大学助教らと共同で、非対称構造を有する超伝導人工格子において、一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を初めて観測しました。 ダイオードとは、順方向に電流をよく流す一方で逆方向にはほとんど流さない特性を持つ素子であり、整流器・混合器・光検出器など数多くの電子部品に半導体ダイオードが利用されています。しかし、半導体の電気抵抗はゼロでない有限の値を持つため、各部品におけるエネルギー損失の問題が避けられません。そこで、半導体ではなく電気抵抗ゼロの超伝導体にダイオードの特性を付与すること、即ち超伝導ダイオードの実現が望まれていました。 本研究では、ニオブ(Nb)層、バナジウム(V)層、タンタル(Ta)層から構成される非対称構造を有した超伝導人工格子において、臨界電流

                                        一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を発見 -エネルギー非散逸な電子回路の実現に向け期待-
                                      • なぜ「電気抵抗ゼロ=超伝導物質」というわけではないのかという理由を超伝導物質を研究している専門家が解説

                                        韓国・高麗大学量子エネルギー研究センターの研究チームが「常温常圧超伝導を実現した」という論文を発表しました。論文が掲載されたのは査読前論文を掲載するarXivだったため、その真偽はまだはっきりとしていない状態ですが、多くの人が常温常圧超伝導に興味を持ったということで、オーストラリア・モナシュ大学のマイケル・S・フューラー教授が「電気抵抗がゼロだからといって超伝導物質だとはいえない」ことについて、Xに情報をまとめてくれています。 I am seeing a lot of newcomers lately to the room-temperature superconductor rodeo. They might not be aware of the long history of these events, and I think there’s some cross-cultural

                                          なぜ「電気抵抗ゼロ=超伝導物質」というわけではないのかという理由を超伝導物質を研究している専門家が解説
                                        • ほぼ室温超伝導を示す高圧下ランタン水素は量子固体だった | NIMS

                                          ほぼ室温超伝導を示す高圧下ランタン水素は量子固体だった ~予測より低い圧力で超伝導になる理由を理論的に説明 低圧での室温超伝導実現へ道筋~ 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (NIMS) 国立大学法人 東北大学 国立大学法人 東京大学 国立研究開発法人 理化学研究所 NIMSと東北大学、東京大学、理研などで構成される国際研究チームは、温度-23℃というほぼ室温で超伝導になる高圧下ランタン水素が、原子核の量子ゆらぎのおかげで広い圧力域で安定に存在する「量子固体」であることをコンピュータシミュレーションにより発見しました。この発見は、水素を多く含んだ水素リッチ化合物による高温超伝導やさらには室温超伝導がこれまで考えられていたよりも遙かに低い圧力で実現できる可能性を示しています。 NIMSと東北大学、東京大学、理研などで構成される国際研究チームは、温度-23℃というほぼ室温で超伝導になる高圧

                                            ほぼ室温超伝導を示す高圧下ランタン水素は量子固体だった | NIMS
                                          • 室温超伝導がついに実現|大場紀章 エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

                                            ついに、夢の「室温超伝導」が実現されたようです。 ネイチャー誌は10月14日、米ニューヨーク州ロチェスター大学のランガ・ディアスらのチームによる、14.55℃(287.7K)という世界初の"室温"領域の超伝導の報告を掲載しました。物質は水素-硫黄-炭素の三元系で、最高温度の超伝導は267GPa(ギガパスカル)という超高圧下で実現したというものです。 電気抵抗がゼロになる超伝導現象は、送電ロスをゼロにできるため、地球規模での送電を行ったり、コイルの中に電気を流し続けて貯める「永久電流」など、現在のエネルギーの問題を克服する可能性ある夢のテクノロジーですが、現在までの超伝導材料は液体窒素温度まで冷却する必要があるため、より高い温度、できれば「室温」と呼べる温度での超伝導の実現が期待されて来ました。 今回の研究結果は、267GPa(267万気圧)という超高圧下条件であり、人工的にこの圧力を作り出

