アメリカ海軍機による、沈没日本艦船の漂流者への銃撃の話から、いよいよ「人種差別」という、大きなテーマへと話を続けます。 前ページで引用したように、戦艦大和の艦長、及び駆逐艦天津風の艦長、つまり当時の日本海軍の軍艦乗り組みの士官にとっては、漂流しているアメリカ軍将兵を軍艦の兵器によって銃撃するのは、「常識」に反することでした。 しかし、アメリカ軍は、漂流している日本人将兵を銃撃するのは当然の措置として、普通に行っていました。 大和以下第2艦隊の沖縄特攻に関しては、日本軍将兵の残した資料だけではなく、イギリスのジャーナリスト、ラッセル・スパーも、日本側・アメリカ軍側双方の証言を元に、次のように著しています。(以下の引用のうち、赤い太字と改行のあとの行間の設定は、引用者が施しました。) 「 艦長(引用者注 軽巡洋艦矢矧の艦長)は靴を脱ぎながら腕時計を見た。1405だった。指揮所の鉄の甲板
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