米IBMは3月3日、銅配線の代わりに光配線を使ってコンピュータチップを接続する世界最高速のデバイスを開発したと発表した。 このデバイスは「nanophotonic avalanche photodetector(ナノフォトニクスアバランシェ光検出器)」と呼ばれ、光信号を使ってコンピュータチップ間でデータを転送する。40Gbpsの光信号を受信して、同時にそれを10倍に増幅でき、この種のデバイスでは世界最高速という。また必要な電圧は1.5Vと、従来のアバランシェ光検出器(20~30V)よりかなり低くなっている。 このデバイスは、ゲルマニウムの「電子雪崩」効果を利用している。これは光信号の電子の数が雪崩のように何倍にも増えていく現象。このデバイスは、わずか数十ナノメートルの間に高速に電子雪崩を起こす。サイズが小さいため、ノイズも従来と比べて50~70%減るという。 このデバイスはマイクロプロセッ
品質のそろった金属ナノ粒子を安全かつメンテナンスフリーで24時間連続合成。 半導体マイクロ波発生源採用によりマイクロ波照射の制御性が向上し、装置の小型化が可能。 合成条件の変更にも迅速・容易に対応でき、今後の多品種少量生産用途への展開に期待。 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)コンパクト化学プロセス研究センター【研究センター長 水上 富士夫】触媒反応チーム【研究チーム長 白井 誠之】の 西岡 将輝 研究員は、株式会社 新光化学工業所【代表取締役 國上 溥】と共同で、金属ナノ粒子連続合成装置を開発し、品質のそろった金属ナノ粒子を連続合成するプロセスを実用化した。この金属ナノ粒子連続合成装置は、産総研と株式会社 IDX【代表取締役社長 藤井 修逸】(以下「IDX」という)が共同で開発した、マイクロ波利用流通型反応装置の技術を利用している。 これまで原
昔から知られた低分子有機化合物クロコン酸が、有機系物質としては最高レベルの分極性能や動作温度を示した。 強誘電性を示す物質は、多彩な電子機能、光機能の基礎となる重要な材料である。 他の有機化合物も強誘電性を持つ可能性があることを示唆する。 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)光技術研究部門【研究部門長 渡辺 正信】強相関フォトエレクトロニクスグループ【研究グループ長 長谷川 達生】堀内 佐智雄 主任研究員は、国立大学法人 東京大学【総長 濱田 純一】大学院工学系研究科物理工学専攻 十倉 好紀 教授、大学院理学系研究科物理学専攻 島野 亮 准教授および独立行政法人 科学技術振興機構【理事長 北澤 宏一】(以下「JST」という)徳永 祐介 研究員、伊藤 弘毅 前研究員(現東北大学 助教)と共同で、低分子のクロコン酸が有機化合物としては最高の分極性能をも
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発表・掲載日:2010/02/12 環境技術や健康医療に貢献するナノテクノロジー部品の精巧な模型を製作 -リアルで立体感のある表現を工夫- ポイント 光触媒や二次電池、センサーなどを構成するナノテクノロジー部品の精巧な立体模型 ナノテクノロジーのしくみや部品がよくわかる ナノテクノロジーを身近にする展示用の模型として期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)は、太陽光発電、燃料電池、強くて超軽量な新素材などグリーン・イノベーションに貢献する材料やシステムの開発、あるいは健康、医療などのライフ・イノベーションに寄与するセンサーやバイオ材料に関するナノテクノロジーの先端的な研究開発を推進している。今回、ナノテクノロジーの理解を助けるナノ粒子やナノ薄膜などを精巧に模擬した立体模型6点を製作した。 これらの模型は、電子顕微鏡などの先端装置を用いて得られた情
現行テープ比約44倍(*1)の「35テラバイト」大容量データカートリッジの開発が可能に! 独自のバリウムフェライト(BaFe)磁性体により、リニア記録(*2)の磁気テープで 世界最高密度「29.5Gbpsi」のデータ記録を実現 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、IBM Corporation (米国ニューヨーク州)との共同研究により、データストレージメディアの大容量化に貢献する「バリウムフェライト磁性体(以下、BaFe磁性体)」を採用し、リニア記録の磁気テープで、世界最高の面記録密度となる29.5Gbpsi(*3)のデータ記録を実現しました(*4)。これにより、1巻当たりの記録容量がLTO(*5) Generation4カートリッジ比で約44倍となる、35TB(テラバイト(*6))の大容量データカートリッジの開発が可能となります。 現在、データストレージメディアは使用するデータ
12/17 赤外線天文衛星「あかり」、小惑星に水を発見 12/17 第二の地球を発見するための新しい多色同時撮像カメラMuSCAT2が完成 12/12 結晶質岩(花崗岩)内の割れ目評価のための新知見 12/01 世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント 11/30 超巨大ブラックホールを取り巻くドーナツ構造の正体を暴く 11/23 メチルは端だが役に立つ? 11/22 高圧下における水素結合の対称化の直接観察に成功 11/09 受精時にホヤ精子が誘引物質を受容する機構を解明 10/29 長すぎるアルコールが生物に作用しない原因を解明 10/25 光を巧みに操ることで新しい分子分光法の開発に成功 10/22 カーボンナノチューブの新展開:水中で働く不斉触媒の高機能化を実現 10/12 潮の満ち引きと気候を繋ぐメカニズムをシミュレーションで解明 10/05 “退屈な10億年”は飢え
[Part1] 増加する宇宙ごみ 監視へ動く国際社会 宇宙で今、大きな問題になりつつあるのが「スペースデブリ」と呼ばれる宇宙ごみだ。米航空宇宙局(NASA)が電算処理して公表している画像は、まるで無数のカビの胞子が地球にまとわりついているように見える。 宇宙ごみの実体は、寿命の尽きた人工衛星やその部品、ロケットの残骸、破片など。大きさも種類もさまざまだ。 宇宙ごみは、小さな破片からこんな「粗大ごみ」までさまざまだ photo:US AIR FORCE NASAで宇宙ごみ対策の責任者を務めるニコラス・ジョンソンによると、観測可能な直径10cm以上のものだけでも約1万9000個。直径1mm以下の微少ごみも含めると数千万個に及ぶ。 問題は、こうしたごみが地球のまわりを高速で周回していることにある。人工衛星が密集する高度2000km以下の低軌道だと、ごみのスピードは鉄砲の弾より速い秒速8kmに達す
発表・掲載日:2010/01/14 スピンRAM(MRAM)の大容量化につながる新構造のTMR素子 -情報記憶の安定化と省電力化を両立- ポイント 同一磁化方向の2枚の強磁性層からなる、新しい積層型フリー層のTMR素子 高い情報記憶安定性と書き込み電力量の低減を両立させた素子構造 面内磁化膜では最大1 Gbit、垂直磁化膜では10 Gbit程度のスピンRAMが実現可能 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)エレクトロニクス研究部門【研究部門長 金丸 正剛】スピントロニクスグループ 湯浅 新治 研究グループ長、久保田 均 主任研究員は、面内磁化CoFeB/MgO/CoFeB-TMR素子をベースとして、平行結合積層型フリー層により高い情報記憶安定性と書き込み電力量低減を両立させた新構造のTMR素子を開発した。 ギガビット(Gbit)級の次世代磁気抵抗ラン
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