                                              室温超伝導がついに実現|大場紀章 エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
                                            • 常温常圧超伝導物質「LK-99」について韓国超伝導低温物理学会が「常温超伝導検証委員会」を結成し検証へ

                                              韓国・高麗大学の量子エネルギー研究センターが実現したという「常温常圧超伝導」について、他の大学や研究機関による検証が進む中、韓国超伝導低温物理学会(KSSC)も検証委員会を結成して取り組む方針を明らかにしました。量子エネルギー研究センターからサンプル提供を受けることができれば、ただちに分析を行う姿勢です。 한국초전도저온학회 상온초전도체 검증위원회 발족 http://super.or.kr/ 국내 개발 성공했다는 꿈의 소재 ‘상온 초전도체’ 실체는 - 경향신문 https://www.khan.co.kr/science/science-general/article/202308021450001 KSSCは、常温常圧超伝導物質「LK-99」について、論文が主張する結果が正しければ科学技術分野に大きな影響を与える画期的な研究結果だと認めました。 その上で、ここ数日間、結果の真

                                                常温常圧超伝導物質「LK-99」について韓国超伝導低温物理学会が「常温超伝導検証委員会」を結成し検証へ
                                              • LK-99(常温常圧超伝導体)祭り、韓国版STAP細胞オチで完全終了 : 市況かぶ全力2階建

                                                自称・三大投資家のジム・ロジャーズさん(81)、適当発言で日本株を煽った途端にまた株式市場から辱めを受ける

                                                  LK-99(常温常圧超伝導体)祭り、韓国版STAP細胞オチで完全終了 : 市況かぶ全力2階建
                                                • Natureが室温超伝導の論文を撤回、同一著者の過去の論文が撤回されてから1年2カ月ぶり2度目の撤回へ

                                                  ロチェスター大学のランガ・ディアス氏が率いる研究チームが2023年3月8日に公開した室温超伝導に関する論文について、論文を掲載していたNatureが撤回することを決定しました。ランガ・ディアス氏の論文がNatureから撤回されるのは2022年9月以来、約1年2カ月ぶりの2回目となります。 Retraction Note: Evidence of near-ambient superconductivity in a N-doped lutetium hydride | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-023-06774-2 Nature retracts controversial superconductivity paper by embattled physicist https://www.nature.com/artic

                                                    Natureが室温超伝導の論文を撤回、同一著者の過去の論文が撤回されてから1年2カ月ぶり2度目の撤回へ
                                                  • 隕石から超伝導物質みつかる。宇宙では自然発生するってことか!

                                                    隕石から超伝導物質みつかる。宇宙では自然発生するってことか!2020.03.26 10:0026,779 Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) Photo: Graeme Churchard (Wikimedia Commons) via Gizmodo US 1966年にオーストラリアで見つかったマンドラビラ隕石Ⅰ。細かい粒子に超伝導性が確認された 超電導への飽くなき挑戦。 50年以上前に発見された巨大な隕石のなかから超伝導物質が発見されたそうです。 超電導とは電気抵抗がない状態。電線に電気を通すと抵抗があるのでどうしてもエネルギーロスが生じますが、そのロスがなくなった状態が超電導です。MRIなどの医療機器、リニアモーターカー、そして将来的には量子コンピューターにも活用されますし、超電導が拓く未知の技術革新にも期待がかかっています。

                                                      隕石から超伝導物質みつかる。宇宙では自然発生するってことか!
                                                    • 京都大学、片方向のみ電気抵抗をゼロにできる超伝導ダイオード効果を持つ材料を発見 | スラド サイエンス

