わたしは、自分のことをモノシリだと思っていました。 20代初めの頃から、読書会などを通じて、自分よりもひと回りから、ふた回りくらい年上の方々とお付き合いをすることが多かったせいか、わりと昔のこととか、わたしの世代では知ってるほうが珍しいような言葉を、聞いたり知ったりする機会が多かったように思います。だから、会社などでもよく、上司や先輩たちから「なんで、アンタの年でそんなん知ってるんや。年、ゴマかしてんのんちゃうか?」などと言われてきたので、わたしは、わたしってモノシリや、わーい、わーい、などと心の中でひそかに、モノシリな自分を自負していたりしました。けれども、最近、わたしは、自分がかなりなモノシラズであることに気がつきました。ええ!そんなことも知らんかったん!と驚きアキれかえられることが、とても多くなってきたのです。まさに、井の中のカワズ飛び込むみぴょこぴょこです。きのうも、そのように、