(金 愛:フリージャーナリスト) 新型コロナウイルス感染症の影響で、韓国の映画館がかつてない不振に苦しむ中、「劇場版鬼滅の刃:無限列車編」が観客数100万人を突破する大ヒットを続けている。 世界最大規模の動画ストリーミング(OTT)プラットフォーム「ネットフリックス」でも、先月のシリーズ公開以来、ボックスオフィス(興行収入)の上位圏にランクインして韓国の人気を独占。SNSには「鬼滅の刃」の賛辞が殺到し、関連グッズの販売も大幅に上昇している。 リアル無限城を想起させる大川荘(写真) 「NO JAPAN」を旗頭にした反日不買運動で史上最悪となった韓国の反日基調は一瞬にしてくじけたようだ。だが、「選択的不買運動」と嘲弄される「鬼滅の刃」旋風が吹き荒れる中、韓国の反日勢力が主人公である竈門炭治郎の耳飾りが「旭日旗」の形に似ていると提起して論議をさらに増幅させ、劇場版とネットフリックス版で炭治郎の耳