                                                      京都大学の小野輝男教授らの研究チームは、一方向に電流が流れる場合のみ電気抵抗がゼロとなる「超伝導ダイオード効果」を初めて観測したそうだ(京都大学、nature、natureアジア、Engadget)。 現在使われているダイオードは半導体ダイオード中心だが、電気抵抗によってエネルギー損失が発生し、それにより発熱が起きている。このエネルギー損失をゼロにできれば、低消費電力で発熱の少ない回路が生み出せる。 今回、研究チームの開発した超伝導ダイオードは、ニオブ(Nb)層、バナジウム(V)層、タンタル(Ta)層から構成される人工超格子で実現されているという。通常のダイオードのように異なる素材を真ん中で接続するのではなく、複数の素材を繰り返し積層される形で⼈⼯的に作製された結晶格⼦が使われている。研究ではこの超伝導人工格子上で超伝導ダイオード効果が起きることが実証されたとしている。

                                                      • 物理学:水素化物の室温超伝導 | Nature | Nature Portfolio

                                                        水素化物(水素を豊富に含む化合物で、有機物成分に由来する)に高い圧力をかけたところ、室温での超伝導が観測されたことを報告する論文が、今週、Nature に掲載される。今回の発見は、完全に効率的な電気システムを作るという宿願の実現に向けた一歩となる。 超伝導とは、電気エネルギーが抵抗なく物質中を移動する現象である。超伝導効果は最初、絶対零度に近い温度で観測された。室温での超伝導が実現すれば、熱の発生が最小限に抑えられて、導電体と電気デバイスの効率が高くなる可能性がある。 高圧力下の水素に富んだ材料は、実証可能な超伝導温度が他の材料よりも高く、摂氏マイナス23度程度であることが明らかになっている。今回、Ranga Diasたちの研究チームは、電気抵抗ゼロの超伝導状態が達成される温度を摂氏15度まで引き上げた。この超伝導効果は、光化学的に合成される炭素質水素化硫黄の三元系において、267ギガパス

                                                          物理学:水素化物の室温超伝導 | Nature | Nature Portfolio
                                                        • 鉛が超低温で新たな超伝導状態、千葉大らが発見

                                                          45mK以下の超低温環境かつ、超高真空環境で実験 千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授らによる研究グループと、独カールスルーエ工科大学のウルフヘケル教授らによる研究グループで構成された国際共同研究チームは2023年9月、これまで「第一種超伝導体」と呼ばれてきた鉛(Pb)が、超低温環境では「第一種超伝導体」ではないことを発見したと発表した。 超伝導物質は、極低温で抵抗が「ゼロ」となる。このため省エネ材料としてリニアモーターカーなどに採用され、実用化に向けた研究が進む。超伝導物質に磁場をかけ、その磁力が臨界磁場に達すると、瞬時に超伝導から普通の金属に変わるという。こうした物質は「第一種超伝導体」と呼ばれている。Pbも100年前から第一種超伝導体と考えられてきた。 これに対し、同じ超伝導物質でありながら、ニオブ(Nb)のように臨界磁場を超えてもすぐには金属に変化しない物質もある。磁場がNb内

                                                            鉛が超低温で新たな超伝導状態、千葉大らが発見
                                                          • 理研と富士通、超伝導量子コンピュータ実用化へ

                                                            理化学研究所(理研)と富士通は、「理研RQC-富士通連携センター」を開設した。1000量子ビット級「超伝導量子コンピュータ」の実用化に向けて、基盤技術を共同で開発していく。 超伝導量子コンピュータを1000量子ビット級へと大規模化 理化学研究所(理研)と富士通は2021年4月、理研が埼玉・和光市に設けた「量子コンピュータ研究センター(RQC)」内に「理研RQC-富士通連携センター」を開設した。1000量子ビット級「超伝導量子コンピュータ」の実用化に向けて、基盤技術を共同で開発していく。 理研は、内閣が策定した「量子技術イノベーション戦略」に基づき、量子コンピュータに関連する基礎理論や基礎技術、ハードウェアおよび、ソフトウェアの研究開発拠点としてRQCを2021年4月1日に設置した。 一方、富士通は量子コンピューティング技術を応用して組み合わせ最適化問題を高速に解く技術「デジタルアニーラ」を

