インターネット通販大手「アマゾンジャパン」の商品を長崎市などで運ぶ配達員でつくる労働組合「東京ユニオン・アマゾン配達員組合長崎支部」は7日、労組側の就業継続の要求に配送の1次下請け業者が応じなかったとして、通告通り8日にストライキを実施すると決めた。アマゾンジャパンの配達員によるストは全国初とみられる。 配達員たちは3次下請けに当たる個人事業主として、2次下請け業者と業務委託契約を結び、宅配事業に従事している。 2次下請けによると、1次下請けの社員から運送費の架空請求を受けたとして賠償を求めたところ、1次下請けから2023年12月、委託契約を24年4月8日で終了すると通知された。労組は1次下請けに対し配達員の就業継続に向けた団体交渉を求めていた。 労組は8日に長崎市内でスト集会を開く予定。6日には長崎県トラック協会などに対し、スト中に他社の配達員を配置しないことなどを要請した。【樋口岳大】