                                                              理研と富士通、超伝導量子コンピュータ実用化へ
                                                            • 東大ら、超伝導の新たなメカニズムの検証に成功

                                                                東大ら、超伝導の新たなメカニズムの検証に成功
                                                              • NICTや産総研ら、世界初の「窒化物超伝導量子ビット」開発

                                                                  NICTや産総研ら、世界初の「窒化物超伝導量子ビット」開発
                                                                • MITが核融合発電所に必要となる「超伝導電磁石の磁場強度」で世界記録を更新したと報告

                                                                  マサチューセッツ工科大学(MIT)が2015年から民間企業と提携し進めていた「超伝導電磁石」の開発で、新たに史上最強の磁場強度を持つ超伝導電磁石の作成に成功したと報告しました。 MIT-designed project achieves major advance toward fusion energy | MIT News | Massachusetts Institute of Technology https://news.mit.edu/2021/MIT-CFS-major-advance-toward-fusion-energy-0908 Fusion startup builds 10-foot-high, 20-tesla superconducting magnet | Ars Technica https://arstechnica.com/science/2021/0

                                                                    MITが核融合発電所に必要となる「超伝導電磁石の磁場強度」で世界記録を更新したと報告
                                                                  • これまでの高温超伝導体は乱れていたことが判明 ―乱れを除去して激変した電荷の振る舞い― | 物性研究所

                                                                    発表のポイント 銅酸化物高温超伝導体において、電荷が微少かつ均一に分布する乱れの無い極めて綺麗な結晶面を見出し、その電荷の振る舞いを解明した。 電荷分布に乱れのない綺麗な結晶面では、従来の常識に反して、モット絶縁体に注入される電荷が限りなく微少であっても長寿命の粒子が生成され、自由に動き回れることが分かった。 37年もの歴史を経て構築された銅酸化物高温超伝導体の電子相図は、乱れの影響を受けた結晶面特有のものである可能性が高い。それに変わるより本質的な電子相図を見出したことで、高温超伝導研究に新展開が期待される。 発表概要 東京大学物性研究所の黒川輝風大学院生(同大学大学院理学系研究科在籍(当時))、近藤猛准教授、および東京理科大学先進工学部電子システム工学科の磯野隼佑大学院生(当時)、常盤和靖教授の研究グループは、東京大学物性研究所の小濱芳允准教授、東京理科大学先進工学部物理工学科の遠山貴

                                                                    • 東北大、高温超伝導の解明につながる硫化鉄を用いた超薄膜作製に成功

                                                                        東北大、高温超伝導の解明につながる硫化鉄を用いた超薄膜作製に成功
                                                                      • 日本の研究グループが世界新の成果 今さら聞けない「超伝導」の基礎と歩み

                                                                        超伝導の特徴は「マイスナー効果」が起こること。超伝導体の上に磁石を乗せると空中に浮かぶ「磁気浮上」が観察される(写真はイメージです) ktsimage-iStock <生活に直結する実用的な科学技術で、日本人研究者の貢献も目立つ超伝導研究。発見されてからの100年の歴史と応用例について概観する> 成蹊大、東大などの研究グループは、世界最高の超伝導臨界電流密度(Jc)を持つ材料を作成したと発表しました。マイナス269℃で、1平方センチメートル当たり1億5千万アンペアを達成。総合科学誌Nature系の専門誌「NPG Asia Materials」に掲載されました。 超伝導(「超電導」とも記述)は、研究の発展の節目ごとに何度もノーベル賞を受賞しており、日本人研究者の貢献も顕著な分野です。医療用のMRI(磁気共鳴画像診断)などで、すでに私たちの生活にも導入されている、実用的な科学技術でもあります。

                                                                          日本の研究グループが世界新の成果 今さら聞けない「超伝導」の基礎と歩み
                                                                        • 例の超伝導体LK-99の動向追ってるけど面白い

                                                                          個人的にも眉唾ものではあるけど、ここ2,3日ワクワクしながら動向を追っている常温超伝導体LK-99。 発表までの経緯も判明していて、それが面白かった。 実は今回のarxivへの最初の発表は研究チームのメンバー「だった」クォンという教授が独断で行ったらしい。 クォン教授はLK-99はガチだと考えてるみたいで、自分がその発見者としての栄誉にあずかりたかったんじゃないかと推測されている。 だから論文の英語はおかしく、論文そのものにも欠陥があると言われている。 また論文中のWe believe that our new development will be a brand-new historical event that opens a new era for humankind. (私たちの新たな発展は、人類の新たな時代を切り開く全く新しい歴史的出来事となると信じています。)という大袈裟な表

                                                                            例の超伝導体LK-99の動向追ってるけど面白い
                                                                          • 日立がシリコン量子ビットの開発に向け前進、超伝導量子ビットを超えるか

                                                                            日立がシリコン量子ビットの開発に向け前進、超伝導量子ビットを超えるか:量子コンピュータ(1/3 ページ) 日立製作所(以下、日立)が同社の量子コンピューティング技術について説明。古典コンピュータを用いてアニーリング型の量子コンピューティングを行う「CMOSアニーリング」は事業化の段階に入っている。米中で研究開発が進むゲート型についても、シリコン半導体技術をベースとする「シリコン量子ビット」の開発で一定の成果を得ているという。 日立製作所(以下、日立)は2021年9月14日、オンラインで会見を開き、同社が開発を進めている量子コンピューティング技術について説明した。2013年から研究開発をスタートした古典コンピュータを用いてアニーリング型の量子コンピューティングを行う「CMOSアニーリング」は2020年から事業化の段階に入っており、米国や中国で研究開発が進むゲート型についても、従来のシリコン半

                                                                              日立がシリコン量子ビットの開発に向け前進、超伝導量子ビットを超えるか
                                                                            • 【改題】室温超伝導ふたたび!~大丈夫じゃなかった、Natureの論文だもん!~

                                                                              Superconductivity scandal: the inside story of deception in a rising star's physics lab

                                                                                【改題】室温超伝導ふたたび!~大丈夫じゃなかった、Natureの論文だもん!~
                                                                              • 富士通と理研、新型超伝導量子コンピュータを開発

                                                                                  富士通と理研、新型超伝導量子コンピュータを開発
                                                                                • ついに実現、室温超伝導? それともまたも幻で終わるのか? 100年の歴史の転換点、いま超伝導研究で進行している出来事とは | JBpress (ジェイビープレス)

                                                                                  (小谷太郎:大学教員・サイエンスライター) さる3月、米国ロチェスター大学のランガ・ディアス博士の研究グループが、室温で超伝導状態を実現したと発表しました。もしも本当ならば、産業に革命をもたらし、社会を変え、エネルギー問題も環境問題も片っ端から解決する大発見、人類の夢がついに実現です。 しかしこの報告を超伝導の専門家は手放しで喜んだわけではなく、業界の反応は複雑でした。なぜなら、ディアス博士が共著者になった論文がかつて、不自然なデータ処理を指摘されて、撤回されたことがあったからです。「今回ももしや・・・?」と疑う人や、ディアス博士の他の論文にも疑わしい点があると言う人もいました。 追試の結果も思わしくありませんでした。ディアス博士の報告した物質は超伝導状態を示さないという報告が相次ぎました。 しかしついに6月9日(協定世界時)、他の研究グループがディアス博士の実験の再現に成功したという報告

                                                                                    ついに実現、室温超伝導? それともまたも幻で終わるのか? 100年の歴史の転換点、いま超伝導研究で進行している出来事とは | JBpress (ジェイビープレス)

                                                                                  新着記事